歴然たる規模の違いこそあれ同業に身を置いていた者として納得感このうえない。伊波二郎氏の表紙のイラストに騙されてはいけない。実際に著者はメガバンクで管理職を担っているエリートであることに疑いの余地はない。タイトル通りぐだぐだな部分もあるが、それらの大部分は著者に起因するものではなく銀行自体や上司に係るもので、著者の頑張りにほっこりさせられるコラムも多い。「シャイロックの子供たち」のレビューにも書いたが、こうした旧態然とした銀行の常識が今なお続いているとしたならば二度とその世界には戻りたくない。 ☆☆☆★★

Prime Reading本、クルーズ船内にて読了。10人のミニマリストの頑張らずに心地良く暮らすコツをまとめた読み物。こうした断捨離系にありがちなAfterの綺麗な写真ばかりを並べ連ねられてもそこに至る過程がハッキリとは見えて来ない。特に具体的にこの手法は使えるかなと刺さるものもなかったような気がする。それらの写真類は目指すところのイメージとして捉える程度には参考になるかもしれない。 ☆☆☆★★

自身引き籠りで人付き合いが苦手で友人もほとんどいないので言いたいことは分からないでもないが、わざわざ本に書くようなことかと思えるコラムが大部分。恥ずかしながらP55にある「えずく」と言う言葉は初めて聞いたのだけど一般的なのかな。 ☆☆★★★

歴然たる規模の違いこそあれ同業に身を置いていた者として納得感このうえない。伊波二郎氏の表紙のイラストに騙されてはいけない。実際に著者はメガバンクで管理職を担っているエリートであることに疑いの余地はない。タイトル通りぐだぐだな部分もあるが、それらの大部分は著者に起因するものではなく銀行自体や上司に係るもので、著者の頑張りにほっこりさせられるコラムも多い。「シャイロックの子供たち」のレビューにも書いたが、こうした旧態然とした銀行の常識が今なお続いているとしたならば二度とその世界には戻りたくない。 ☆☆☆★★

刑事の「枷」、恥ずかしながら枷の字が読めなかった。交番上がりの主人公は、文中でも言及されているとおり新米刑事にしては図々しく技量度合いも現実的ではないなど、残念ながら登場するキャラクターには誰一人として共感できなかった。とは言え大雑把に先が読めるところもありながらも過去の事件と現在の事件が収斂していくストーリー展開は大いに楽しめた。舞台となる川崎市周辺の土地勘があるとさらに楽しめたであろう。映像化するならば、村上翼は永山絢斗、梶山は西島秀俊、速水は及川光博あたりか。 ☆☆☆☆★