読書メーター KADOKAWA Group

2024年4月の読書メーターまとめ

きらり
読んだ本
30
読んだページ
6026ページ
感想・レビュー
30
ナイス
2267ナイス

2024年4月に読んだ本
30

2024年4月のお気に入り登録
2

  • ぺち
  • ゆう*

2024年4月のお気に入られ登録
14

  • ふみ
  • shige@甘味好き
  • RYOyan
  • 祐樹一依
  • やきなす
  • mori
  • Nao
  • 神在月
  • ぺち
  • ゆう*
  • book 好き母さん☺︎
  • ゆたか
  • Kazuki
  • いーら

2024年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

きらり
【人事がほんの短い時間で、常に最適な学生を採用できていると思いますか?】 二転三転どころか六転七転くらいする真実とスリリングな展開に魅せられ、ページを捲る手が止まらない。縦横無尽に張り巡らされた伏線とそれらが華麗に回収される様は一種の芸術のよう。本作が他のミステリーと異なるのは、単なる犯人捜しだけでなく、「人を評価する」という難題を前に人間の本質が炙り出される部分に焦点が置かれている点だと思う。「イイ人っぽい人とはどんな人?」「あなたは人を見る目がありますか?」と試されているような感覚に陥る作品だった。
射手座の天使あきちゃん
2024/04/12 20:38

たかが30分の面接で学生の人生を左右するのは酷な話ですね!

きらり
2024/04/12 21:28

本当に!面接官の好き嫌いも関係しそうですし、作品の中にもあったように「運」なのかもしれないですね😣

が「ナイス!」と言っています。

2024年4月の感想・レビュー一覧
30

きらり
ネタバレ【喜びが否応なく広がる。前にいけた。私が前に。後ろに人がいなければ列に価値はない。】 他者との比較や競争を『列』に見立て、人間の深層心理に切り込む哲学的な作品。なぜ人は、後ろに人がいないと、誰かに羨ましがってもらわないと満足できないのだろうか。後ろにまだ人がいる安心感、誰かより前に進んでいることでしか得られない優越感。人はそんなもので己の自尊心を満たし、心の均衡を保っているのだろう。まるで後ろからそっと耳元で「あなたも周りとの比較と競争から一生逃れられないのよ」と囁かれたようなじっとりとした感触があった。
が「ナイス!」と言っています。
きらり
ネタバレ【恋人でいて嫌われるより、友達に戻って嫌われないでいたい】 笠町さんのこのセリフ、すごくズルいし自分勝手なんだけど、ものすごく共感できる。今回は槙生と笠町さんのクライマックスのシーンに釘付けになり気持ち全部持ってかれそうになったんだけど、個人的には恋人には戻らず、お互いパートナーができるまでは今の関係を続けてほしいなぁ。そして、朝の親友であるえみり!私が勝手に相容れない仲と思い込んでいた槙生とえみりに精神的(感覚的?)に少し似ている部分があるとは……意外。この2人の今後のやり取りにも注目していきたい。
が「ナイス!」と言っています。
きらり
ネタバレ【みんなが皆、千夏みたいに努力できると思わないで】 大喜と千夏の買い物デートから始まるので「今回こそ進展あり!?」と期待を膨らませていたが、まさかのタイミングで新キャラ登場。それは千夏のスポ少時代からのバスケ仲間・夢佳だった。天才と評されていた夢佳がバスケを辞めることになった経緯も気になるし、なぜ千夏とギクシャクしてしまったのだろうか。家庭事情もありそうだし、自分の天才としての限界を感じてしまったとか、努力家タイプ千夏の飛躍に対する嫉妬なのか…夢佳は大喜とも絡んでいきそうだし、ますます目が離せないなぁ。
が「ナイス!」と言っています。
きらり
ネタバレ【不倫も、おそらく夫婦も、きっとすべては演技だったのだ】 6つの物語で構成された連作短編集。千早茜さんが紡ぐ言葉は、いつも私の心に響く。どこか身に覚えがあって、一度は頭の片隅に置いてきたはずのかつての自分自身の記憶が蘇るような感覚に陥るのだ。本作もその1冊。全ての短編の内容が濃密で読み応え◎だが、特に『幸福な離婚』が好き。その文中で離婚を決め離婚届を提出するまでの期間を「結婚の死を看取る」と表現する作者の感性にも魅了される。「正しさ」の価値観は人それぞれで、時として凶器にもなりうる取扱注意なものだと思う。
が「ナイス!」と言っています。
きらり
ネタバレ【これから調理されるってのに、よく踊ってられますね】 この場面、笑いが堪えきれなかった…!1巻より笑いも完成度もパワーアップした2巻。1巻クライマックスの星先生子持ち発覚シーンで軽くショックを受けていた私だけど、今回小林先生の本名がメールから「小林慶二」だと判明して、思わずニヤニヤしてしまった自分がいた。我ながらキモい。この作品、演出が細かくて面白いしずるい。中村先生の魅力を「かろうじて生きてる感」と表す小林先生。目がたまに寄生獣っぽくなったとしても好きだなぁ。でも、星先生もほっとけないし、中村先生も…
が「ナイス!」と言っています。
きらり
ネタバレ【友達100人なんていらないよ】 なに!?この心が救われる感覚は?緊張や不安をすーっと解きほぐしてくれるマンガに出会ってしまった!主人公の従妹のなつみが上京し美大に通うのだが、これまでの田舎生活とは環境がガラリと変わり、友達作りも上手にできず、もがき苦しんで葛藤している姿に、社会人なりたてだった頃の自分を思わず重ねてしまった。誰かが悩んでいる時、余計な事をせず、言わず、そっと見守り、タイミングを見計らって優しさを行動に移し、相手を支える主人公ヒロトがとても魅力的だし、自分も彼のような人間になれたらと思う。
が「ナイス!」と言っています。
きらり
ネタバレ【もしかして、今、夫は狂っているんだろうか】 もうすっかり高瀬さん作品の虜。「夫が風呂に入らなくなった」というキャッチーでありながらも深く踏み込んではいけないそのフレーズに思わず惹かれた。私は衣津実のようにある日突然変わってしまった夫に寄り添える程の包容力や優しさを持ち合わせた人間ではないが、どん詰まりの状況で自分の思考に気付かないふりをしたり、相反する感情がせめぎ合うアンビバレンス心理の場面には共感を覚えた。夫にとって息がしやすい場所での結末は彼の気持ちを考えるとある意味ハッピーエンドなのかもしれない。
が「ナイス!」と言っています。
きらり
【絶望的な時は、強がれ】 想像を超えた伏線回収劇と大どんでん返しが魅力の作品といえば本作。さらに、裏切り者は誰なのか?というミステリー要素もあり、青春群像劇やSFサバイバル、そして宇宙漂流記としても完成度が非常に高い。可愛らしい絵柄とは裏腹に中身はシリアスなので、大人にも◎。5巻完結で気軽に手を出しやすいので、こうした作品を楽しみたい方にはぜひおすすめしたいです。今回1周読んで全てを知ったうえで2度目を読んでいるのだけど、それでもかなり面白い。そして、私はこの1巻からとんでもない勘違いをしていたのだった…
が「ナイス!」と言っています。
きらり
ネタバレ【大喜が私を好きになってくれるまで返事はいらないの】 好きな人が他の誰かを目で追っているのをただひたすら見ているのって、叶わないとわかっている片思いに一縷の望みを託すのって、どうしてこんなにも悲しくて切ないんだろう。今の二人の関係を曖昧なものにせず、きちんと自分の素直の気持ちを伝えた大喜は誠実だし、いつまでも中途半端にずるずるいくよりは正しい行動だったんだと思う。でも、やっぱり雛が辛すぎだよ…。雛に感情移入しすぎて、読んでいる私まであのシーンは胸が苦しくなった。この先の展開でどうか雛も報われてほしい。
が「ナイス!」と言っています。
きらり
ネタバレ【どうして、私は美しくないのだろう】 本作では男性性に対するアンチテーゼ、かつ「私」という個人を男や女やLGBTQの型にはめようとする事への危うさや無意味さがメッセージとして込められているのかもしれない。「美への執着」というと私はすぐ“女”を連想するし、冒頭の小学生時代のくだりでは主人公がトランスジェンダーなのだろうと安易に思い込んでしまった。だが、この作品の登場人物の匿名性の意味に少しずつ気づき始め、読後には登場人物の人物設定や関係性を勝手に判断し決めつけてしまっていた自身の軽薄さを反省するのだった。
が「ナイス!」と言っています。
きらり
ネタバレ【分かり合えないからこそ、歩み寄ろう】 終始心がかき乱される巻だった。「なりたいものになりなさい。何でも自分で決められるようにならないと。」と言いながらも、いざ朝が自分のやりたいように行動に移したら文句をたれた実母(槙生の姉)。「朝の好きなようにすればいいんじゃないか。お母さんに叱られないようにね。」と無責任さと無関心さが滲み出ていた朝の実父。彼らに育てられた朝は何を決めるにも否定されるのではという呪縛にとらわれている。朝のやるせない感情を少しのセリフと画力で読者に伝える作者の表現力にただただ圧倒される。
が「ナイス!」と言っています。
きらり
ネタバレ【あだ名…僕は、一時期「無印良品」と呼ばれていました】 シュールな世界観なのに日常系、そしてジワジワくる笑いが尾を引く女子校マンガ。そこはかとなく漂う色気と登場人物の低体温なテンションとドライさにとにかくツボる!所々吹き出しそうになる場面が登場するので読む場所には注意です。カオス漫画「エタ~ナルカオル」に、「スタンドカラー工場」、星先生の「酔いの最終形態」と「観察日記」は最高すぎだし、序盤の絵しりとりに描かれた星先生が筒井康隆さんの小説『残像に口紅を』の表紙にどことなく似ていて、見る度に思い出してしまう。
が「ナイス!」と言っています。
きらり
【わたしは“現実”を信仰している】 宗教を信仰すること。マルチ商法に傾倒すること。高級食器をコレクションすること。美容医療にハマること。現実主義を振りかざすこと。これらに心酔し、執着が行き過ぎた場合、それは“カルト”と何が違うのか?人間誰しもが何かを「信仰」し、それを生きがいや心の拠り所にしているのでは?日常の延長にある違和感に切り込む作者の鋭い視点が、私自身の思考や価値観を根底から揺るがすどころか崩壊させてくる。表題作以外の『生存』『気持ちよさという罪』『カルチャーショック』『書かなかった小説』も良い。
が「ナイス!」と言っています。
きらり
【告白されると意識するよな】 今回は全体とおして恋愛に焦点があてられた巻だった。文化祭の劇でのとあるハプニングをきっかけに、千夏の気持ちが揺さぶられる。そして、新キャラであるバドミントン部マネージャーの菖蒲(千夏の親友である花恋の妹)。恋愛に奔放で妙に察しのよい菖蒲が加わったことで、台風の目の如く恋愛不器用な主要登場人物たちを良い意味でかき回して、橋渡し役になってくれるといいんだけど…。そして、菖蒲自身もバドミントン部の誰かに恋愛感情を抱くことになるのか、、、新キャラ登場でさらに今後の展開が楽しみ!
が「ナイス!」と言っています。
きらり
【“知らないアジト”で“知らない子供達”の中、寝たふりをしている。あの時間は嘘にまみれていた。】 第1弾よりさらにパワーアップしている。面白さもドラマ性も文章力も。連載をやるまで小説も読まず、執筆作業をされていなかったとは思えない。やっぱり文才のある方なのだろう。岩井さんの人格形成に影響を及ぼしたかもしれない「地獄の2日間」や「パクチーマン」、「生協母との珪藻土にまつわる攻防」、「感動のオンラインゲーム」、「寅さん」等、お気に入りを選ぶのが難しくなるほど本作も面白エピソードが満載。第3弾が楽しみだなぁ。
が「ナイス!」と言っています。
きらり
【オレができてると、できてない周りの人が怒られる】 おもしろい!!「天才であるが故の苦悩と葛藤」という新しい切り口で描かれた新感覚スポーツ青春マンガ。主人公の次郎は、ただ仲間たちと仲良く楽しく野球がしたかっただけなのに、その類まれな才能が自分も周りも狂わせてしまう。登場人物の心の機微が丁寧に描かれているので、終始感情移入させられっぱなし。言葉はなくとも表情だけで登場人物の心情が伝わってくる。小学生という無邪気で純真な年代であるが故に、彼らの抱える苦悩や挫折を見ているのが苦しいが、今後が気になって仕方ない。
が「ナイス!」と言っています。
きらり
【誰にも自分を明け渡さないこと。選別されたり否定される感覚を抱かせる相手は、あなたにとって対等じゃない】 「自分にとって心地よいものだけを掴め」たら、どれだけ気楽で、幸せなことだろう。しかし、そう上手くコントロールできないのが、恋愛であり人生だ。この小説の主人公もその一人。自分が傷つくとわかっていながらも、恋に落ち、翻弄され、苦しみ、もがきながら、それでも相手を拒むことができない。島本理生の精微で繊細な筆致で描かれる、読み手の心に訴えかける感情表現に魅了され、ページを捲る手が止まらなかった。
が「ナイス!」と言っています。
きらり
【6年間きみがいなかったら私は息ができなかった】 この作品の人間関係や距離感の描き方好きだなー。槙生と元カレ笠町さんの現在の関係性といい、彼女とダイゴ含む学生時代からの友人たちのカラッとしたやり取りも絶妙で、読んでいてとても心地よい。35歳になって、お互い環境も変わってきたのに、ああやって学生時代に戻ったようなテンションでわちゃわちゃできる友達がいるって、すごく羨ましい。また、朝と友達えみりの友情エピソードが加わったことにより、物語に深みが増してきたし、2巻は全体的に心に刺さるセリフや場面が多かったなぁ。
が「ナイス!」と言っています。
きらり
ネタバレ【真面目に課題に向かいすぎるが故に、水分補給を忘れてんだよな】 今回は、大喜と強豪校・佐知川高校の同学年ライバルである遊佐との練習試合に焦点が当てられている。試合シーンはこれまでで1番というほど迫力があり見応え十分。大喜が自問自答しながら今自分自身ができるすべてを試合にぶつける、まるでゾーンに入ったかのような場面に強く胸を打たれる。そして、千夏も徐々に大喜にアプローチしつつあるが、大喜は千夏の気持ちに気付いている気配があまりない。次巻は文化祭も大詰めを迎えそうだが、大喜と千夏に進展はあるのか?そして雛は?
が「ナイス!」と言っています。
きらり
【家族だからって甘えていると、今に取り返しがつかなくなるわよ】 殺人事件をきっかけに、崩壊した家族が再生し絆を取り戻していく姿を描くサスペンス小説。全体とおして、「身の丈に合った生活の大切さ」が色濃く描かれた作品だと感じた。人間の嫌な部分を匂いたつほどに生々しく見せつけてくるところが湊かなえ作品らしさが出ていると思う。悪気のないちょっとした一言や相手のためを思って良かれと思ってしたことが裏目に出て、人間関係(本作では家族間)の軋轢を生む場面は他人事だとは思えないくらいリアルだった。
が「ナイス!」と言っています。
きらり
【「借金をしちゃう資質」は誰でもみんな持ってる】 「現代経済はカモる者が富み、カモられる者が貧しくなるカモリズム社会である」とマンガに登場する加茂教授は言う。出会う人すべてを疑ってかかれとは思わないけど、残念ながらこの世の中足元を見てくる人は少なくないと思うので、無知であるが故に騙されないよう、自分の身は自分で守るためにもお金に関してはきちんと知識を身に着ける必要があるのだなと痛感させられるマンガだった。経済学は本だと難しくてややこしいので、このようなマンガでわかりやすく理解できるのは非常にありがたい。
が「ナイス!」と言っています。
きらり
【今度は私から誘うよ】 ヒーリング効果がある作品。普段萌え系マンガに抵抗がある方にもおすすめしたい。 私は、仕事で嫌なことがあった時、ひたすらこのマンガとアニメを観て、心が少し軽くなった。特に、志摩リンとなでしこのお姉ちゃんが大好きなんだけど、キャラクター設定がそれぞれ絶妙。みんなキャラが立っているんだけど、お互いの距離感が近すぎず遠すぎず、適度な距離感を保っているし、自分の考えを押し付けず、相手の考えを尊重する姿が、群れることが少し苦手な私にとってはとても心地良かった。とにかく和む。
が「ナイス!」と言っています。
きらり
【テレビで見る芸能人の人生にもどうせ本当は事件など起きていないだろう。それを皆、化学調味料で元の味などわからなくなるくらい嘘のように濃い味付けにして提供してくる】 岩井さんの鋭い洞察力とクールな視点が十分に堪能出来る本作。読後、岩井さんはもちろん、相方の澤部さんのこともさらに好きになった。珪藻土に関する恐ろしい妄想やあんかけラーメンの汁にまつわる背徳感のエピソードは特に最高。また、同窓会に対する岩井さんの考えにも、ものすごく共感できた。ひねくれている中にも優しさが滲み出ていて、つい読み返したくなる作品だ。
しーふぉ
2024/04/08 20:15

ハライチのラジオも面白いです!

きらり
2024/04/08 21:14

しーふぉさん、ラジオも人気ですよね!私は普段ラジオを聴かないので、機会があったら聴いてみたいと思います。おすすめありがとうございます😊

が「ナイス!」と言っています。
きらり
【刑務所で余生を送りたい】 親友も亡くなり、お金もない、身寄りもない。生きていても辛いだけ。そんな時に主人公である桐子にとあるニュースが飛び込んできた。刑務所生活は、衣食住に困ることなく、介護までしてもらえるらしい。身寄りのない老人にとっては天国と言えなくもない。刑務所に入るために犯罪に手を染めるなんて絶対に許されないことなんだけど、どこか他人事とは思えなくて、この不安定な世の中や老後の不安を思うと、誰しもが桐子みたいになってしまう可能性があるのでは?とふと怖くなってしまった。
射手座の天使あきちゃん
2024/04/12 20:37

いやぁ、何となくハッピーエンドっぽいけど、これは考えさせられるお話しですね。

きらり
2024/04/12 21:22

共感です!さりげなくメッセージ性が強い作品ですよね🤔

が「ナイス!」と言っています。
きらり
【やっぱり最後決められる選手になって欲しいんだよ】 千夏の「あざとさ」というか「ズルさ」が目立つ巻だったなぁ。とはいえ、千夏の努力家でひたむきな一面をみているからか、私は個人的にはビジュアル含め千夏のことはすごく好き。思わせぶりな態度が多くてもいやらしく感じず、「本人は自然に振舞っているけど、見る人によってはそれが嫌な女に見えるんだろうな」という感想です。そして、大喜の親友である匡!1巻から分析力が高く、歳の割にすごく落ち着いていて、さりげなく周りをフォローする誠実な匡の行く末がとても気になっている。
が「ナイス!」と言っています。
きらり
【あなた自身を1分間で表現してください】 とにかく『何者』というタイトルが秀逸。「何者」にもなりきれていない人たちが、自分が「何者」であるかをアピールするんだもんな、就活って。就職したからといって「何者」かになれるものでもないのだけど。所詮、自分は自分にしかなれないのだ。よそゆきの自分をPRして勝手に合否を判断されるのが、就活というものなのだけど、落ちるたびに自分を全否定された気がして自己肯定感ダダ下がりだし、残酷で不思議なイベントだな。嫌でも周りと比較するし他人の内定が素直に喜べないのは正直共感できる。
が「ナイス!」と言っています。
きらり
ネタバレ【私がムカつく奴の名前をふたつ覚えてる間に、岩倉さんは親切にしてくれた人の名前をひとつ覚えるんだろう】 美津未とミカと結月と誠の関係が尊い。一見スクールカーストの一軍に属しそうな同級生も実は生き辛さを抱えていたり、不器用で上手く立ち振る舞えなかったり、そのあたりの心理が実にリアル。また、一軍と二軍と三軍の生徒が親しくなるのだが、現実には見た目の雰囲気や性格が全く違う生徒たちが仲良くなんてそうそうないこと。でも、本作では、タイプが違うのに、あえて歩み寄って仲良くなったりするので温かくてほっこりさせられる。
が「ナイス!」と言っています。
きらり
【もう少し肩の力を抜いてもいいんじゃない?そのほうがきっと楽しいよ!】 圧倒的な解像度で描かれる高校生活の人間模様!リアルさと理想像の絶妙なさじ加減が素晴らしい!新生活に不安になったり「少し疲れちゃった」と思う方にぜひおすすめしたい傑作マンガ。主人公・美津未の肩ひじ張らず、純真無垢で、一緒にいるだけで周りの空気を浄化してくれるような雰囲気に癒され、読むたびに愛おしくてたまらなくなる。全体的に軽やかに駆け抜けていく感じが印象的な作品で、かつ登場人物それぞれの心の機微が丁寧に描かれている部分にとても惹かれる。
が「ナイス!」と言っています。
きらり
【人事がほんの短い時間で、常に最適な学生を採用できていると思いますか?】 二転三転どころか六転七転くらいする真実とスリリングな展開に魅せられ、ページを捲る手が止まらない。縦横無尽に張り巡らされた伏線とそれらが華麗に回収される様は一種の芸術のよう。本作が他のミステリーと異なるのは、単なる犯人捜しだけでなく、「人を評価する」という難題を前に人間の本質が炙り出される部分に焦点が置かれている点だと思う。「イイ人っぽい人とはどんな人?」「あなたは人を見る目がありますか?」と試されているような感覚に陥る作品だった。
射手座の天使あきちゃん
2024/04/12 20:38

たかが30分の面接で学生の人生を左右するのは酷な話ですね!

きらり
2024/04/12 21:28

本当に!面接官の好き嫌いも関係しそうですし、作品の中にもあったように「運」なのかもしれないですね😣

が「ナイス!」と言っています。
きらり
ネタバレ【洋ちゃんは、僕の“もう片方”だから…】 慧ちゃんの思惑が全然読めない。洋ちゃんを試して、反応を面白がっている部分はあるんだろうけど、実際は洋ちゃんのことが好きなのかな?そして、やたら積極的になってきた結衣。結衣の本心もまだ読めないな。慧ちゃんと洋ちゃんのキスをみた瞬間に結衣の中で何かのスイッチが入ったようにみえるし、いつしか彼女の洋ちゃん(もしくは慧ちゃん?)に対する執着心が強くなり、ついには狂気に変貌を遂げていきそうな気がする。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2024/03/12(72日経過)
記録初日
2024/02/20(93日経過)
読んだ本
73冊(1日平均0.78冊)
読んだページ
16542ページ(1日平均177ページ)
感想・レビュー
73件(投稿率100.0%)
本棚
3棚
性別
自己紹介

************
ナイス等ありがとうございます!
とても嬉しいです😊同じ作品でも読む方によって色んな捉え方があり、皆さんの感想を読むのが楽しみです‪\^^/

小説・エッセイ・マンガが好きです。本などエンタメの世界観に没頭することで、想像もしなかった地平に連れていかれるような、不安定な足場に宙吊りにされるような、そんな不思議な感覚になると心がワクワクします٩( ᐖ )۶

さらに、自分の価値観をガラッと覆されるような作品も好みで、また全てをセリフで語らず、全てを見せず、色々想像できる余白があるような作品に出会えると小躍りしたくなるほど嬉しくなります💃💃💃ラストは読む人によって様々な解釈にわかれる作品が好みです。

〔最近好きな作家さん〕
今村夏子さん、高瀬隼子さん、村田沙耶香さん、千早茜さん、辻村深月さん
************

読書メーターの
読書管理アプリ
日々の読書量を簡単に記録・管理できるアプリ版読書メーターです。
新たな本との出会いや読書仲間とのつながりが、読書をもっと楽しくします。
App StoreからダウンロードGogle Playで手に入れよう