須佐之男命と兄と月読命、天照大御神の三姉弟の話。もちろんフィクションだとは思いつつも、本当にこんなことがあったのかも、と思わずにはいられない。神様だってこんなに悩むんだから人間の私たちが悩むのは当たり前だわ。そんな中で大国主命が笑えるキャラで絡んでた。シリーズ7作目。

クローゼットにあふれかえる服に辟易して著者が服と向き合う。本当にそうだ、と思ったのは発展途上国の労働者が劣悪な環境で服を作っているから安く買えるという現実。正しい値段であればこんなに安く買えるはずがない。重いテーマだが、絵本作家の著者の絵で救われる。着物やセーターのリフォームはとても参考になる。そして「手芸クラブ」に参加する著者。これって私がやっていることと同じだ！　嬉しい。この本は「買い」だな。新聞で知った本

世界35か国以上で翻訳出版されたロングセラーの本。そこには「本とは人々にとってどんな意味があるのか」ということが分かりやすく書かれている。時代が目まぐるしく進化していくからこそ、昔から語り継がれた真実を本を通して知る、ということの大切さを知った。続編が刊行されたと新聞に出ていてまずは1巻を、と思って読んだ本。

弟が失踪したことをきっかけに振り返る家族のこと。5人の関わる人たちが出てくるが、みんな何かしら抱えている。いずれも育った家族関係に問題あり。読んでいてすっきりしない気持ちを引きずったままラストまで。文庫化にあたり希望の今を知ることができる。これは大事なお話。自分の軸がいかに大切かよくわかる。

須佐之男命と兄と月読命、天照大御神の三姉弟の話。もちろんフィクションだとは思いつつも、本当にこんなことがあったのかも、と思わずにはいられない。神様だってこんなに悩むんだから人間の私たちが悩むのは当たり前だわ。そんな中で大国主命が笑えるキャラで絡んでた。シリーズ7作目。

シリーズ7作目。食堂でこんなに安い値段で、たくさんの料理を提供できるのか、といつも思ってしまう。カレーうどんはわざわざは作らないかな。カレーがほんのちょっと残った時に作る楽しさ。未だにかなわないと思っている’おふくろの味’はおにぎり。米粒が潰れていない、ふんわり、それなのに崩れないおにぎりは忘れられない味。

独特な夫婦の元で育った内田也哉子。アイドルのモッ君と結婚した時も驚いたが、こんなエッセイを書く人だとはもっと驚いた。文章がオシャレだし、何より有名人との機知に富んだ会話が素晴らしい。さらに挿絵が息子だとは！　「この人はオモシロイから一度会っておきなさい」と娘を連れまわした樹木希林も素敵な人。

おいしい旅のアンソロジー、シリーズ3作目。ラストの横浜が舞台のおばあちゃんの思い出話が好き。オチは想像できたけど、白馬の「ゲストハウス」は行ったばかりの風景が思い浮かぶ。若ければ私もドイツの一人旅、してみたかった。

町医者の娘’おいち’のシリーズ3作目。ちょっと怖いサスペンス。犯人がまさかのあの人だったとは！

7人の作家の旅にまつわるアンソロジーシリーズ2作目。これを読んで行きたくなった場所は下田と糸島、そして許されるならサハリン。糸島は丁度先月糸島出身の人から話を聞いたところだ。その時話を聞いただけではそこまでそそられなかったが、これを読んだら行きたくなるなんて、さすが小説の持つ力は大きい。樺太も食事がとても美味しそう。東京から2時間ほどの場所が今や一番遠い場所。早く平和になってほしい。