ネタバレ瀬戸内の島に育った高校生の暁海と、母に振り回され島に転校してきた櫂の生涯に渡る恋を描いた話。 精神的に不安定な2人の母親（ヤングケアラー問題）、狭い村社会に蔓延る固定観念や男女格差、LGBT、バッシング等、様々な社会問題に阻まれなかなか自分の人生を上手く歩めない暁海と櫂。 対比で描かれる、自分の人生を貫いて生きる人達（瞳子や北原先生）が発する言葉はこの本のテーマそのものな気がした。 「自分の人生を生きることを、他の誰かに許されたいの？」 後半、止まらなくなり一気読み。 久しぶりに綺麗な作品に出会えた。

ネタバレミステリー系の本が読みたく購読。 自動車事故で亡くなった広沢と、主人公の深瀬と3人の大学時代の友人。 単なる自動車事故ではなく、直前に深瀬以外の友人達が広沢に対して飲酒運転を教養したことが事故の原因では…？という謎に迫る物語。 大どんでん返しがあるのかと思いきや、最終ページで広沢は蕎麦アレルギーで、深瀬の淹れたコーヒーに蕎麦粉が入っていたという事が判明する（所謂アナフィラキシーショック？） 登場人物たちの心理描写は丁寧だが、正直オチは期待外れで残念だった。

ネタバレ瀬戸内の島に育った高校生の暁海と、母に振り回され島に転校してきた櫂の生涯に渡る恋を描いた話。 精神的に不安定な2人の母親（ヤングケアラー問題）、狭い村社会に蔓延る固定観念や男女格差、LGBT、バッシング等、様々な社会問題に阻まれなかなか自分の人生を上手く歩めない暁海と櫂。 対比で描かれる、自分の人生を貫いて生きる人達（瞳子や北原先生）が発する言葉はこの本のテーマそのものな気がした。 「自分の人生を生きることを、他の誰かに許されたいの？」 後半、止まらなくなり一気読み。 久しぶりに綺麗な作品に出会えた。