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2024年4月の読書メーターまとめ

イカカイガカ
読んだ本
9
読んだページ
2796ページ
感想・レビュー
9
ナイス
103ナイス

2024年4月に読んだ本
9

2024年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

イカカイガカ
お客様の笑顔のために仕事に励むホテルマン・続力。自由奔放で、それでいて実は人間をよく見ていて周囲の人達に好かれている書道家・遠田薫。初めは仕事上の付き合いとして接していた続だが、次第に遠田の人としての魅力に引かれていく。そして終盤、遠田の魅力の裏側にある、しんどい過去が明かされる。「こんな人が周りにいたらいいな」「こんな人の考え方、人との接し方、見習いたいな」とか思える人が遠田を筆頭に幾人か出てきて、なんだか心にジンとくるものがあった。とても好きな作品だった。
が「ナイス!」と言っています。

2024年4月の感想・レビュー一覧
9

イカカイガカ
シリーズ二作目。主人公の矢口楓を始めとする若者の成長物語であり、青春小説なのは変わらないが、語一作目から、エンタメ感をだいぶ増している感じ。地区の弓道会での活動から、高校で弓道部を復活させ活動していく展開へ。部員6名それぞれのキャラが立っていたり、かつて弓道部が活動休止になった訳(謎)を明らかにしていく流れなどは、エンタメ小説として作り込んでいっているように感じた。読み手としては、面白く読ませてもらった。シリーズ3作目へ。
が「ナイス!」と言っています。
イカカイガカ
とても短い14のストーリー。ある話に出てきた人物が他の話にチラッと出てきたり、ほんのりと全体が繋がっていたりする。少し不思議な、まるで絵本のような(絵はないけれど)優しい世界の物語。展開的には少し悲しい話もあるけれど、それも含めて優しさを感じる本だと思う。それから、「独り」を感じる本だとも思う。本のストーリーの中に一人で入っていき、一人静かに、その世界を味わうような感覚。独りだからこそ、繋がりを感じるような、そんな思いも抱く。
が「ナイス!」と言っています。
イカカイガカ
高校入学前の春休み、たまたまた立ち寄った神社の敷地内にある弓道場で、弓道の勧誘を受けた矢口楓。当初はやるつもりはなかったが、高校のテニス部を早々に辞めてしまうことになり、弓道を始めることに。青春小説であり、少女の成長物語でもあるし、そして弓道の奥深さや魅力をとても読みやすい文章で伝えようとしていることも感じられる作品。
が「ナイス!」と言っています。
イカカイガカ
お客様の笑顔のために仕事に励むホテルマン・続力。自由奔放で、それでいて実は人間をよく見ていて周囲の人達に好かれている書道家・遠田薫。初めは仕事上の付き合いとして接していた続だが、次第に遠田の人としての魅力に引かれていく。そして終盤、遠田の魅力の裏側にある、しんどい過去が明かされる。「こんな人が周りにいたらいいな」「こんな人の考え方、人との接し方、見習いたいな」とか思える人が遠田を筆頭に幾人か出てきて、なんだか心にジンとくるものがあった。とても好きな作品だった。
が「ナイス!」と言っています。
イカカイガカ
母が遺した言葉に縛られ「何者かにならないといけない」という思いにかられ続けている槐(えんじゅ)は、叔母が運営する染織工房の手伝いをしながら同居している。そこに、転落事故に巻き込まれ、心を閉ざしているという従弟の綸がやってくる事に。二人は、染織、藍染めの作業に携わりながら、心を再生させていく。綸が巻き込まれた事故の真相が少し謎なところもあり、それを追う展開もありつつ、染織、藍染めについても丁寧に描かれていて、とても惹かれるものがあった。そして、生きる意味について、まっすぐ対峙する作品でもあった。
が「ナイス!」と言っています。
イカカイガカ
久しぶりの倉山満「嘘だらけの」シリーズ。今回も面白く読ませてもらった。日本古代史ということで、神話の時代から伝説の時代を経て、平安時代まで。歴史の中心テーマは天皇と皇位継承問題。神武天皇即位までの神話、蘇我氏や大化の改新、天智天皇、天武天皇の時代、道鏡事件の原因、藤原家の隆盛などなどについて学べた。
が「ナイス!」と言っています。
イカカイガカ
主人公は腕利きの溶接工。自他ともに認める高い技術を誇っているはずだったが…。前半は、溶接の仕事の専門的な描写が続き、頭の中で具体的な場面がイメージがしずらかったものの、主人公の心情がどんどん負の方向にいっている展開に徐々にストーリー世界にはまっていった。職人としての高すぎるプライドは、失敗への恐怖と表裏一体で、自分の技量の衰えや不調を頑なに認められない心情へと繋がっていく。その重圧は、現実世界に幻影すら生み出してしまう…。
が「ナイス!」と言っています。
イカカイガカ
小学生たちが主人公の短編が5つ。「なかなか勇気を出すことが難しいこともあるけど、一歩踏み出してみてもいいかもよ」「自分には特別な何かがあってほしいと願うけど、たとえ無かったとしても幸せに生きていくことはできる」そんなことをさり気なく提示してくれる作品たち。読者の気持ち、さらには人生観を優しく支えてくれるような短編集だった。
が「ナイス!」と言っています。
イカカイガカ
1980年代ブリスベン郊外。犯罪まみれの町に暮らす少年イーライ。母親は薬に溺れ、母に薬を教えた麻薬の売人が父親代わり。そして全く言葉を発しない兄オーガスト。元脱獄犯のスリムは兄弟のベビーシッターで、今では親友だ。ろくでもない、それでも愛情を感じる日々の中で、ある日、町を牛耳る悪の手が大事な人を奪っていく…。主人公イーライの人生はかなり波乱万丈だが、著者の実際の人生がけっこう反映されているらしい。何度も壁にぶち当たり傷つきながらも、糞ったれの世界を、ひどい現実を、少年は空想と行動とで変えていく。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2012/04/23(4392日経過)
記録初日
2012/04/03(4412日経過)
読んだ本
1119冊(1日平均0.25冊)
読んだページ
279829ページ(1日平均63ページ)
感想・レビュー
1093件(投稿率97.7%)
本棚
2棚
性別
現住所
東京都
自己紹介

フィクションもノンフィクションも。
よく読んできた作家は、京極夏彦、三浦しをん、西尾維新、司馬遼太郎、木内昇、伊坂幸太郎、白石一文、村上春樹、宮部みゆき、ドストエフスキー、など。
最近は、沢木耕太郎、千早茜、一穂ミチ、窪美澄、寺地はるな、なども。
漫画も好きです。

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