前半は「花束みたいな恋をした」を幾度となく思い出しながら。どうしようもなく惹かれ合う2人。木綿のハンカチーフもチラチラ浮かぶ。エピローグとプロローグを読み比べて、全然印象が違ったのに唸った。

テレビで紹介されていて、読みたいなと思っていた。伴侶を亡くすってきっと身体の半分をどこかに落として来てしまったような感覚になるのだろうか…突然のお別れも辛いけど、いつか終わってしまう。のを待つのも辛い。奥さんの病状が悪化してからは辛かったな。

素敵なタイトル。勝手にもっと密やかでエロティックなイメージを抱いて手に取ったけれど、香りをテーマにした変わったお話。ちょっと異色で嫌悪感もあったなぁ。確かに香りには思い出が閉じ込められていて、不意に気発することがある。

前半は「花束みたいな恋をした」を幾度となく思い出しながら。どうしようもなく惹かれ合う2人。木綿のハンカチーフもチラチラ浮かぶ。エピローグとプロローグを読み比べて、全然印象が違ったのに唸った。

本好きの王様のために又吉さんとヨシタケさんが順に紡ぐ「その本は」から始まる物語。くすりと笑えたりホロリと泣けたり、こころがほぐれるお話ばかり。

家庭環境みんなごちゃごちゃ。発達障害のことは2人分書く必要はあったかな？キャラ設定がいまいちだったけど、読みやすかったし、清瀬ちゃんの大切なことがわかって良かった。