ネタバレわかりやすくおもしろかったのは、「真夜中をさまようゲームブック」。一つ一つの選択で、死ぬか知らぬ間に生き延びているか、人に刺されるか、その人を助けるかが変わっていく。まさに人生じゃないか。パラグラフの間を行ったり来たりしながら、真夜中のさまよいを擬似体験できた。

ネタバレ夫の啓一郎亡き後、義父の庄左衛門に深くこうべを垂れ、「わたくしに絵をお教えください」と乞う志穂の姿を見て、何かが始まる予感がした。生まれた家で生きる道がある程度決まっている江戸の時代に女一人で身を立てていく覚悟はいかほどのものか。ここから庄左衛門と志穂の師弟関係で物語が進むと思いきや、それだけではない。

ネタバレわかりやすくおもしろかったのは、「真夜中をさまようゲームブック」。一つ一つの選択で、死ぬか知らぬ間に生き延びているか、人に刺されるか、その人を助けるかが変わっていく。まさに人生じゃないか。パラグラフの間を行ったり来たりしながら、真夜中のさまよいを擬似体験できた。