読書メーター KADOKAWA Group

2024年4月の読書メーターまとめ

どら猫さとっち
読んだ本
16
読んだページ
5256ページ
感想・レビュー
16
ナイス
215ナイス

2024年4月に読んだ本
16

2024年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

どら猫さとっち
身勝手な親から逃れ、姉妹だけで生きていくことを決意した理佐と律。ふたりが出会ったのは、水車小屋で働く聡と、オウムのネネ。そして、そこに現れた研司。そして婦人会の人たち。子どもたちの自立と成長を、はるかな時とともに描いた谷崎潤一郎賞受賞作。ゆるやかな愛おしい日常が淡々と描かれて、それが長い物語に作り上げたのは、本当にすごい。
が「ナイス!」と言っています。

2024年4月にナイスが最も多かったつぶやき

どら猫さとっち

2024年3月の読書メーター 読んだ本の数:18冊 読んだページ数:5408ページ ナイス数:331ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/216560/summary/monthly/2024/3

が「ナイス!」と言っています。

2024年4月の感想・レビュー一覧
16

どら猫さとっち
人気哲学書がセンスとは何か、それを磨くスキルは何かを解き明かした一冊。私自身、センスについてはあまりいいほうではない。本書を読み、ちょっとわかりづらい箇所はあった。芸術…アートや音楽などに触れ、それらから受け取るもの、どのように捉えるかで、センスは生まれるものだろう。表現する側だけでなく、見聞きする側にもセンスは問われる。本書はその手がかりになるだろう。
が「ナイス!」と言っています。
どら猫さとっち
アフガニスタンとパキスタンで医療活動を行い、干魃被害地を救い、5年前に思わぬところで帰らぬ人となった中村哲医師。彼の業績を称え、敬愛する二人が語り合う、一人の男を通して考える、日本人の在り方とこの国のあるべき思想。ナカムラ広場があるほど、現地の人たちに愛され、尊敬の的になっている中村哲。もはや彼は新たな日本の偉人となっている。一万円札の肖像画に、中村哲を。私もそれを願う人である。
が「ナイス!」と言っています。
どら猫さとっち
若者の読書または活字離れが、嘆かわしく批判的に言われているが、それは特に10代の読書の現実を知らないから言えるのではないか。本書ではその実態を調べ、どんな読書傾向にあるかを解明していく。今スマホやネットがあることで、読書する習慣がなくなることを憂いているが、彼らも読書や活字に接しているのだ。ただ読んでいる本には共感しづらい。せっかく接した読書も、ビジネス書や自己啓発書によって、読む楽しみさえ削がれてしまうのではないか、むしろそれを憂いてしまう。
が「ナイス!」と言っています。
どら猫さとっち
本書を単行本、確か朝日出版社から刊行されたのを読んだ記憶があるが、どんな内容だったか覚えていなかった。私たちは何に暇を感じ、いつから退屈をしているのか。古今の哲学者の思想を紐解き、鋭い視点で追求したベストセラー哲学書。消費社会にあって、人間らしく生きるにはという問いには、程遠い自分だが、本書とは恐らく一生付き合っていくだろう。東大や京大の学生のみならず、多くの読者に感銘を受けたのも納得である。
が「ナイス!」と言っています。
どら猫さとっち
今月号の文藝春秋で掲載された、元側近野間小島敏郎氏の告白、同居していた北原百代さんの手記で、カイロ大学卒学歴詐称疑惑再燃を機に改めて読んだ。本書の刊行は、小池百合子に打撃を与えたようだが、当の本人はどこ吹く風。彼女は自分が紡ぎ出す「物語」の世界にしか、生きる術がないのだろう。学歴社会で生きざるを得なかった悲哀が思い浮かぶが、学歴詐称より実績の薄さ、中身のない政策を検証すべきではないか。本書はそこも的確に突いている。
が「ナイス!」と言っています。
どら猫さとっち
農家の両親のもとに生まれたストーナーは、大学に進学し、助教授になる。その後イーディスとの結婚、グレースの出産など、人並みな人生を生きる。しかし、イーディスの異常といえる愛情と性格、グレースの思わぬ妊娠、同僚との諍い、生徒の高圧的態度に悩まされ、教え子との不倫の恋に落ちる。すれ違う孤独感を抱えて生きる人たち。読んで苛立ちやもどかしささえ感じるのは、ストーナーの不器用さなのか。美しい文体で読ませるが、正直合わないかもしれない。
が「ナイス!」と言っています。
どら猫さとっち
ラテン語は、フランス語、イタリア語、スペイン語だけをなく、英語やドイツ語にも、または日本語にまで語源がある。さまざまな分野から、ラテン語の世界を紐解いた一冊。以前フランス語やスペイン語を語学番組で習ったが、聞き覚えある言葉もラテン語に関係していることに驚きだった。また宗教曲や天文学もラテン語が用いている。ラテン語は、英語とともに身近な語学ではないだろうか。
が「ナイス!」と言っています。
どら猫さとっち
イタリア・オペラ作曲家として名を馳せたロッシーニ。彼はまたかなりの食通だった。ロッシーニ風という料理があるほど、またワインやコーヒーの愛好家でもあった。本書はロッシーニの食の世界を、彼の記録などから浮かび上がらせた。また他の作曲家や文化人との交流も興味深い。トリュフにフォアグラなど、グルメ道を極めたロッシーニ。彼は、人生の辛酸さえも味わい尽くした人でもあった。
が「ナイス!」と言っています。
どら猫さとっち
国内外のコンサートホールを設計し、指揮者やアーティストに絶大な信頼されている豊田泰久氏。彼が設計するホールの在り方、音響と音楽の関係など、ホールの仕組みからできるまでのことなどを語った一冊。コロナ禍のコンサート、これからのクラシック音楽業界についてにも言及する。行ったことのあるコンサートホールもあり、本書のことを思い出しながら、音響の世界に触れるのも一興では。
が「ナイス!」と言っています。
どら猫さとっち
フランスに生まれ、バソン(ファゴット)奏者から指揮者に、著名な古楽アンサンブルのひとつレ・ミュジシャン・デュ・ルーヴルを創設。バロックからロマン派とレパートリーは幅広く、日本では東京都交響楽団とオーケストラ・アンサンブル金沢でも指揮をしている。彼の音楽人生を、軽やかに重みを感じさせる語りで、その心得も教えている。一度でも指揮をする演奏会に行ってみたい。
が「ナイス!」と言っています。
どら猫さとっち
コロナ禍であっても、選挙はある。ドキュメンタリー映画「NO選挙、NO LIFE」で、その後も選挙を追い続ける畠山理仁。コロナ禍でも追跡取材。そこでも当選落選の悲喜こもごもや信じられない出来事にも遭遇。そして、選挙ほど面白いものはなく、あなたの生活や人生にも関わってくることを教えてくれる。他人事ではなく、自らの意思や力で選挙を支えること。その後の追跡取材が楽しみである。
が「ナイス!」と言っています。
どら猫さとっち
政治家はもとより、歴史修正主義者や番組コメンテーターにまで、最もらしいことを言って、裏で相手を欺くように言う「詭弁」。それは何故蔓延るのか。詭弁することで、得るものは何なのか。戦争時で起きたエピソードを検証して読み解く必読書。ややもすると、その詭弁に呑まれて屈してしまうし、著者のようなクレバーな知性もそんなにないが、本書で得た知識や知性を生かす時が来たことを、私たちは身をもって知らなければならない。
が「ナイス!」と言っています。
どら猫さとっち
「戦場ぬ止み」、「証言沖縄スパイ戦史」など、沖縄を見ているジャーナリストが、要塞化し戦力配備が進んでいく沖縄の記録がこの一冊に。さらに本書と同名のドキュメンタリー映画も公開された。辺野古海上工事再開から、翁長雄志知事の逝去、玉城デニー氏の知事就任…。希望がある一方で、恐れや怒り、悲しみも多い。沖縄は他人事ではない。本書を読めば、日本のこととして、私たちが考えなければならないと思うだろう。
が「ナイス!」と言っています。
どら猫さとっち
身勝手な親から逃れ、姉妹だけで生きていくことを決意した理佐と律。ふたりが出会ったのは、水車小屋で働く聡と、オウムのネネ。そして、そこに現れた研司。そして婦人会の人たち。子どもたちの自立と成長を、はるかな時とともに描いた谷崎潤一郎賞受賞作。ゆるやかな愛おしい日常が淡々と描かれて、それが長い物語に作り上げたのは、本当にすごい。
が「ナイス!」と言っています。
どら猫さとっち
人間誰しも、孤独になることが多い。愛しても愛されても、SNSでどんなにキラキラした写真や映像をアップしても、大切な人に先立たれても、忍び寄る老いやホームレスになった人たち。そんな人たちの、孤独と向き合う考察についての書。5年前に孤独問題担当大臣職を設置したイギリスで、多角的に捉えた本書。近代以降になって現れた言葉に、私たちはどう向き合い考えるか、語りかけてくる。
が「ナイス!」と言っています。
どら猫さとっち
日本に新型コロナウイルス蔓延したとき、国家の命運を託された感染症専門家たち。しかし、顕彰されることなく、消えていった。彼らは今何を思い、振り返るのか。渾身のノンフィクション。政府は専門家たちを、言い方が悪いながら、都合よく使い捨てにされたのではないか。生命か経済かで揺れたコロナ禍、専門家の言葉を真摯に受け止め、彼らを賛辞を惜しまず表彰するべきではなかったか。読後は微かに怒りがこみ上げる。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2012/05/04(4381日経過)
記録初日
2012/05/05(4380日経過)
読んだ本
1503冊(1日平均0.34冊)
読んだページ
437379ページ(1日平均99ページ)
感想・レビュー
1493件(投稿率99.3%)
本棚
12棚
性別
年齢
48歳
職業
ガテン系
現住所
岐阜県
外部サイト
URL/ブログ
http://www.facebook.com/sshibuya2
自己紹介

大の読書家です。読むのも、書店や図書館など、本のある場所ならどこでも好きです。その分時間は早く過ぎます(笑)。
他にも音楽や芸術も趣味です。

読書メーターの
読書管理アプリ
日々の読書量を簡単に記録・管理できるアプリ版読書メーターです。
新たな本との出会いや読書仲間とのつながりが、読書をもっと楽しくします。
App StoreからダウンロードGogle Playで手に入れよう