コロナの前にこの本が書かれたとは････、まるで予言をしたかのように感じました。 日本の医療制度や少子化についてもセットで問題提起されており、他のウイルスパニック小説とは一線を画すストーリーでした。 日本のすべての国会議員に読ませるべき本だと思います。

コロナの前にこの本が書かれたとは････、まるで予言をしたかのように感じました。 日本の医療制度や少子化についてもセットで問題提起されており、他のウイルスパニック小説とは一線を画すストーリーでした。 日本のすべての国会議員に読ませるべき本だと思います。

作り話か？とも思わぬでもないですが、やはり現実にあったことなんでしょう。 夜に読むには怖い本ですね。

このシリーズ3作目も秀逸でした。 誘拐事件2件がどう絡んでいくのか読めず、最後まで目が離せませんでした。 皆川刑事は世に数ある警察物の作品に出てくる刑事のなかでも好感度大ですね。

なんとなく言わんとしてることは分かるのですが、キリスト教はじめ各宗教やローマ･ギリシャ史などなどの基礎知識＋αを持ってないと、理解するところまではいかないかな....。 自身の勉強不足･知識不足をを思い知らされました。

こういう短編、いいですねぇ！！ ストロベリーナイトのような警察系の作家のイメージの著者ですが、違うタッチで非常に楽しめました。

花粉症は40～50年前から日本で注目されたものと勝手なイメージを持ってましたが、昔々から他国で研究されていたとはあまりの自身の無知さに恥じ入ったしだいです。 当方も10年ほど前からスギ花粉症、花粉と人類の長いお付き合いに仲間入りさせてもらいます。

ちょっと腰が引けるものもあるけど、どれも食べてみたいですねぇ。

残りがかなりある時点で予想もしない真犯人が出てきましたが、そこからの展開に唸ってしまいました。 冤罪から死刑制度の是非を問う小説は多いですが、これはまた別の面から考えさせる物語でした。 死刑の要不要に100%の正解はないですが、人それぞれの見解に一石を投じる秀作だと思います。

既読の著者のパニックサスペンス系に比べるとかなりマイルドながら、将来現実にありそうなストーリーでした。 石油が必要のない世になっているのが最も揉め事が少なくていいんですけどね････。 ドキドキ感があまりなかったのがちょっと物足りなかったかな。

行き当たりばったりというかやや不自然な展開で、少々満足感に欠けるストーリーでした。 タイトルではワトソンが表に出てるけど、最後まで読めばワトソンは所詮脇役だったとしか思えなかったのが残念....。