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2024年4月の読書メーターまとめ

たれみみ
読んだ本
11
読んだページ
3186ページ
感想・レビュー
11
ナイス
330ナイス

2024年4月に読んだ本
11

2024年4月のお気に入り登録
5

  • Takako
  • まちださん
  • ジェンダー
  • Lost
  • あまい蜂蜜

2024年4月のお気に入られ登録
5

  • Takako
  • まちださん
  • Lost
  • ジェンダー
  • あまい蜂蜜

2024年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

たれみみ
もともとは大学病院で名の知れた凄腕医師だったマチ先生は、とあるきっかけから京都の地域病院で内科医として働く。自転車で往診する優しい町医者という共通点からDr.コトーを彷彿とさせた。難手術で数々の命を救うのも名医だが、助からない命だとしても最後まで誠心誠意を尽くし穏やかに看取るのも名医ですね。医者は科学者と哲学者の両面を持つというのには納得。生死を扱う内容もあり重みはあるが、魅力的な登場人物が多いのと所々に出てくる京都の風情や銘菓が緩和剤となってかなり読みやすく、優しい空気に包まれた素晴らしい作品でした。
が「ナイス!」と言っています。

2024年4月の感想・レビュー一覧
11

たれみみ
就職活動が上手くいかない大学4年生の良太は、ある日突然ヤクザの抗争に巻き込まれる。組長・柳刃に危機一髪で助けられた良太だったが、なぜか柳刃とその手下をかくまうことになってしまう。一つ屋根の下でヤクザと暮らし、自分も警察に捕まるのではないかと怯える良太をよそに、柳刃は毎日とんでもなく美味い手料理を振る舞うのだった。設定がはちゃめちゃですが、とても読みやすいし、料理も美味しそうだし、面白かった。料理の話だけではなく、仕事観というか人生訓みたいな要素も盛り込まれている。ラストは想定外でしたが、爽やかな読後感。
が「ナイス!」と言っています。
たれみみ
風ヶ丘高校の新聞部は水族館を取材する最中に殺人事件に遭遇する。容疑者である水族館の従業員11名全員に揺るぎないアルバイがあり頭を抱えた警察は、同じく風ヶ丘高校の名探偵・裏染天馬に依頼して事件解決の糸口を探る。シリーズ2作目、相変わらず読みやすい。1作目より容疑者1人1人の人柄や関係性が描かれており、より物語に入り込みやすかった。なんとなく怪しいな、と思っていた人が犯人でしたが、トリックや動機は想像に及ばず。論理的な根拠で犯人を絞り込んでいく鮮やかな推理展開は爽快。肩の力を抜いて読書したいときにピッタリ。
が「ナイス!」と言っています。
たれみみ
複雑な家庭環境に心を閉ざしていた聡里は、愛犬が唯一の理解者だった。窮地から救い出してくれた祖母チドリに後押しされ、聡里は北海道の大学へ進学して獣医師にを目指す。大学や寮、アルバイト、実習先、行く先々でかけがえのない人との出会いを結びながら、挫折や葛藤を繰り返し、一歩ずつ夢に向かって進んでいく姿を描いた心温まる物語。獣医師って動物病院でしかお世話になったことがないですが、様々な場所で活躍されてるのですね。北海道の雄大な景色を目に浮かべながら爽やかな気持ちで読めました。進路に悩む学生さんにぜひおすすめしたい。
が「ナイス!」と言っています。
たれみみ
数ヶ月前に小豆島に訪れた際、本作は角田さんが実際に小豆島を訪れて描き、映画撮影の舞台にもなったと知りました。物語は不倫相手の娘を誘拐して育てた希和子と、彼女に育てられた娘の視点から描かれる。希和子がしたことはどう考えても許されない犯罪行為ですが、読めば読むほど彼女に同情し、共感すら覚え、どうか逃げ切ってほしいと願う自分がいた。そう思わせてしまう迫力ある筆致がすごい。人間の脆さ、愚かさ、力強さ、あたたかさ…いろんなものが凝縮されている。あの時嗅いだ潮や醤油の香りが蘇ってくるような、胸に迫ってくる物語でした。
が「ナイス!」と言っています。
たれみみ
もともとは大学病院で名の知れた凄腕医師だったマチ先生は、とあるきっかけから京都の地域病院で内科医として働く。自転車で往診する優しい町医者という共通点からDr.コトーを彷彿とさせた。難手術で数々の命を救うのも名医だが、助からない命だとしても最後まで誠心誠意を尽くし穏やかに看取るのも名医ですね。医者は科学者と哲学者の両面を持つというのには納得。生死を扱う内容もあり重みはあるが、魅力的な登場人物が多いのと所々に出てくる京都の風情や銘菓が緩和剤となってかなり読みやすく、優しい空気に包まれた素晴らしい作品でした。
が「ナイス!」と言っています。
たれみみ
40歳を目前に離婚したまりえ。仕事も充実し、自分で自由にできる生活に心地良さを感じるが、どこかで不安もつきまとう。とあるきっかけで結婚相談所に登録し、改めて結婚観について考えることになり、年下の恋人との関係にも心揺さぶられ…。1人で生きる女性に対する世間の目、恋愛と結婚の違い、女性に不利な婚活市場など、「今」を生きる女性が遭遇する様々な葛藤がリアルだった。香水やお料理の匂いが香り立つような空気感と、繊細だけどずしりと響く言葉たちに心を鷲掴みにされました。『家族なんて要らないの。他人の距離感が、いいのよ』
が「ナイス!」と言っています。
たれみみ
ご本人朗読のaudibleで、とてもよかったです。伊藤沙莉さんのことはほとんど知らず、ずいぶん前に『隣の家族は青く見える』に出演されていたのを見て、素敵な俳優さんだなと記憶に残っていた程度でした。ベビーフェイスに似合わずハスキーな声が特徴的で、ご本人はコンプレックスだったそうですが、確実に武器ですよね。にぎやかなご家族一人一人に対する想いや俳優として活躍するまでの葛藤等、等身大の沙莉さんについて、まるで近所の居酒屋で飲みながら語りかけてくれているかのようでした。オズワルドが兄とは知らなかったのでびっくり。
が「ナイス!」と言っています。
たれみみ
結婚と仕事のやりがいとの間で心が揺れ動く真奈。彼女が葬儀ディレクターとして勤める葬儀社『芥子実庵』には、大切な人を失った様々な事情を抱える人々が訪れる。10年以上前に納棺師を描いた映画が話題を呼びましたが、本作は葬儀ディレクターのお話。誰もが直面する、人生における大切な場面を支えてくださる本当に重要なお仕事ですね。葬儀って亡くなった人との思い出を振り返りながら、自分のこれからの生き方を思案していく大切な時間でもあるように思う。誰に何と言われようと自分らしく生きていこうよ、と背中を押してくれる物語でした。
が「ナイス!」と言っています。
たれみみ
売れない芸人・徳永は、ある日偶然出会った先輩芸人・神谷の笑いのセンスに惹かれて弟子入りする。どこまでも自分の笑いを貫く神谷に憧れる徳永だが、売れるためには万人受けする笑いを作ることも重要だと悟り葛藤する。対極の2人が共に過ごす日々を描いた作品。audibleで聴いたのですが、最後まで堤真一さんがナレーターと気づかなかった。さすが関西出身の方で全く違和感がなく、世界観に没入できました。テレビや舞台に出ている芸人さんはほんの一握りで厳しい世界。でも一人一人にドラマがあり、もっと知りたいし応援したくなった。
が「ナイス!」と言っています。
たれみみ
大学生の翔太は飲酒運転の末に高齢女性をひき逃げして死亡させてしまい、懲役4年を超える実刑を受ける。一方、被害者の夫・二三久はある思いを果たすために翔太の出所を待ち続けていた。反省したつもりで実際のところその罪の重さを認識できていない翔太には苛立ちを覚えつつ、もし自分が翔太の立場だったらその罪に耐え得ることができるのかと恐ろしい。出所者やその家族に立ちはだかる壁は大きく、再出発の難しさをひしひしと感じ、再犯率の多さにも頷けてしまう。加害者と被害者家族双方の気持ちを想像して終始苦しかったが、読後感はよかった。
が「ナイス!」と言っています。
たれみみ
児童書で史上初の本屋大賞ノミネートということで気になり手に取りました。美鈴、天馬、陸のミステリトリオが、学校で起きた不思議な事件の謎を解決する物語。イラスト入り、会話多め、登場人物少なめで読みやすい。しかしながら見取り図や読者への挑戦状、伏線もしっかり張られている所など、随所に本格ミステリを感じられました。子どもの頃はミステリ本に興味がなかったけれど(名探偵コナンは読んでいたが)もし子どもの頃に読んでいたら、きっともっとワクワクして、どハマりしただろうな。大人も子どもも楽しめるミステリを書けるってすごい。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2012/06/18(4348日経過)
記録初日
2012/01/03(4515日経過)
読んだ本
299冊(1日平均0.07冊)
読んだページ
84447ページ(1日平均18ページ)
感想・レビュー
287件(投稿率96.0%)
本棚
14棚
性別
外部サイト
自己紹介

はじめまして、たれみみです。

図書館とAmazon audibleを中心に読書を楽しんでいます。
ミステリーやほっこり癒やされるようなお話を好んで読むことが多いです。
子供の頃は漫画ばかり読んでいて、小説を読むようになったのは大人になってからでした。
有名な作品もまだまだ未読のものが多いので、少しずつ自分のペースで読み進めていきたいと思います。

夫と猫とのんびり暮らしており、趣味は登山やサイクリングです。
この場を通じて、自分の気持ちを言葉にする練習をしつつ、読書を通じてたくさんの方とご縁を結べると嬉しいです。
よろしくお願いします。

たれみみぶろぐ
https://tare-mimi.com/

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