役割を持って生きることの大切さを感じる作品。役割を喪失し、楽しみや生き甲斐もなく、漫然と過ごしていると同じ昔話を繰り返したり、人のアラが目についてクレーマーと化したりしてしまうのだろう。

昔の犬の飼い方はハラハラするし、こんなにいい加減なものだったんだ。しかも、意外と頻繁に人に齧り付いたりしてたんだな〜。

助け合いの精神で結ばれた人たちの心温まる小説。ヨウムのネネ。私も飼いたいと思った。

役割を持って生きることの大切さを感じる作品。役割を喪失し、楽しみや生き甲斐もなく、漫然と過ごしていると同じ昔話を繰り返したり、人のアラが目についてクレーマーと化したりしてしまうのだろう。

神の子が誕生したが敵に取り上げられたまま、時は過ぎ、神の子を産んだユリアも、それに関わる人々ももうこの世にいない。神の子が後の世でだのようになっていくのか、早く続きを読みたい。

くらまし屋稼業シリーズ３。採薬使の阿部将翁は幕府の監視下に置かれていた。余命いくばくもない将翁は故郷にくらましてくれと依頼する。依頼は無事に完了された。その途中、主人公の平九郎が探す妻子のヒントとして、虚という組織が子供を誘拐しているという情報を掴んだ。しかし相手にも自分の存在を知られてしまう。今後、どうなるか。

都会で犬や猫を飼うのは確かにお金かかる。何てったってペット飼育可の物件か持ち家か。どちらにせよ、かなりな経済力を必要とする。そして、人混みで生活をさせるとなるときちんと躾けなければならないが、やはりレッスン費用は安くはないし、けちれない。そして、タイミングが大切なので、お金がある時にだけ教育するというわけにもいかない。なので借飼をしているとのこと。作者の犬にまつわる話はかなり面白い。

ヨシエの人生は救いがなくて辛かった。本人はただ一生懸命生きて来ただけなのに、こんなにも報われない人生ってあるのだなと。でも、『あなた、自分で思っているほど、哀れでも可哀相でもないんですよ』と主人公に投げ掛けられたセリフに涙が止まらなくなった。第二部はヨシエの息子の話。この第二部があって、この物語は救いができた。

賤ヶ岳の七本槍の目線から石田三成を描き出す。切ない時代があって、今に繋がっている。そんな気がした。