2024年2月の読書メーター 読んだ本の数:9冊 読んだページ数:2843ページ ナイス数:99ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/261645/summary/monthly/2024/2
→何森のした行為で、誰が、どうして困り、どんな風に傷ついたか、ということを。オヤジさんの声を今でも覚えている。「法律も決まりも人がつくったものだ。先に法律や決まりがあったわけじゃない。まず人がいるんだ。だから決めるのも人だ。つまり、お前だ。これからどうすればいいか決めるのはお前自身だ」そんなことを言ってくれた大人は、オヤジさんが初めてだった。親も教師も、頭ごなしに叱るか、ヒステリックに泣き喚くかのどちらかだった。「そんなことしてはダメだ」と怒鳴り、「ルールだから守るのは当たり前」と押さえつけるだけだった。
→鳥や蝉の声をも一緒くたに包容する背の高い木々が、空の暑さをずいぶんと和らげ、子どもらに格好の遊び場を差し出している。p.93これでは明らかに赤字だ。だから諦めようとしたのだろう。だが長期的に見ればどうか。会社が売っているのはただの事務用品ではない。知恵と信用だ。顧客を大切にすることを忘れ、期待を裏切った途端、通販サイトに仕事を奪われ、社員が路頭に迷う。その危機感があるか。自分の頭で考えて、今を未来へと繋いでいくのが仕事。仕入れ先からの回答をそのまま客に伝えるだけなら、ロボットにでも任せておけばいい。
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