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2024年4月の読書メーターまとめ

うにせん
読んだ本
10
読んだページ
3109ページ
感想・レビュー
10
ナイス
347ナイス

2024年4月に読んだ本
10

2024年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

うにせん
公園のカバのアニマルライド、カバヒコ。触った場所が治るという伝説付き。愛嬌のあるフォルムと表情が想像できる。5つの連作短編で、みんなそれぞれの悩みをカバヒコに打ち明けてすっきりし、あらゆるきっかけで本当にリカバリーしていく物語。1つ目の、お父さんがアドラー心理学の賜物のような素敵な人間だった。叱らないはともかく、褒めないのはなかなか難しい。実践できていて見習いたいと思った。他にも「今を見つめること」「自分がどう歩いていくかは自分で決める」などアドラー要素が散りばめられていた。共感も成長もできる小説だった。
本読むおっさん(Lester_the_Nightfly)
2024/04/09 09:54

☆ 横レス失礼します。気付きを促す(少し前の流行り言葉なら「ナッジ」)要素をアルフレッド・アドラーの心理学で読み解くのはユニークな発想で興味深く思いました。駄文失礼。

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2024年4月にナイスが最も多かったつぶやき

うにせん

2024年3月の読書メーター 読んだ本の数:5冊 読んだページ数:1815ページ ナイス数:126ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/274188/summary/monthly/2024/3

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2024年4月の感想・レビュー一覧
10

うにせん
千里眼シリーズの超大作。クラシックシリーズ12作から始まり、新シリーズ10作で一区切り。更に続編が出ているものの現時点ではあと2作しか読めないのが悲しい。また最初から読み直すにはかなりの時間を費やしそうだけど、それでもまた読むと思う。美由紀は今回も強かった。人間以上のスペックをもつ機械を相手に、人間にしか持ち得ないスキルで打ち勝つ。何を考えてもすべて読まれる恐怖はすさまじいだろうな。いくら便利でも機械や科学に人間が飲み込まれる世界にはならないといい。ノンクオリアはまだ残っているので、新シリーズも楽しみ。
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うにせん
複数の男女複雑な人間関係。関係が始まったり終わったり、飽きがこなくて面白かった。江國さんの世界で繰り広げられると、全くどろどろした感じがしないので不思議。むしろ素敵。誰のことも好きになれないけど、この小説は好き。みんな愛おしいくらいに人間してる。篠原は可哀想だけど、エミ子の揺れ動く気持ちもものすごくリアルだと思った。エミ子の何年ぶりかのソロキャンプのシーンが好きだった。衿や桜子がなぜか土屋にぞっこんだけど、土屋は全然好きになれない。衿と一緒になればいいけどそう簡単にはいかないか。結婚は全然ゴールじゃない。
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うにせん
凛香が主人公。結衣と沖縄で暴れた後の話。妹らしい凛香の心情が描かれる。シリーズ全体通してそうだけど、特に非現実感が際立っていた。戦闘シーンは若干飛ばし読み。本編でも滲んでいたが、凛香の寂しがりで愛情に飢えている孤独感が浮き彫りに。親や生きてきた環境に関わらず、愛することも、愛されることも、人間の普遍的欲求なのだろうな。パグェとの連携プレーもあって良かった。凛香と同様殺人者で犯罪者だけど、サイコパスではない人間味を感じられた。一歩引いてみることで、凛香も十分すごいけど、さらに上をいく結衣のすごさも再認識。
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うにせん
比嘉姉妹シリーズ、3つの中編ホラー。真琴たちがでてくるし、1つめが好きだった。更生とホラーとミステリが詰め込まれている。成長が止まってしまっていた子供達がすくすく成長していくあたたかさがありつつ、さくっと騙されるし、ちゃんと怖い。都市伝説のような存在感。2つめはSFミステリのようで、ホラーというより人間の弱さや怖さを感じた。想像力を刺激され、結局なにが真実なのかは読者に委ねられる。表題作、さえづちの眼は、家政婦からの手紙形式で描かれる。この手法は何度か目にしたことがあるが、不気味な臨場感が感じられて怖い。
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うにせん
汝の続編。「春に翔ぶ」は北原先生が結ちゃんの父となった経緯を、「星を編む」は櫂たちの担当編集者のその後を描く。この二作は前作を読んでいなくても中編作品として十分楽しめそうだった。心を揺さぶられる文章が多く、面白くてテンポよく読めるのは凪良ゆうさんのさすがの文章力。そして「波を渡る」で暁美と北原先生を中心にみんなのその後が描かれる。スピンオフとして申し分のない完成度で、汝のファンにはたまらない。普通の枠からはずれた人生だってこんなに幸せで、幸も不幸も長続きはしないのだと悟りながらも、なるようになるのが人生。
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うにせん
公園のカバのアニマルライド、カバヒコ。触った場所が治るという伝説付き。愛嬌のあるフォルムと表情が想像できる。5つの連作短編で、みんなそれぞれの悩みをカバヒコに打ち明けてすっきりし、あらゆるきっかけで本当にリカバリーしていく物語。1つ目の、お父さんがアドラー心理学の賜物のような素敵な人間だった。叱らないはともかく、褒めないのはなかなか難しい。実践できていて見習いたいと思った。他にも「今を見つめること」「自分がどう歩いていくかは自分で決める」などアドラー要素が散りばめられていた。共感も成長もできる小説だった。
本読むおっさん(Lester_the_Nightfly)
2024/04/09 09:54

☆ 横レス失礼します。気付きを促す(少し前の流行り言葉なら「ナッジ」)要素をアルフレッド・アドラーの心理学で読み解くのはユニークな発想で興味深く思いました。駄文失礼。

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うにせん
近未来のSF×イヤミス。SF要素の設定自体が、もしかしたらそうなるかもしれない未来を想像して面白かった。というより怖かった。便利で効率がいいのはわかるけど、あんまりなってほしくない未来。科学が進歩するのはいいことだけど、便利になりすぎるのは危険な気がする。日々便利を享受していてそれが当たり前になってしまう現実を知っているから尚更恐ろしい。未来の恐ろしさだけでなく、現在とも変わらない人間の本質を描いているからこその後味の悪さが残る。最後の葬儀の話だけはあまりイヤミス感はなく、昔はよかったと認識するような話。
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うにせん
村上春樹のようなタイトルだと思いつつ手に取った。「君のクイズ」の人だと知って期待が増して、結果、想像以上に面白かった。君のクイズの時には気が付かなかったけど、文章も村上春樹感があった。でもちゃんと小川さんらしさも確立されていて、読みやすさとノリのよさがいい。今回はエッセイのような作品で特に読みやすかった。「三月十日」に自分が何をしていしていたか全く思い出せず、あらゆる着眼点が面白い。一番ツボったのは「どちらの小川さまですか?」のくだり。エッセイのようだけど、すべて創作だったりするのかな。他の作品も読もう。
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うにせん
滋賀で実際にあった母殺害遺棄事件の、娘の手記。買い物や旅行へ行ったり、きっと、一見どこにでもいる普通の母娘にみえていただろうに、少しずつ、取り返しのつかないところへ行ってしまった。この世の中、あかりさんの一歩手前にいるような人もきっと存在するのではと思う。誰が悪いのかというよりも、どうすればよかったのかを考えてしまう。あかりさんが耐え続ける選択肢はないとして、その上でこの答えしかなかったのか。別の救われる道があってほしかった。自立させられずに生きてきた時点で、親がその選択肢や武器を奪ってしまっている。
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うにせん
久しぶりにホームズさんと葵の相変わらずな姿を見られてほっこり。今回は香織と春彦さんにもほっこり。作者の別作品、拝み屋シリーズとのコラボだったみたい。完結記念とのことで、そちらも読んでみたくなったので販促効果ばっちりかも。ホームズさんはいつまで続くんだろう。箸休め的な読書でこれからも癒されよう。ミステリ&心霊要素もちょっぴりありつつ、あっと驚くというよりも心温まる。葵の清らかさは、ホームズさんあってこそだと改めて思う。もちろん葵の努力あってこそだけど、やっぱり人が魅力的になるのは一緒にいる人の影響が大きい。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2012/10/18(4214日経過)
記録初日
2012/10/17(4215日経過)
読んだ本
1496冊(1日平均0.35冊)
読んだページ
508544ページ(1日平均120ページ)
感想・レビュー
1254件(投稿率83.8%)
本棚
9棚
性別
職業
事務系
自己紹介

2018年 121冊
2019年 165冊
2020年 121冊
2021年 159冊
2022年 118冊
2023年 141冊
2024年 150冊(目標)

たくさん読みたいけど、記録よりも
焦らずのんびり読書したいです。
小説はジャンル問わずなんでも読みます。

【好きな作家】
東野圭吾、道尾秀介、村上春樹、江國香織、松岡圭祐、宮部みゆき、百田尚樹、米澤穂信、湊かなえ、恩田陸、原田マハ、伊坂幸太郎、貴志祐介、辻村深月、瀬尾まいこ、森絵都、さくらももこ、アガサ・クリスティ

【その他】
読書、コーヒー、山が好き

昔の以外、読んだらレビュー必ず書いてます。

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