島で殺人事件が起きたにも関わらず犯人探しができないという摩訶不思議なストーリー。方舟に続いて設定がほんとうに面白いなと思った。井上真偽さんや今村昌弘さんもそうだが、新しいトリックというより、どんな状況を作る能力が今は大切なのかなと素人ながらに思った。

島で殺人事件が起きたにも関わらず犯人探しができないという摩訶不思議なストーリー。方舟に続いて設定がほんとうに面白いなと思った。井上真偽さんや今村昌弘さんもそうだが、新しいトリックというより、どんな状況を作る能力が今は大切なのかなと素人ながらに思った。

漁師からお客へ魚の直接販売を達成したシングルマザー坪内さんの話。漁師というthe男の世界で初めてのことに挑み、漁業という大きい壁もありながら、課題を少しずつ解決して売上を伸ばした軌跡はすごいなと思った。やはりなんでもどんな課題でもちゃんと解決することが、無視しないことが大切なんだと思った。

黄金比ってこんな計算式なんやとか、そこからピラミッドや五角形や正多面体、フィボナッチ数列などの数学に展開していく。フィボナッチ数列があんなにいろんな公式あるとか知らんやったし、木の枝とフィボナッチ数列の関係は注意してみてみたいなと思えた。遠そうで近い数学、また違った視点で物を見てみたい。

魚の養殖や漁、鮮度の保ち方、鯖缶や豊洲市場まで幅広く書かれていた。綺麗事かもしれないが、神経抜きされた魚は何を感じているのか痛くはないだろうが、それは命を頂く方法としては適していないのではないかなと思った。あと近年漁具による海洋プラスチックの問題もあるので、それも書かれているとより多くの人に知って貰えて良かったなと思った。

中村先生の本だけでは理解できなかったので、ちゃんと理解するためにより初歩的な本で改めて勉強。ゼータ関数とそれまで出てきてた数式の関係がごちゃごちゃしてたが、この本のおかげである程度すっきりした！ それにしても何回読んでもかっこよすぎる！「ゼータ関数の非自明な０点は、実部が1/2上にある」

女流棋士である香川愛生さんの自叙伝。すごいいいなと思えたのが休日に子供を教えることについて、共働きが多く貴重な土日をお金を払って将棋を習いにきてる親子のために子供にどう教えたらいいか書かれている内容が作者の人となりを表しているようでとても素敵な考え方だなと思った。僕も普段から人の時間を頂いて色々教えてもらっているので、同じ誤りをしないとか改めて時間をいただくことについて考える機会になった。

内容は20%も理解できてないが、リーマン予想とは素数計数定理（その数までに素数が何個あるか）であり、それはバーゼル問題のような正の整数の逆数のs乗と素数の逆数のs乗の積で表され、更に正の逆数の足し算は複素関数で表される。素数と複素数に関係があって、数学が生み出してきた概念はほんとうに不思議で深遠だなと思う！

香川さんの自叙伝。こんなに怪我に苦しんでたなんて知らんかったし、プレミアファンなら忘れられないマンUでのハットトリックやファーガーソンからの誘いや退任、各国のリーグの違いなど細かく書いてあって面白かった。こんな選手でも緊張もすれば感情もむき出しになるし、テレビ越しの人とは人間臭さもよかった！

オーマイゴッド！

おもろすぎて一日で読破！最近のトヨタの事情はわかるし、どっかでトヨタのような企業の社長や取締役は自分とは違う人間と思ってたが、描かれていたのは情けないシーンが多かった。もちろん作品の中にそれに当てはまらない素晴らしい人達も数々登場したが、所詮人間はそんな変わらんとも思えた。世襲という日本独特の文化を克服しようとする人たちに期待したい！

一昨年か昨年に行われたトヨタのセレモニーで大々的な電気自動車のお披露目会があった。今まで電気自動車造れてなかったのに、その会見で一気に発表したので裏ではなんだかんだ上手くやってたのかと思ってたらそんなこと。本書では電気自動車開発の経緯も描かれており、どこまで本当かは分からないがあの急転直下の発表も見るとやはり本当かと思ってしまう。明日から出張なので新幹線で3部作目も読まねば！