ネタバレいやー、素晴らしいドライブ感。作を追うごとに増してくる。冒頭で歴代のジェームズ・ボンドが出て来たと思ったらﾓﾉﾎﾝのMI5が登場し、そういえばポーの愛犬のエドガーは「ポー」だから「エドガー」なんだよなー、なんて改めて思ってみたり、ポーの住まいを巡る裁判でのティリーの堂々たる振る舞いに心震わされたり、ファンにはたまらないギミックも盛りだくさん。そして今回も最後まで誰が犯人なのかさっぱり分からないミステリとしての質。本国では続編が刊行済みのようなので、一刻も早い邦訳を願う。

ネタバレはい新しい属性がｷﾏｼﾀﾜ-。ボクっ娘と男の娘。紳士な男装の麗人に文字通り振り回されるクロスちゃん（♂）。ドレスまで着せられてかわいそうに… それにしたってそんなにまっすぐで曇りのない瞳を初心なおねいさん方に向けたらそれはもう無知という名の凶器だよ。ナチュラルボーンジゴロ爆誕。やはりまっすぐさというものは人の心を打つものなのだな（色んな意味で）。世界に広がるクロスハーレム、今回はようやく（？）メインヒロインのリオーネちゃんとタイマンデート。しかも恐怖のゾンビナイト。すべて面白ければよかろうもんなのだ。

ネタバレさあやって参りましたハーレム系あるある、水着回、そしてニューヒロイン登場回であります。水着は結局露出度もアピールも控えめが一番エロいみたいな王道展開もありつつ、まずは期待に応えるようにロリ、ロリの登場であります。金髪ショートつるぺた(地)雷系幼女とかもう作者の性癖がね。大好きです。長いツンから窮地を経ての華麗なデレ、ラストは幼女ならではのほっぺにチューが逆に、みたいな感じなのであります。そして巻末では新ジャンル、恋に恋する男装の麗人（獣人）が満を持しての登場、我々に新しい地平を見せてくれるのか。

ネタバレおい作者、色々と性癖が漏れ出てんぞ。というわけで小物貴族のその上が出てくる今巻。なにしろ味方が世界に9人しかいないS級のうち3人なんだからまあ大概のことは修行（と称したｲﾁｬｲﾁﾔ）でなんとかなってしまうわけで。相変わらずクロスくんがいい奴でみんなメロメロにしちゃうわけなのだが（ドワーフの武器職人♀曰く『タチが悪い』）貴族すらその毒牙から逃れる術はない。チート持ちなんだけど（本人は気づいてないから）ひたむきに努力するクロスくんを気付けばみんな応援しているのだ。主人公足るべくして主人公なのだやはり彼は。

ネタバレ「みんな結局こういうのが好きなんでしょ？」が全部詰まった第2巻。ただコスいだけの小物貴族に真っ向から戦いを挑んでちゃんと勝っちゃうチート持ちのクロスくん。彼にひたすらにデレる最強女師匠たちと、ツンデレが加速する健康優良不良美少女幼馴染、そして意外と遠回しなアプローチの勇者娘。クロスくん気づこうな… コミカライズから先に入ってるからこの次の展開までは知ってるんだけど、それでもちゃんと読ませる。王道には王道の難しさがあると思うのだが、やっぱりクロスくんがなんとなく応援したくなるからなんだろうな。

ネタバレワニに魅せられた画家の葛藤を描く「好きが好きを呼ぶ」で泣きそうになっちゃった。全然別作品だけどHUNTER×HUNTERのヨークシン編でゼパイルの作った贋作に念が残ってる話、あれって多分本質で、魂みたいなものは作品に残るんだと思う。美術館とか博物館とかって「そういうもの」を集めて展示しているから人の心を打つんだろうな。その割に現実世界ではあんまり報われてない気がするからどうか世の全ての「ミュージアム」が採算の取れる世界になりますように。彼らは過去も未来も守ってくれているのだから。

ネタバレ4-4-2のチームにアンカー式は相性が悪い。ましてや王子をや、だ。両脇を使われて自陣から出られないETU。ちょっと昔までﾓﾉﾎﾝの鹿島もやっぱり謎の強さがあって、勝つために手段を選ばない（コーナーフラッグ付近で時間稼ぎすることを「鹿島る」なんて揶揄されてだな）チームだった。優勝、というステータスがある以上、勝つことは何より大事だが、フットボールってそれだけかい？と達海は、村越は問いかける。少し先の未来を信じて、自分の最高のプレーを届けるものだろ？椿の不敵な笑みは次巻それが訪れる予兆なのか、果たして。

ネタバレ電書。経験を積みどんどん「ゆる」じゃなくなっていくような気がしている本作だが、今巻は作中屈指の「ゆる」側2トップである我らが主人公なでしこと「ちくわの飼主」こと恵那のメイン回。でも意外とスケジュールは分刻み。当然ながら寝坊に遅刻に…となりそうなところを新キャラしっかり後輩絵真ちゃんが全部フォロー。これはいい組み合わせになるのでは。最近バイク＆自転車組にセンターを奪われ気味だったから我こそが！とその座を取り戻すのだなでしこ、後輩の力を借りて。そして巻末オマケで描かれているようにますます影が薄くなるぞ部長。

ネタバレ今日発売で今日買って今日読んじゃった。久しぶりこういうの。今一番好きなシリーズかも知れない。シアーシャちゃんがいちいちかわいくてニヤニヤしちゃう。でも相変わらず白雷姫は最高なのだ。もっと出すのだ。今巻のハイライトはもちろんシアーシャちゃんの大立ち回り。小物風情が魔女様に絡むからだよ… と思わず哀れんでしまうほどの壮絶な復讐劇というか。ラストではジグの出自も少し明らかになり、新しい登場人物も増え彼女らの冒険者稼業はまだ続く。月一ぐらいで新刊出ないかなぁ（無理筋）。

ネタバレいやー、素晴らしいドライブ感。作を追うごとに増してくる。冒頭で歴代のジェームズ・ボンドが出て来たと思ったらﾓﾉﾎﾝのMI5が登場し、そういえばポーの愛犬のエドガーは「ポー」だから「エドガー」なんだよなー、なんて改めて思ってみたり、ポーの住まいを巡る裁判でのティリーの堂々たる振る舞いに心震わされたり、ファンにはたまらないギミックも盛りだくさん。そして今回も最後まで誰が犯人なのかさっぱり分からないミステリとしての質。本国では続編が刊行済みのようなので、一刻も早い邦訳を願う。

ネタバレエッグヘッド編も佳境にして明かされるくま（とボニー）の素性。重すぎるその生い立ち。まあでもかなり前から登場してる割に謎の多いくまとこのタイミングで満を持して登場したベガパンクと（ドラゴンと）の関係性を語るにはここしかなかっただろうしな。差別。字面で見るより遥かに、彼我の間にそびえ立つ高い壁。それは世界を分つ赤い大地よりも高く、険しく。隔たれてしまっているからこそ互いのことが見えず、見えないからこそ生まれる恐怖でまたさらにその目は曇る。さて解放の戦士はその夢の果てにこの壁を取り払うことが出来るのか。

ネタバレ竜、それは冒険者たちの夢。竜、青それは富の象徴。竜、それはあらゆる不可能を可能にする存在。というわけで今は失われた竜についての図鑑を改訂するために旅に出るイズミ（造形がちょう好みだ）となにやら訳アリの獣人アルフ。誰もが自分の物語の主人公で、昨日より前は全てプロローグ。今日から第一章がはじまる。つくしあきひと先生が激賞するのもさもありなん。俺の周りだけめちゃくちゃ沸いてるのはメイドインアビスみがありすぎるからかもしれない。