(作者のセンスやチョイスが素晴らしいのは前提として)詩に対して無知な自分でもとても楽しめ、その情景が思い浮かぶような詩ばかりでとても面白かった 茨木のり子さんがもつ感受性や説明を見ながら読むと、とても分かりやすく表現がどのように施されているのかがわかり楽しかった 何度でも読み返したい本でした

還りなんが特に好きな雰囲気でよかったが、それまでに掲載された短編も読んだ上で最後にこれがあるというのも相まって良いと思ったんだと思う

欲望は欠けたものがあれば尽きることがなく、理想と現実の乖離に苦しむ。救われるとしたら自分の実際の(?)在り方を肯定することが幸福である。というある種諦観めいた話だなと思ったが、諦観こそが安寧なのかもしれないと思った。 また、この本で享楽や欲動の箇所はバタイユの蕩尽を彷彿とさせた。

(作者のセンスやチョイスが素晴らしいのは前提として)詩に対して無知な自分でもとても楽しめ、その情景が思い浮かぶような詩ばかりでとても面白かった 茨木のり子さんがもつ感受性や説明を見ながら読むと、とても分かりやすく表現がどのように施されているのかがわかり楽しかった 何度でも読み返したい本でした

アルキメデスめちゃくちゃ賢すぎると思った。彼がある程度裕福なのと、穏やかな時期のシラクサにいたというのも相まってあんな天才的な発明や発想が出来たんだろうなとは思った。 あと、イデア論ではギリシア的学問階梯という学問の序列があったことが1番びっくりした。上の順位が証明したものは下の学問が使ってもいいが、下の学問が証明したものは上の順位の学問では使用不可という理不尽なシステムのことを知らなかった。