火星にたった一人取り残された宇宙飛行士ワトニーが、火星で育てたジャガイモをひたすら食べるなどしたり、あらゆる創意工夫を凝らして究極のサバイバルを行う。ワトニーと、彼が火星に取りこされていると気づいたNASAがそれぞれ、どうやって生き延びて、地球に帰還させるのか、ということを考え実行するだけで600ページ近くも物語が進行していく、かなりの「ハードSF」 (なによりタイトル『火星の人』が無骨すぎる )が、軽快なワトニーの語り口調でそんなことを気にすることもなく、ぐいぐい読めた

火星にたった一人取り残された宇宙飛行士ワトニーが、火星で育てたジャガイモをひたすら食べるなどしたり、あらゆる創意工夫を凝らして究極のサバイバルを行う。ワトニーと、彼が火星に取りこされていると気づいたNASAがそれぞれ、どうやって生き延びて、地球に帰還させるのか、ということを考え実行するだけで600ページ近くも物語が進行していく、かなりの「ハードSF」 (なによりタイトル『火星の人』が無骨すぎる )が、軽快なワトニーの語り口調でそんなことを気にすることもなく、ぐいぐい読めた