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2024年3月の読書メーターまとめ

さとちゃん
読んだ本
29
読んだページ
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感想・レビュー
25
ナイス
196ナイス

2024年3月に読んだ本
29

2024年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

さとちゃん
2007年に単行本として、2010年に文庫として刊行された本書。それから約20年。本書が設定していたとおぼしい年代の現在。世界は伊藤氏が想像していたものと近しいのか、遠く離れているのか。タイトルにびびって、長らく積ん読にしていたのはもったいなかった、と後悔しているところです。
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2024年3月にナイスが最も多かったつぶやき

さとちゃん

明日、読書用として鞄に入れるのはイーデン・フィルポッツ「孔雀屋敷」、伊藤計劃「虐殺器官」、「小林秀雄全文芸時評集 上」。一冊くらいはもう少しやわらかい、もしくは軽やかなものにしたかったが、諸事情によりこの三冊の優先度が高いので。

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2024年3月の感想・レビュー一覧
25

さとちゃん
2019年刊。トーク・イベントを下敷きにして構成されているからか、知らない用語が山のように出てきているのに(ただ単に私が不勉強なんですが)するすると読みやすい。できるだけ各アルバムを聴きながら読んだので、これもまた楽しい読書体験でした。リアルタイムでYMOを追いかけていた人だと、もっと楽しめたんだろうな、とうらやましくもなりました。
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さとちゃん
1982年刊。初出は1973年から1978年に様々な雑誌に掲載されたもの。掲載誌は建築関係が多いためか、ある程度建築に関する知識がないとついていけない仕様となっている。この中で面白く読んだのは「現代思想」でに1977年に発表された「ロトンダの裔」。パッラーディオ様式は、16世紀から現代までどのように受け継がれてきたのか、興味深かったです。
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さとちゃん
わかつきめぐみ氏の新作を紙で読める喜びをかみしめて。いまやデジタル作画が主流なのかもしれないけれど、アナログにはアナログでしか出せない味わいがあるのだ。
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さとちゃん
ネタバレ50巻おめでとうございます。ようやく渡米。プロジェクトが動き出した感じがします。敦賀さんからキョーコちゃんへの名前呼びは、敦賀さんがキラキラオーラを発しなければ多少影響力が減ずると思うのですが、いかがでしょうか。
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さとちゃん
ネタバレ自称四天王の三人と戦って勝利を収めたムツさん。本巻で登場するのは「膨大な魔力量と不老不死の身体、そして、五百年不敗を誇る」シリュウ。顔つきがなんだか、川原氏の漫画でとんでもなく強い人の部類に属するように見える。次巻が待ち遠しい。
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さとちゃん
伸介と弓香の結婚式に向けて準備が着々となされる。一方で「ラインをフル稼働させても製造が間に合わず、ご迷惑をおかけして申し訳ありません」のトップ行脚が行われる。機会損失、確かにそうなんだけど、そこを許されるところがEDOのすごみ。次巻も楽しみに待っています。
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さとちゃん
「正しい血統」がとんでもなく重視されていた時代だからこその葛藤。現代のように血液型やDNAを調べる方法があるわけでもなし。スレイマンの思惑がいかがなものなのか、気になる展開です。
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さとちゃん
いつの間にかチビ長が立派な青年になっていて、驚いた! ロビンやファラントなど、主要人物がいつまでも若々しいから時間の経過を失念していました。物語はぐんぐんと盛り上がってきている感じがします。続きが楽しみです。
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さとちゃん
ミュシャのポスター類はもちろん好き。本書はそれらが多数掲載されていることに加えて、スラヴ叙事詩がきちんと収録されていたのでこちらも堪能。6m×8mにも及ぶ大画面を20点もテンペラで制作するなんて、とんでもない作品群だったんですね。ミュシャが1939年に亡くなったことは知っていましたが、ゲシュタポに拘束・尋問されたことがきっかけで健康を損なって亡くなったことは本書で初めて知りました。享年79歳。ナチスにとっては目障りだったんですね。
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さとちゃん
2005年刊。初出は「ウフ.」2003年7月号から2004年11月号、とあるので、すでにいまから20年前のこと。まだまだ現役で作品を世に送り出し続けている青池氏に感謝。漫画家として、というよりは創作者としての心構え、苦悩、喜びなどを凝縮して伝えていただいた感じがする。「たまには伯爵の楽しい美術講座」の章は文字だけでの構成にも関わらず、伯爵と少佐の様子が鮮やかに目に浮かんできて、青池氏の表現力と、キャラクターを育ててこられた力に感動しました。
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さとちゃん
大和和紀氏の作品は、1990年代に入ってコミックスで堪能していたもので、「あさきゆめみし」と並行して連載をこなしていらっしゃったことに気づいていませんでした。すごい。「あさきゆめみし」と「ヨコハマ物語」は時々無性に読み返したくなるお気に入りの作品です。
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さとちゃん
原題は"The Clever Princess" グループ ウィメンズ・プレイス/訳、ロス・アスクィス/挿絵、丹地陽子/カバーイラスト。再読して印象に残ったのは、三つの願い事を冒険課題の解決に使うのではなく、日々の生活を豊かにするために使うところ。旧版は1989年に刊行されたとある。その頃はすでに男女雇用機会均等法は施行されていたけれど、まだまだ女性は寿退職するものだと考えていた人が多かったように思う。その時代に「結婚してめでたしめでたし」ではないお話。すごいことだな。
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さとちゃん
ネタバレ原題は"The Lives of Christopher Chant" 2001年刊。田中薫子/訳、佐竹美保/絵。両親に放置されている少年が、伯父から目を掛けられ、その能力を認められて手伝いをする。更に寄宿制の学校に行き友人を得、後には持ち前の能力がために父親により学校を連れ出されて大魔法使いの下で修行をすることに。大人の都合で振り回されているとも言えるクリストファーですが、素直な反応が少年らしくて微笑ましく、「頑張れ、頑張れ」と応援しながら一気読み。大人になった彼にも会ってみたいものです。
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さとちゃん
2011年に単行本、2014年に文庫として刊行された本書。小林秀雄賞受賞作とのことで手にした。著者ご自身のご先祖様をたどるべく、まずは戸籍から調査を。男系から調査したことにはっとしてみたり、初めて会う親族(?)によく似ている人がいると言われたりと、飄々とした口調で文章が紡がれていく。記録に残っていようといまいと、私がここに存在しているということは父と母がいて、それぞれに父と母がいて、と直系だけでも関係者が倍々に増えていくのだから、誰も彼もが遠いご親戚なのかもしれない。
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さとちゃん
本屋さんで何となく手にして、時代小説の挿絵画家さんの聞き語りなんだ、と興味を引かれて読みました。中氏の人生を振り返ったものですが、昭和の挿絵画家史、とも言えそう。挿絵としての立ち位置、印刷物としての技術、それらを意識して描かれていたのが伝わってきました。
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さとちゃん
本屋さんお薦め。1984年刊。魅惑女優と映画エロティシズムについて語られたもの。ハリウッド映画というと「性」と「暴力」がつきものと思っていたので、戦前は「絶対に乳房はあらわにみせないこと」になっていたとは知らなかった。取り上げてある時代の映画はほとんど知らないので「へえ」「そうなんだ」の連続ではあるものの自分の中での感動が薄い。エロティシズムとはなんぞや、を考えさせられた一冊でした。
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さとちゃん
1999年刊。佐伯順子氏と藤本由香里氏の論考が面白かった。松沢呉一氏の「売買春肯定論」に関しては、中村うさぎ氏ならどう捉えるだろう、が気になった。
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さとちゃん
ネタバレ2012年に単行本として、2016年に文庫として刊行された本書。日本において入門書の代名詞ともなっている「バイエル」。その作者が実在していたのかどうかも怪しかったなんて、本書を読むまでは知りませんでした。地道に調査される様子は、なにかミステリーを読んでいるかのよう。制作時のピアノ奏者(オルガン奏者)に求められている技能はどのようなものであったか、とか、毎週一曲ずつマスターすれば二年で、二曲ずつなら一年でクリアできる構成、とか、驚きの連続でした。
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さとちゃん
2007年に単行本として、2010年に文庫として刊行された本書。それから約20年。本書が設定していたとおぼしい年代の現在。世界は伊藤氏が想像していたものと近しいのか、遠く離れているのか。タイトルにびびって、長らく積ん読にしていたのはもったいなかった、と後悔しているところです。
が「ナイス!」と言っています。
さとちゃん
ネタバレ一気読み。餅の分配、私ならどうするだろうか、と悩みました。また、大紫の御前(あせび)の為人を振り返るため「烏に単は似合わない」を読み返したくなりました。前回読んだときには、彼女がここまで重要なポジションにやってくるとは思わなかったです。
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さとちゃん
小林秀雄氏のお名前は知っているものの、読んだことはなかった(という作家さんが、私には多すぎる気がしている)。古書店で出会い、良い機会だからと読んでみたが、私の力量では「読むだけで精一杯」。紡ぎ出される理論と言葉は、読んでいる最中はわかるような気がしていたのに、読み終わってみると「私、本当にわかったの?」と心配に。印象的だった言葉は「一体読み易い名文などは意味をなさぬ言葉である。名文に難解は附きものだ。」そうなんですね。難しく感じるのは私だけではないのだと、何となく安心。
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さとちゃん
読書会の課題図書。「孔雀屋敷」「ステパン・トロフィミッチ」「初めての殺人事件」「三人の死体」「鉄のパイナップル」「フライング・スコッツマン号での冒険」の六編が収録された短編集。表題作が一番好みだったけれど、読み終わって時間をおいたら、最後の二文が引っかかてきた。この二文があるからこそ味わいが増すのだけれど、作者や主たる読者の男性の幻想を見せつけられているようでモヤモヤしてしまう。
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さとちゃん
ネタバレ原題は"The Highlander's Ranaway Bride" ヒロインが父の決めた政略結婚から逃げ出すのにはちゃんと理由があるのだけれど、読み終わってみれば父親の思惑にうまく乗せられてしまって、の感が強い。ヒロインが嫁ぎ先で、領主の妻の出産に立ち会い赤ん坊を取り上げる場面では、思わず涙が出た。
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さとちゃん
四龍との宿命とはなにか。物語の終結に向かって着実に動いているのが感じられる。しかし、本巻も辛い展開。
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さとちゃん
2007年刊。特にドイツの異端審問と魔女狩りを中心に述べてある。異端審問や魔女裁判は、キリストの名において実施された一種の「神判」であった、との見解に納得。拷問による自白は、キリスト教の「告解」と根底において深くつながっていた、とあり、この点は指摘されるまで思ってみなかった。拷問にかけられる側の「自分は敬虔なキリスト教徒だから神はきっと救ってくださる」との心持ちは、その当時人々の心に深く宗教が根付いていたことの表れか。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2012/11/06(4194日経過)
記録初日
2012/11/01(4199日経過)
読んだ本
9281冊(1日平均2.21冊)
読んだページ
1280775ページ(1日平均305ページ)
感想・レビュー
1032件(投稿率11.1%)
本棚
0棚
自己紹介

鞄の中には常に2冊の本がいます。
私から読書をとったら、何も残りそうにないなぁ。

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