母親になれないのに何で子供を産んだんだろうと不思議に思った。マリーの大人びた考えに感心させられた。各エピソードにメッセージ性があって…沁みた。やっちゃんみたいな人が近くにいたらいいのにな。

亀の歩みの如くジワジワと各章が繋がっていく面白さ…相変わらず読ませるな。久々に読む京極堂の台詞「この世にはね、不思議なものなど何もないのだよ」にはシビレた。大好きな榎木津礼二郎に再び会えたことが嬉しすぎて逸る気持ちと身体的問題で早く読み進められないもどかしさ、そして読了後の達成感たるや。残念なのは、榎木津礼二郎の出番が少なすぎることだよ！しかし１７年は待たせ過ぎじゃない？ １７年の間に近視や乱視が進み益々活字が小さく感じるし相変わらず重量も半端なく読むのに苦戦したぞ。

母親になれないのに何で子供を産んだんだろうと不思議に思った。マリーの大人びた考えに感心させられた。各エピソードにメッセージ性があって…沁みた。やっちゃんみたいな人が近くにいたらいいのにな。