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2024年4月の読書メーターまとめ

kuukazoo
読んだ本
10
読んだページ
2941ページ
感想・レビュー
10
ナイス
243ナイス

2024年4月に読んだ本
10

2024年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

kuukazoo
どうしていつも気分が落ち気味な時に限って森見さんの新しい長篇を一気読みしてしまうのか。「ヴィクトリア朝京都」って強引というかいい加減すぎる設定もつい受け入れてしまい、さまよえる探偵と書き手の後をついて行く。前半は謎解きの面白さ、後半は虚構とかパラレルワールドについて想像をめぐらす楽しさがあって、よかった。
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2024年4月にナイスが最も多かったつぶやき

kuukazoo

3月は疲れました。それなのにしんどい本ばかり読んでおった。2024年3月の読書メーター 読んだ本の数:10冊 読んだページ数:2827ページ ★先月に読んだ本一覧はこちら→https://bookmeter.com/users/199843/summary/monthly/2024/3

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2024年4月の感想・レビュー一覧
10

kuukazoo
10年前に単行本を読んでいたのにすっかり忘れている。その時も中上や大江を読んでみようと思ったのに結局読んでない(笑)。今回はブコウスキーを読んでみようと思ったので忘れないうちに読まなくてはである。個人的には、10年たっても彼らの言っていることが古いという気はしないので、新しい作品を追っかけるよりも過去の作品をもっと読むべきかなと思った。彼らの言っていることについてどうこう言うには自分の読書経験か足りなさすぎる。
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kuukazoo
『ピンポン』を読んでからずいぶん経ってしまい、積読していたのをやっと今月になって寝る前にちびちび読み進めた。ちょっとヴォネガットに似てる気もする。どん底が極まってからのぶっとび方のセンスがシュール過ぎてポカーン(笑)の後の味が優しかったり苦かったりな動物シリーズと、超激安部屋(空間というか隙間)で暮らす貧乏学生を描いた『甲乙考試院 滞在記』が好み。
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kuukazoo
正座だけが人前での正しい座り方という考え方が広まっていくのは明治時代以降で、女性も江戸時代前は身頃の広いゆったりした着物を着ていたので、足を崩して座っても隠すことができた、というのは初めて知った。生活の中で床に座ることが少なくなるとそのための身体機能(下半身の柔軟性)が衰えていくのは仕方ないにしても、複雑な気分ではある。人がどのような体勢でいるかはいろいろな要素が関係してるんだなと思うと興味深い。あと座禅やヨガの「座る」も面白かった。
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kuukazoo
いったい何年積読してたのか(笑)。なぜか今なら読める気がして読んだ。初ヴォネガット。“神”の御業に翻弄される何も知らない人間の悲喜劇を、SF仕立てで描く。途中ついていけなく感じる部分もあったがラスト100ページの感動ったらないので読み通してよかった。読み終わった今だからこその深読みや妄想もいろいろ湧いてきてじわじわ楽しい。
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kuukazoo
人為的な家畜化ではなく人間が作り出した環境のもとでより穏やかで協力的に生物的性質を変えてきた「自己家畜化」は、人間自身にも起こってきた。それは人間が文明社会を築く上で重要な資質であったが、自ら作り出した文化や環境がより自己家畜化をエスカレートさせ、いっそ動物やめますかの瀬戸際も近い。生殖を個人から切り離して国家が管理する『地球へ...』の世界がいつか来るのではと思ってしまった。人は身体を捨てることはできない、というのは原点だと思う。進化生物学やアナール派歴史学などの知見が多く紹介されていて興味深かった。
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kuukazoo
頭上運搬つながりで。二足歩行を始めたヒトは手だけでなく体の他の部分も使ってものを運び、生活圏を拡大してきた。どんな運び方をするかは体型や土地によって様々だけど、共通点もある。前頭帯というおでこに帯をひっかけて運ぶやり方はアイヌや南西諸島、雲南少数民族、中南米で多い。天秤棒運搬はアジアではメジャーだけど他の地域ではあまり見られない。全体的に系統的というより話があちこちに飛んでちょっととりとめない感もあるけどたくさんの運ぶヒトの姿が見れて楽しかった。
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kuukazoo
新作を読んでデビュー作を読みたくなったので久々に引っ張り出してきた。ページ数は新作より全然少ないのに字がみっちり詰まっているのとこじらせ度が高いせいか読むのに時間がかかってしまった。よくファンタジーノベル大賞とれたなと思ったけどやっぱり文体と世界観が従来のファンタジー枠(選考委員の)をぶち壊したんだろうなと思う。恋愛のファンタジーとリアルのグラデーションをおもろかしく描いて、もうおばさんとなった身には遠い世界であるけど、初めて読んだ時の高揚と脱力は忘れられないな。
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kuukazoo
どうしていつも気分が落ち気味な時に限って森見さんの新しい長篇を一気読みしてしまうのか。「ヴィクトリア朝京都」って強引というかいい加減すぎる設定もつい受け入れてしまい、さまよえる探偵と書き手の後をついて行く。前半は謎解きの面白さ、後半は虚構とかパラレルワールドについて想像をめぐらす楽しさがあって、よかった。
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kuukazoo
日本では頭上運搬の担い手は女性だったようだが先日読んだエチオピアのコンソでは男性だった。性差に関わらず驚く程の重さや大きさのものを頭に載せかなりな距離を歩いて運ぶ身体技法の不思議。過去にやっていた人は特に教えてもらわずとも周りで皆やってるしやってみたらできた、やるしかなかった、という。昔の重労働を美化するわけではないが現代人から「失われた」身体性に学ぶものは多いと思った。自分でも試したが頭と荷物の間にクッションになる輪っか(タオルとか)が必須で軽いより重い方が安定するが、頭がぶれないようにするのが難しい。
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kuukazoo
外国語を学ぶ理由は、旅行や仕事や留学など実用的なものでなくても、たとえ一度も日本を出たことがなくても、自分の大好きなその国の文化をその国の言葉で理解したいとか、単純に新しい言語を学ぶのって面白いじゃんとかでも全くOKなのだと熱苦しく語ってくれてうれしい。ちょっとクセのある俺俺な文体は少し疲れるがこんなにルーマニア語を好きになれる素晴らしさ。楽しく読んだ。ルーマニアでは外国文学はたくさん翻訳されているのに小説家という職業がないそうで驚いた。「村上春樹からは逃れられない」には笑ったけど村上龍も人気らしい。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2012/03/20(4429日経過)
記録初日
2012/03/17(4432日経過)
読んだ本
1126冊(1日平均0.25冊)
読んだページ
281937ページ(1日平均63ページ)
感想・レビュー
1126件(投稿率100.0%)
本棚
4棚
性別
外部サイト
自己紹介

都内で書店員として結構長く働いた後、貧弱なIT能力と文章力で世間をだまくらかしながら糊口をしのいでおります。何事もその場しのぎと辻褄合わせの人。

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