「読書」はできずとも「パズドラ」はできるのは時間がない以外の理由があるという話からの読書は「全身全霊で働く」ことを求める社会においてノイズになっていると説く本と理解。そして全身で働くのではなく半身で働く社会を目指そうと呼びかける。具体的な方法までいくと別の話になるのでこの本では当然そこまで触れられないがそちらに関する話も読みたくなった。個人的には筆者の訴えの本論少しズレる？「日本近代読書史」的な部分も面白かった。というか連載をまとめた本だからかその部分と筆者の言いたいことに断絶がある気がする…

「読書」はできずとも「パズドラ」はできるのは時間がない以外の理由があるという話からの読書は「全身全霊で働く」ことを求める社会においてノイズになっていると説く本と理解。そして全身で働くのではなく半身で働く社会を目指そうと呼びかける。具体的な方法までいくと別の話になるのでこの本では当然そこまで触れられないがそちらに関する話も読みたくなった。個人的には筆者の訴えの本論少しズレる？「日本近代読書史」的な部分も面白かった。というか連載をまとめた本だからかその部分と筆者の言いたいことに断絶がある気がする…

特に西ヨーロッパにおけるキリスト教の歴史を記した本。タイトル通り全てのキリスト教史をこの厚さで記載し切るのは無理なのは分かっているので問わない。途中からヨーロッパ哲学史になっていく気がするのもやはり「西洋思想」と「キリスト教」が密接不可分な故だろう。近代合理主義の克服としてのキリスト教がますます注目されるという最後半部分は特に面白い。ここからもっと個別にフォーカスを当てたキリスト教の本を読んでいきたい。（個人的には初期キリスト教と近代のバルトあたりを）。

時折「時代〜」となるような部分もあるが、ずいぶん前の本でも現代にも通じる話がある。そんな本が論拠とするのが更に数千年前の論語なのだからやはり深い。

ユダの物語があらゆる解釈をされつつ人々を魅了してきたことがわかる。