感情も描写も生々しくて屈折したところも素直なところも曝け出されている 恵まれた環境なだけに妄想逞しくすることも可能な主人公が痛々しいけれど、それでいてもこうなのかと、だからこそこうなのだが交錯して面白い

感情も描写も生々しくて屈折したところも素直なところも曝け出されている 恵まれた環境なだけに妄想逞しくすることも可能な主人公が痛々しいけれど、それでいてもこうなのかと、だからこそこうなのだが交錯して面白い

言葉とか態度って難しいなぁと思う 家事は普段やらない人がやるとプラス、普段からやっている人が穴を開けるとマイナス 最初は伝えていたことも段々言葉にしなくなると諦めの境地 あるあるすぎて、でもうちの家族はこんな学校には行ってくれないなと笑

何故か勝手に初期のイメージで天童さんと言えば子供と言うイメージを持ってしまうけれどこれは全く違う感じで面白かった。 刑事物だし、キャラも立っているし、ジェンダーに敏感な人も鈍感な人も許容されているところも良かったな

お仕事小説になるのかな。とにかくマニアックにヨーグルトにこだわり抜いて、読み終わるとなんだか詳しくなったような気になる本。物語としておもしろしかは別だけど。 装丁の菌たちはとても可愛い。

当たり前だけれど疲れた人ばかりが出てくる。そして彼らに勝手に出前する動物たち。出してくる料理は疲れていても食べられそうな簡単なものばかり。だけど、誰かに気にかけてもらって、気力が湧かなくても準備しなくてもそこにあるってことの幸せがここにあるんだろうな

わぁ、トットちゃんだ！ そんな喜びと、相変わらずお茶目で、でも当時そばにいたら、おいおいってたしなめてしまいそうな、そんな姿が鮮やかに浮かぶ いつまでもお元気で

スピンオフ的な、竜崎がいなくなった後のみんなの頼りっぷり、そして判断基準の仰ぎっぷり、あげく上司からも頼られてしまうこなし方 こんな飄々とした人間になりたいなぁ ぶれないって素晴らしい

いろんなところで頭を使う まさかのヘラヘラ女子高生がねって油断させる設定とラストのオチがいい！