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2024年3月の読書メーターまとめ

大泉宗一郎
読んだ本
2
読んだページ
576ページ
感想・レビュー
2
ナイス
33ナイス

2024年3月に読んだ本
2

2024年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

大泉宗一郎
山火事が迫り来るなか、避難先の館で起こる猟奇殺人。35時間のタイムリミットで高校生探偵は、生存と真実どちらを選ぶか──題名から本格ミステリを期待した読者(自分もそう)にとっては、論理構成と推理の切れ味を味わい尽くせるのは間違いなく、あまりに偶然の要素は多いがその筋を一本にまとめていく筋は見事。ただし、アニメか漫画と見紛うような登場人物たちの言動と「名探偵」という架空の職業に対する延々たる議論には多少辟易してしまい、小説としてはあまりに薄っぺらい。反面、純粋に推理という一点だけで勝負をした力作とも言える。
が「ナイス!」と言っています。

2024年3月の感想・レビュー一覧
2

大泉宗一郎
ドキュメンタリーを撮ることになり、改めて読む。監督によって映画へのアプローチが異なるように、ドキュメンタリーも製作者の視点や手法によって作品の様相は異なる。本書ではそのような作家性から、最低限押さえるべき撮影・照明・編集の技術はもちろん、企画からマーケティング、映画祭への出品方法など「作る」から「見てもらう」までを網羅した一冊となっており、これから撮ろうとする人には最適。『選挙』の想田和弘監督や、『なぜ君は総理大臣になれないのか』の大島新監督など名だたる監督らへのインタビューテキストとしても楽しめる。
が「ナイス!」と言っています。
大泉宗一郎
山火事が迫り来るなか、避難先の館で起こる猟奇殺人。35時間のタイムリミットで高校生探偵は、生存と真実どちらを選ぶか──題名から本格ミステリを期待した読者(自分もそう)にとっては、論理構成と推理の切れ味を味わい尽くせるのは間違いなく、あまりに偶然の要素は多いがその筋を一本にまとめていく筋は見事。ただし、アニメか漫画と見紛うような登場人物たちの言動と「名探偵」という架空の職業に対する延々たる議論には多少辟易してしまい、小説としてはあまりに薄っぺらい。反面、純粋に推理という一点だけで勝負をした力作とも言える。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2012/03/10(4433日経過)
記録初日
2010/04/16(5127日経過)
読んだ本
893冊(1日平均0.17冊)
読んだページ
245301ページ(1日平均47ページ)
感想・レビュー
808件(投稿率90.5%)
本棚
71棚
性別
自己紹介

社会人4年目

好きな作家

横溝正史
島田荘司
伊坂幸太郎
灰谷健次郎
本多孝好
夏目漱石
山本周五郎
森達也
半藤一利
スティーヴン・キング
レイモンド・チャンドラー
ローレンス・ブロック
トーベ・ヤンソン

基本的に小説を読みますが、
取材のため政治系(保革問わず)の本を読むこともあります。
ミステリやハードボイルドを読む傍ら、
心温まる話や、ほんわかした話も好きです。
よろしくお願いします。

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