あっという間に読んでしまった。連続ドラマのように続くれんげ荘での日々。年齢を意識する内容が多い。つかず離れずの他人と何かあれば助け合える関係で暮らせるこんな空間がこの先現実で増えればいいなあ。

ふと目にとまって読み始めるとあっという間だった。学生時代にこういう本があったらなあ。

新鮮だった。女性で建設エンジニアというこれまで読んだことのなかった設定。仕事における女性の立場が、違う角度に置かれているのもおもしろく、独特の文体が効果を増す。もっと読みたい。

面白い試みだなあと思って興味をひかれた本。実際にやってみるチャレンジ精神にまず感心した。そして土偶の選択にも。読んでいて稲垣えみ子さんのことを思いうかべた。モノがあることによって自分の時間も体力も奪われ疲れていく。思い至ることが沢山。

思った以上に深くて揺さぶられる姉弟対談だった。平素、考えたり本を読んだりして感じる思いが言語化されている。それにしてもやはりすごい姉弟だ。弟とこんな話してみたい。何ていうだろう。

子供でも理解できるような丁寧な書き方と情報のまとめ方。根底に動物への愛があふれている。「動物の死から多くの命を救うことを選んだ」という言葉が印象深い。どんなに深く愛していても動物との別れは逃れられない。愛しているから共にいたいが、寿命はどうしようもできない。でも病であれば、治療法がいつかできるかもしれないと希望が生まれる。以前「標本バカ」を読んだことを思い出しだが、「おわりに」にしっかり出てきた。

具体的にわかりやすく書かれていて参考にしやすい。繰り返しも少ないので、最後まで関心をもって読み進められた。緊張の解き方や呼吸法まで書かれ、試験以外にも応用できそうだ。方法については人それぞれ適不適があるのだろうが、色んな方法を知って選択肢を増やすことはいいのではないか。

いろいろ考えさせられた。物の見方、考え方の難しさ、思い込みに惑わされぬようにすることの難しさ、生きることの難しさ。考えれば考えるほどわからなくなり、へこたれてしまいそうだ。最後に残るのは猫だけ。

依存症は心の問題。ノートに行動を記入することで自分を見つめ直す。実例があげられていることで具体的ではあるが、その分限定化される。そこまでの依存ではないもの、むなしさをどう処理するのか、心理学的に知りたかった。

漢字の選び方や表現が好み。素敵だ。猫の話しも多くてそこも嬉しい。何気ない日常に思わぬ発見があったり、魔があったり。何でもないことが言葉の選び方や文章によって特別なものになる感覚が読んでいていつもする。あー次はいつかなあ。楽しみでしょうがない。

あっという間に読んでしまった。連続ドラマのように続くれんげ荘での日々。年齢を意識する内容が多い。つかず離れずの他人と何かあれば助け合える関係で暮らせるこんな空間がこの先現実で増えればいいなあ。

具体的な勉強法が書かれているわけではなく、英語、外国語を学ぶことの哲学について綴られている気がした。語学を学ぶことは異文化を知ることに通ず。