ネタバレ星4つ 「エンジェルフライト」と「ボーダー」は大好きな作品。佐々さんは今まで私の知らなかった世界を見せてくれた。今作は彼女の人物像が浮き彫りになった作品だ。オウムに入信する人の心境も少し理解出来た。しかし、あとがきを読み衝撃を受けた。タイトルの「夜明け」って、こういうこと？どうやらNHKで先日彼女の特集があったらしい。 物を一から生み出す人は自分の最期を形に残したい傾向にあるから佐々さんの日記も形に残るかもしれない。 私はこれからももっと彼女の作品に触れていたいし、次回は「エンドオブライフ」。読むつもり。

ネタバレ星3つ。最後の10頁くらいで、主人公の生活が急変するのだが、いたって優しい物語だった。文章も読み易く3時間で読み終えた。とても気に入っている「やさしい猫」の著者だったと読み終えて知った。どうりで、ほのぼの感が同じだったわけだ。

ネタバレ星3つ。著者の文章は今回も優しく主人公はとても素直ないい子だ。しかし、内容は悲惨な物語で、これからどうやって生きて行くのか心配になる。ニュースでトワが発見された時、母親はどう思ったのだろうか、とかオットさんへの疑問も尽きない。母親に愛された記憶があることと側に盲導犬や友達が何人かいてくれることだけが救い。

ネタバレ星3つ。 今更だけど最近小川糸さん気に入っているので随分昔の作品を読んでみた。糸さんの作品はお料理がたくさん出てきて、きっとご本人もお料理好きに違いないと思う。 豚のエルメスを殺し解体して食べるシーンがある。私にとってはキツかった。しかし、日々何気なく調理し食している物は、トレイの前ではこの作業が行われている日常がある。食べることで生きている。殺されるため飼育される命。温かいお話だけでなく、そんなことも考えれた小説だった。

ネタバレ星4つ 「エンジェルフライト」と「ボーダー」は大好きな作品。佐々さんは今まで私の知らなかった世界を見せてくれた。今作は彼女の人物像が浮き彫りになった作品だ。オウムに入信する人の心境も少し理解出来た。しかし、あとがきを読み衝撃を受けた。タイトルの「夜明け」って、こういうこと？どうやらNHKで先日彼女の特集があったらしい。 物を一から生み出す人は自分の最期を形に残したい傾向にあるから佐々さんの日記も形に残るかもしれない。 私はこれからももっと彼女の作品に触れていたいし、次回は「エンドオブライフ」。読むつもり。

ネタバレ星3つ。この1冊の物語にたくさんのメッセージが詰まっていた。最初は絵本のようだと思いながら読み進めていたが、戦争の影がちらつくようになる。しかし、その中でもこの国の人達がささやかで慎ましく人生を楽しんでおり、その術に触れるととても温かな気持ちになる。自分に与えられたものに感謝し足ることを知りながら幸せに暮らす。これは結構難しいことであると思う。物が溢れていると感じることの出来ない感情豊かな世界が美しいと思える。結局は思い通りにならなくても憎しみなど描かれてない小川糸さんの世界観。癒しの物語。