もがいている友をバカにせず、近寄り過ぎず。自分の足で歩いていけるように、信じる以外にできることはなんだろう。

それぞれの商品がどうなのかも気になるけれど、どうしたら機嫌が良くなるかの探し方の方に興味が湧いた。

否定だけではなく、叶いそうな代替案があれば提示する。通常の授業もしながらあそこまで業界研究をするのは並大抵のことではない。

物語における幼なじみは結婚しなければならない　ということはもちろんないけれど、この話については別々の道を歩くのが残念だった。 最後の手品のような鮮やかな展開に、今夜は良く眠れそうだと思いながら読了。

死は劇的なもののように感じるし、実際に劇的なものだけれども、淡々としているものでもある。死の連なりがそれを良く表していた。

お兄さんも傷ついた子どもなんだということに、ここに至ってようやく気づく。ただの嫌なやつではなかったし、誠意ある行動をしようともしている。

もがいている友をバカにせず、近寄り過ぎず。自分の足で歩いていけるように、信じる以外にできることはなんだろう。

スマホで手軽に画像や動画が見られるからこそ、絵のもつ静謐さが際立っているように思う。