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2024年4月の読書メーターまとめ

YO)))
読んだ本
5
読んだページ
1867ページ
感想・レビュー
1
ナイス
26ナイス

2024年4月に読んだ本
5

2024年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

YO)))
「生き生きした現在の間主観的な主体性」を、音楽の合奏を例に語る部分に感銘を受けた。曰く、自分が能動的に産出する音と他の奏者が産出する音の受動的な知覚とが、混然と「ひとつのアクチュアリティ」に溶け込んでいき、匿名的で間主観的な世界経験が構成される。そこには過去のすべての音が積分的に統合され、過去参照と未来参照が可能となる「場」もまた形成されるが、このような「生き物として絶えず行為している人間存在が、変転する世界と生命的・行為的に出会い続けている接触面」においてこそ主体が成立し、時間もまた流れ出すのであると。
YO)))
2024/04/18 22:15

人間が集まって音楽を演奏するときに「(ある観察可能で定量的な)時間の中で演奏している」のではなく、間主観的な相互行為の中で、時間(の流れ)自体をも作り出している、ということなのだと思う。

が「ナイス!」と言っています。

2024年4月の感想・レビュー一覧
1

YO)))
「生き生きした現在の間主観的な主体性」を、音楽の合奏を例に語る部分に感銘を受けた。曰く、自分が能動的に産出する音と他の奏者が産出する音の受動的な知覚とが、混然と「ひとつのアクチュアリティ」に溶け込んでいき、匿名的で間主観的な世界経験が構成される。そこには過去のすべての音が積分的に統合され、過去参照と未来参照が可能となる「場」もまた形成されるが、このような「生き物として絶えず行為している人間存在が、変転する世界と生命的・行為的に出会い続けている接触面」においてこそ主体が成立し、時間もまた流れ出すのであると。
YO)))
2024/04/18 22:15

人間が集まって音楽を演奏するときに「(ある観察可能で定量的な)時間の中で演奏している」のではなく、間主観的な相互行為の中で、時間(の流れ)自体をも作り出している、ということなのだと思う。

が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2012/02/27(4448日経過)
記録初日
2012/01/02(4504日経過)
読んだ本
1449冊(1日平均0.32冊)
読んだページ
394961ページ(1日平均87ページ)
感想・レビュー
454件(投稿率31.3%)
本棚
6棚
性別
年齢
43歳
職業
IT関係
現住所
東京都
外部サイト
URL/ブログ
http://yossy43jp.blogspot.jp
自己紹介

・Web企業でデータベース屋さんをやっていますが,趣味は極めてアナログです.
・読むのはほぼ小説のみ.厭世のためですほぼ.
・Keyword:幻想,怪奇,奇譚,私小説,野球,ロック・ミュージック,ノイズ,猫,紀州
・何時からか,月に一,二冊,旧字旧仮名遣いの本を読む慣わしになっていますが,これは,牧野信一の全集をネット古書店で購ったところ,届いてみたら旧字旧仮名遣いのものであったために,まずは何冊か他の旧字~の本を読んで慣れよう,と思い,読んでみたら予想外に気に入ってしまい,手段が目的化して現在に至るものです.神保町の古書店で均一の岩波(赤)などを屡々物色して供給に努めています.

中上健次「火宅」
安部公房「密会」
井上光晴「地の群れ」
飯嶋和一「始祖鳥記」
牧野信一「吊籠と月光と」
伊藤桂一「螢の河」
梅崎春生「幻化」
古井由吉「水」
深沢七郎「秘戯」
保坂和志「カンヴァセイション・ピース」
高橋源一郎「優雅で感傷的な日本野球」
辻原登「マノンの肉体」
薄井ゆうじ「青の時間」
堀江敏幸「河岸忘日抄」
島田雅彦「ロココ町」
日影丈吉「応家の人々」
久生十蘭「ハムレット」
丸谷才一「樹影譚」
マルセル・シュオブ「黄金仮面の王」
マルセル・ブリヨン「深更の途中下車地」
アンドレ・ピエール・ド・マンディアルグ「大理石」
ジェラール・ド・ネルヴァル「夢と人生 或はオーレリア」
イタロ・カルヴィーノ「見えない都市」
アントニオ・タブッキ「インド夜想曲」
マルグリット・ユルスナール「東方奇譚」
シオドア・スタージョン「ビアンカの手」
グレッグ・ベア「ブラッド・ミュージック」
ジム・トンプスン「サヴェッジ・ナイト」

赤江瀑暫定ベスト5(2015/07/22時点)
1.「花夜叉殺し」
2.「花曝れ首」
3.「罪喰い」
4.「雪花葬刺し」
5.「金襴抄」
次点.「砂の眠り」,「刀花の鏡」,「平家の桜」

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