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2024年4月の読書メーターまとめ

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読んだ本
3
読んだページ
960ページ
感想・レビュー
3
ナイス
126ナイス

2024年4月に読んだ本
3

2024年4月のお気に入られ登録
1

  • ネギっ子gen

2024年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

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群馬の実家暮らしで何事も両親の言いなりだった坂庭真実は、地元での婚活に失敗し三十才過ぎに心機一転上京、新天地で婚活を続けて西澤架(かける)というイケメンと婚約に漕ぎつける。しかし彼女はある夜ストーカーに追われていると架に保護してもらうが、その翌日、不可解にも失踪してしまう。序盤からサスペンスよりもその心理描写が厚く、全くスピード感がない。世間知らずで過保護な女性の成長譚として読めるが、この行動力と知性があればもっと若い時から人生に立ち向かえたのではないか、とそもそものキャラ設定に首を傾げてしまった。
が「ナイス!」と言っています。

2024年4月の感想・レビュー一覧
3

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80年代初め、母と一緒にキグレサーカスに入団し約一年間暮らした作者が聞き取った、サーカスへの愛情に満ちた芸人クロニクル。来るものは拒まず去る者は追わずのキグレだが、それでも様々な芸人さん達の出入りの激しさに驚く。そこには彼らのサーカス団員ゆえの苦悩があり、彼らの人生の陰影を形作っている。子供時代、サーカスが来てるよと母親に言われた時の高揚感と、同時に何とも言えない薄暗い感じ、人が本能的に嗅ぎ分けるハレとケの感覚、遠くから見えてくる小屋の大天幕。記憶の箱に未分類のまま投げ入れていた感情を見つめる時間だった。
が「ナイス!」と言っています。
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群馬の実家暮らしで何事も両親の言いなりだった坂庭真実は、地元での婚活に失敗し三十才過ぎに心機一転上京、新天地で婚活を続けて西澤架(かける)というイケメンと婚約に漕ぎつける。しかし彼女はある夜ストーカーに追われていると架に保護してもらうが、その翌日、不可解にも失踪してしまう。序盤からサスペンスよりもその心理描写が厚く、全くスピード感がない。世間知らずで過保護な女性の成長譚として読めるが、この行動力と知性があればもっと若い時から人生に立ち向かえたのではないか、とそもそものキャラ設定に首を傾げてしまった。
が「ナイス!」と言っています。
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三部作読み終わった。作者の自伝的小説だという。大学の時からよく遊んだ街だけど、この作品世界のようなディープな歌舞伎町のことは何も知らない。文中のセリフの符牒も、すれ違いざまにそんな言葉を耳にしていたかも知れない。でもそれら街中で交わされた汚い言葉たちは、この物語の文脈で読むと美しく耳に残ったし、ざわざわと凶暴でもあった。石をめくり太陽光から逃げていく虫達は、無条件の自由を恐れる。たぶんこの作家は歌舞伎町というアスファルトをめくって彼らの詩を書いたのだと思う。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2012/11/21(4184日経過)
記録初日
2003/04/24(7683日経過)
読んだ本
577冊(1日平均0.08冊)
読んだページ
171401ページ(1日平均22ページ)
感想・レビュー
448件(投稿率77.6%)
本棚
2棚
性別
血液型
O型
職業
専門職
現住所
東京都
自己紹介

記憶しているはじめての物語は親に読んでもらった「ふるやのもり」。はじめて自分で買って読んだ小説は舟崎克彦「ぽっぺん先生の日曜日」。はじめて読んだ外国小説は親の本棚にあったツルゲーネフ「初恋」。これがまずかったのだと思う。本と映画と昼寝が大好き。お酒は飲めません。

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