「消された一家 -北九州・連続監禁殺人事件」を読んだ時には、かなりの衝撃を受けました。この本の中には確かに死刑囚となった父と無期懲役になった母の間に息子がいたことが記されていました。その息子がインタビューを受ける形で、うろ覚えながら事件当時のこと、そして今（インタビュー当時）の気持ちが書いてあります。自分の意思とは関係なしに人殺しの息子となってしまった彼が、今もたくましく生きていっていることを望みます。

おとな六法とありますが、これは中学生ぐらいが、お仕事探訪的な感じで読むと面白いかもしれません。司法の世界の何気ない疑問に答えています。YouTubeで何度も目にしていた岡野弁護士さんだったので読んでみたのですが、内容よりも氏が30歳で弁護士事務所を開設したってのが凄いことだと思いました。まぁ、そうせざるを得なかったとは書いてありますが。

本好き少女の大冒険って感じで、ファンタジー感満載の話で、いつもの夏川草介氏の書く医療系でなくって、ちょっと自分には不向きでした。

「住吉の長屋」は、私が子どもの頃に建てられたコンクリート打放しの部屋と部屋を行き来するのに雨の日は傘をささないといけないという変わった家です。衝撃を受けました。なんてものを設計するんだと。あれよあれやと言う間に有名になられた安藤忠雄さんですが、恵まれた人脈によって仕事を増やされていけたのには、やはり自身の挑戦する気概があってこそのものなんだろうと思います。老いを意識するようになった氏ですが、「理想を失った時に老いるのであって、年齢を重ねるだけで老いるわけではない」と言われていることが記憶に残りました。

赤木春江さんって、金八先生のイメージしかなかったんですが、戦時中はとても大変な思いをされていたんですね。当時の人たちは誰もが大変で青春を謳歌するなんてことはなかったんだろうと思うと、今に生きていることに感謝するしかないじゃないですか。戦争に駆り出された男の人だけじゃなく女性も生きていくのに必死だったんだろうと思います。

「消された一家 -北九州・連続監禁殺人事件」を読んだ時には、かなりの衝撃を受けました。この本の中には確かに死刑囚となった父と無期懲役になった母の間に息子がいたことが記されていました。その息子がインタビューを受ける形で、うろ覚えながら事件当時のこと、そして今（インタビュー当時）の気持ちが書いてあります。自分の意思とは関係なしに人殺しの息子となってしまった彼が、今もたくましく生きていっていることを望みます。