長かった。高校中退とかの経歴しかない女の子が一人で生きていくのはとても不安定なことで、自傷したり自殺するのもわかるような気がして読んでいた。でも途中から偽造カードで荒稼ぎしたり情緒不安定になったり、読んでいて腹が立ってきた。読後感は良くない。人に勧めようとは思わない。

この著者の本を2冊読んで面白かったので読んでみた。テーマは斬新なのだろう。高校生から４５歳になった大人たちが天文台を作るという夢のような話に取り組む。その中で過ぎてきた時代を振り返っていくというストーリーだが、それほど入り込めず途中は流し読みになった。ちょっと残念。

最初は江戸時代末期の医学事情について細かく書いてある。もちろん参考文献があってのことだろうが、かなり読み込まないとここまで詳細には書けないだろう。藩主が痔瘻でその外科手術をすることになる。当時の技量で行った医者もすごいがそれを許した藩主もすごい。物語の語り手永井重彰の父元重と藩主との信頼関係のままに話は進んでいくのかと思いきや、最後に「父がしたこと」とは意外なことだった。

もう少し美味しそうで食べたくなるような本かと思えば違ったが、それぞれに一工夫してあって楽しく読めた。

次々と色んな武将の逸話が読めて楽しかった。知っている武将もあれば初めて聞く名前もあった。ただ、名前の読み方に苦労した。キラキラネームなどというが戦国時代の武将たちの名前も到底読めない名前ばかり。どういうセンスでこんな読み方にしたのか。今村先生に聞いてみたいものだ。

北海道をテーマにした話しでまた北海道に行きたくなった。小説家というのは短い文章でもうまく書くものだ。

長かった。高校中退とかの経歴しかない女の子が一人で生きていくのはとても不安定なことで、自傷したり自殺するのもわかるような気がして読んでいた。でも途中から偽造カードで荒稼ぎしたり情緒不安定になったり、読んでいて腹が立ってきた。読後感は良くない。人に勧めようとは思わない。

何とか読み終えたがよくわからない話だった。文章を読んでいて違和感があり、スムーズに入ってこなかった。結局何を書きたかったのか不明。