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2024年4月の読書メーターまとめ

O. M.
読んだ本
12
読んだページ
3782ページ
感想・レビュー
12
ナイス
22ナイス

2024年4月に読んだ本
12

2024年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

O. M.
現代の日本社会の歪みについての鼎談。三者ならではの視点、分析はとても興味深かったし、個性も出ていた。個人的には、日本単独ではなく、違った思想を持つ隣国や世界との相互関係を考慮していかなければならない困難について考えさせられた。本書のようなじっくりした議論が、一部インテリ層にとどまらず、幅広い層の目に触れることを期待します。学校教材や、海外の方が現代日本を学ぶのに使っても良いかもしれません。
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2024年4月にナイスが最も多かったつぶやき

O. M.

2023年の読書メーター 読んだ本の数:13冊 読んだページ数:4787ページ ナイス数:153ナイス ★去年に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/306367/summary/yearly

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2024年4月の感想・レビュー一覧
12

O. M.
ゲーム理論の入門書で、じっくり学びたい方向けの最初の一冊としてかなりお勧め。例題、参考文献リストもあり。私も、継続して深く勉強してみたくなりました。ただ個人的には、ゲーム理論の精度がモデル化というアートにかなり負いそうであること、また現実を事後に説明する学問であり環境変化や不確実性の高い状況で実際の経営や政策にどう活かすか、課題も多いと感じました。当然に、そういった研究は進んでいるとは思いますが。
O. M.
チェーホフが好きなので、本短編集も大満足でした。短い作品は10ページそこそこで、しかし人間の本質や人生の機微といったものを描き切る表現力が相変わらず凄い。日本人の私には、馴染のない人名や、ローカルの風俗もファンタジーに感じられて好きですね。犬が主人公の「カシタンカ」はチェーホフ作品では珍しいのでは? 後半1/3位を占めるほどの訳者の解説も力作で、興味深かった。
O. M.
著者が提唱する、偉大な組織を築くための要素「弾み車」の概念について解説。あくまで一要素で狭いが、その分読みやすくなっている。その他の要素については、付録に全体像があるが、あくまで概観なので、関心のある方はビジョナリー・カンパニー・シリーズ全書を読んだほうが良い。本書の結論としては、自組織の弾み車を「正しく理解」し「まわし続ける」こと。日本人は世代が代わると過去の災害や不祥事を忘れがちなので、今後大きな環境変化や外圧、人事異動があっても継続してまわし続けられる組織・仕組みの構築が課題か。
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O. M.
現代の日本社会の歪みについての鼎談。三者ならではの視点、分析はとても興味深かったし、個性も出ていた。個人的には、日本単独ではなく、違った思想を持つ隣国や世界との相互関係を考慮していかなければならない困難について考えさせられた。本書のようなじっくりした議論が、一部インテリ層にとどまらず、幅広い層の目に触れることを期待します。学校教材や、海外の方が現代日本を学ぶのに使っても良いかもしれません。
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O. M.
再読。最近また日本人の伝統的な思考法に悩むことがあり、本書はひとつの腹落ちする解を与えてくれた。今のメディアでも本書と同内容の議論がしばしば見られますが、過去にここまでの分析がすでにあるというのは、資産ですね。本書が書かれた当時から、日本社会の一般的な思考法、問題点がそれほど変わっていないこともあらためて認識しました。とはいえ、個人的には昨今のネット社会、グローバル化、格差の伸展が社会に与える影響は小さくないでしょうし、今後の日本の思想の変化を注視していきたいものです。
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O. M.
他のビジョナリー・カンパニー1~4と若干読み口が違って、広範な提言、簡明な解説、分析過程より結論優先、熱量強めといったノウハウ本的な印象を受けました。好き嫌いがあるでしょう。1~4の総括として読め、私としては良い復習になりました。引用「偉大な企業をつくるのはたったひとつの要素ではない、戦略だけ、リーダーシップ・スタイルだけ、ビジョンだけ、イノベーションだけ、戦術的卓越性だけでは偉大な企業にはなれない。そのすべてを何年にもわたって継続することが必要だ。」
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O. M.
日本企業はなぜプランBを活用できないか? 使いこなすにはどのような方策があるか?という問題意識から、いくつかの解決策(悪魔の代弁者の導入、オープンイノベーションの推進、既存の枠にとらわれない発想のススメ、コミュニケーションの工夫)が提案されます。ややありきたりで、プランB固有の対策でも無いように思いました。全般的に、既に広く流布している有名企業の成功・失敗事例(東芝の経営ミスや、3Mのイノベーションのような)やビジネス書の引用で構成されており、そのあっさりした解説スタイルが個人的に頭に入りづらかったです。
O. M.
著者がフィリピンパブ譲と知り合って結婚するまでの実体験ルポ。一番の感想は、この著者の無鉄砲で楽観的な行動力凄っ!です。最後にハッピーエンドで終わって良かったです。本書ではそれ以外にも、フィリピンパブや在日フィリピン人の生活に関する具体的な相場感も分かって、勉強になると思います。
O. M.
オルテガの主張の概要がよくわかりました。途中から、エドマンド・バークからの保守思想の歴史解説になりますが、こちらもリベラルとの関係性など、わかりやすくまとまっていると思います。個人的には、ここまでネット社会が進んでしまった現代日本でバーク/オルテガの発想は手緩いような気もします。しかし、同時代を生きるものとして、著者の問題意識や良識的な提言には共感できます。
O. M.
解説は具体的かつ丁寧だが、平凡な割に物量があり読むのに時間がかかる。類書でより良いものがあると思われます。
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O. M.
経営戦略策定に使えそうな、シナリオを使ったプランニングのノウハウ紹介。複数のシナリオを想定し、それぞれに対して戦略を検討するという基本と、具体的な検討手法が紹介される。しかし、いざ実践となると結構難しそう。おそらく幅広いステークホルダーとの極めて高い対人コミュニケーション能力が前提となる。しかも、プロのプランナー/ファシリテーターであっても、こういった本格的なシナリオプランニングの機会は、なかなかないとのこと。著者は否定的だったが、是非、AIによる支援ソフトの登場を期待したい。
O. M.
不確実な時代に躍進できる企業とそうでない企業の違いについての研究。著者のこのシリーズは毎回参考になる。個人的に面白かったのは、例えば、飛躍できる企業は比較対象企業よりも小さなリスクしか取らず(慎重)、行動は早ければ早いほどいいというわけではないというところ。しかし結局、高いリスク感度、正確な現状分析能力をいかに保つかという経営者の質の問題に行き着くのではという疑問も。また、企業の成功は運が全てではなく、運を利益に結びつける能力(運の利益率)が重要という視点は、前向きで良いですね。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2013/01/14(4129日経過)
記録初日
2013/01/19(4124日経過)
読んだ本
853冊(1日平均0.21冊)
読んだページ
227279ページ(1日平均55ページ)
感想・レビュー
853件(投稿率100.0%)
本棚
18棚
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