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2024年3月の読書メーターまとめ

紀梨香
読んだ本
22
読んだページ
5438ページ
感想・レビュー
22
ナイス
334ナイス

2024年3月に読んだ本
22

2024年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

紀梨香
ネタバレ遺った人たちの年月を丁寧に辿ることでじわじわとこみあげてくる感情にゆさぶられる作品でした。『汝、星のごとく』の突き刺さるような感動とは違うけれど、こちらも素晴らしい作品でした。
が「ナイス!」と言っています。

2024年3月の感想・レビュー一覧
22

紀梨香
ネタバレ趣味のダイビングが高じて退職後に遺跡の発掘調査に乗り出した一正は、水中考古学の専門家藤木・文化人類学者の人見と共にインドネシアの島へと向かう。遺跡発掘の現実、宗教と差別、古代アジアの歴史、災害など重いテーマがこれでもかと詰め込まれているのにするすると読んでしまう流石の筆の運びでした。三人の妻に去られても能天気でポジティブな一正に今までにない篠田先生の優しさを感じました。
が「ナイス!」と言っています。
紀梨香
2月に神保町を訪ねた時、檜画廊で「丸木位里・丸木俊展」を拝見することができました。その時置いてあったこの本をじっくり読みたいと思い手に取りました。わら半紙のような紙を綴じた小さな絵本。この薄い本の中に戦争の惨さがくっきりと刻まれていました。戦争を商売だと考えている人たちに読ませたい。
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紀梨香
ネタバレヒッチコックにコロンボと好みのテーマに頁をめくる手がとまらなくなりました。楓と我妻と四季。三人の不器用な愛情がとても良かったです。タイトルもせつなくて…。名探偵と楓の時間が少しでも長く続きますように。
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紀梨香
ネタバレ500年の眠りから覚めた呪いの人形お梅。リモコン操作を覚えてEテレで歴史を学んだりと何とか現代に順応したけれど、現代人の体格としぶとさに肝心の呪いの力が働かない。それでも呪うことをあきらめないポジティブなお梅に呪われた人々はなぜか幸せに。終始クスリとしながら読み終えました。「ちゃっきゐ」と「とゐすとをりゐ」にツッコミを入れるシーンは特に笑ってしまいました。
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紀梨香
そういえばたまご巾着って作ったことがなかった。切り干し30g+卵3コの台湾風卵焼き・にらはんぺん卵炒め・ミニトマトと高野豆腐の卵とじも作りたいメニュー。
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紀梨香
ネタバレさりげなく家族からタイトルを隠しつつ一気に読了。ドラマも原作も惹きこまれた桐野夏生先生の『OUT』が出てきた時点でもしかして…と震撼しました。それよりは穏当な方向へ進んだけれど、DV・能力があるのに職場で認められない・浮気・男女差別が内包された家族関係・裏切りなど辛いことが次々と。理想ばかりに目を向けず隣にいる人と向き合うことが大切なのだと思いました。
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紀梨香
うろ覚えにも答えを導き、クセ強客もファンに変える書店員さんの対応の素晴らしさに頭が下がります。報われてほしいです。
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紀梨香
ネタバレガス炊きのご飯とこってり・あっさり二種類のお味噌汁どちらかにお取り寄せのご飯のおともを選べるめしのせ食堂。一人暮らしだったらきっとこんな食堂に通いたくなるはず。胃もたれしない食事と寄り添う気持ちをお裾分けしてもらったような温かな気持ちになる小説でした。ご飯のおともガイドも楽しい。山口先生登場のコーチャンフォーのイベントで梅あぶらと吞んべえ漬けを購入したのも良い思い出です。どちらも美味でした。
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紀梨香
ネタバレ教育虐待を受けている染野くん。ヤングケアラーの星さん。二人が出会ってお互いに自己分析できるようになり、それぞれの親にとって最も手痛い復讐を始める。ネグレクトはしていないと胸を張って言えるけれど、完璧に子どもの自立性を重んじて教育したかと問われればそんなことは無いので、染野くんの状況にはより胸が痛くなる思いでした。東大卒の辻堂先生だからこそ書けるスカッとする結末でした。
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紀梨香
ネタバレ少しずつシンフルにフォーチュンの味方が増えてきて、やがて来るアーマドとの対決に備えているのかな。マフィアからの贈り物のエアボートも今回は壊さず温存できているし。カーターとの関係は足踏みだけど、次回は目下の敵町長シーリアとの対決が楽しみ。
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紀梨香
やる気1%の時にはまずこの本の厚さと重さに気おされてしまうかも…。まるみキッチンさんのやる気が素晴らしい。家にある材料で何か一品作りたい時辞書的に使うレシピ本として良さそうです。
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紀梨香
ネタバレ絵柄も物語もこれはきっと『ちいさいおうち』へのオマージュですね。ちいさいおうちは周りが自分の望む環境でなくなってしまって、かつて住んでいた人の子孫が望む場所へ連れて行ってくれるまでじっと耐え続けた物語でした。こちらは動けるはずがないと思われていたものたちが自分で歩いて望む場所へと旅する物語です。角野先生はきっと子どもたちに自分の足で歩いて望む場所へたどりついてほしい願っているのでしょう。その場所は皆が同じわけではなく、去っていくものがいてもよい。ただ友だちの幸せを願えばよいのだと思いました。
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紀梨香
ネタバレナチスに抵抗した少年少女のグループ「エーデルワイス海賊団」。そんな人々がいたことを初めて知りました。彼ら一人一人の存在だけではなく周りの人々もくっきりと描き出す手腕に感嘆しました。歌わない人たちの側に属さないために心に留めておきたい物語です。佐藤亜紀先生の『スウィングしなけりゃ意味がない』をまた読みたくなりました。
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紀梨香
2010年の『家族の勝手でしょ』に衝撃を受けてから14年。個食化がより顕著となり、何を食べているのかを他の家族に聞くことすら困難という家庭も多いというところまで進んでいる。幼児の自主性をたてにきちんとした食事を与えないことには驚くけれど、その時間的・精神的・経済的余裕がない生活をさせているのは今の日本社会だと思う。できるだけ家族が揃って同じものを食べることが良好な家族の関係に直結しているという当たり前に思える結論が、データの集積から導かれているのも興味深かった。
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紀梨香
私自身は砂鉄さんより一回りよりも上の年齢ですが、砂鉄さんのなんかいやな感じには共通するものを感じました。これからも世の中のざらっとする感じをラジオや文章でどんどん言語化してほしい。
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紀梨香
ネタバレ戦後から活躍していた料理研究家大河弘子。曾孫の翔吾と祖母の代から弘子のレシピで育ってきた理央は弘子の足跡を辿ることとなる。家庭料理の変遷や家族の在り方と大河弘子のドラマが絡む読み応えのある物語でした。
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紀梨香
ネタバレ初めて家裁の調査官という仕事があることを知り、その大変さを知りました。苦い家庭の事情が次々と語られる中、かのんの家庭がうまくいっていることが清涼剤となっていました。シリーズとは知らずこちらから読んでしまったので一作目も読まなくては。
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紀梨香
あのしれっとしたたまごにまた出会えてとてもうれしい。今度は大風呂敷を広げるいちじくが大活躍。「わたしも ああだこうだいうのはすきだからね、 もちろん さんかしたよ。」たまごはこうでなくっちゃ!またたまごのきがむいてはなしにくる日をたのしみにしておきます。
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紀梨香
ネタバレ謎を抱えて図書館にやってきた人々をプロの調査力で解き明かす秋葉図書館の司書さんたち。図書館愛に満ちたシリーズの続編が読めてとても嬉しい。身内の謎は知りたいけれどためらう気持ちもある。そこに配慮があるのもとても良かったです。また新たな謎に出会えますように。
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紀梨香
ネタバレすごろくのあがりから少しだけ振り出し近くに戻ったお話が読めるなんてうれしい驚きでした。お楽たちの商売のあれこれが細かく書かれていてとても楽しい一冊でした。前回は少なめだったお登勢さんもしっかり活躍していて満足…と思いきやそんな結末に?ご隠居すごろくのあがりまでにはもう一波乱ありそうな予感がします。
が「ナイス!」と言っています。
紀梨香
ネタバレ遺った人たちの年月を丁寧に辿ることでじわじわとこみあげてくる感情にゆさぶられる作品でした。『汝、星のごとく』の突き刺さるような感動とは違うけれど、こちらも素晴らしい作品でした。
が「ナイス!」と言っています。
紀梨香
全く料理ができない家族にこの本を薦めました。虚無とはいいつつ調味料はしっかり合わせるところがさすが料理家さんのレシピ。豚ひき肉をパックのまま押して焼いた虚無ステーキに一番惹かれました(虚無ハンバーグでは?と思ったけど)。パックのサラダとか野菜ジュースとかなにかしら野菜を足せばとりあえず自炊ライフが送れそうです。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2013/01/15(4122日経過)
記録初日
2013/01/03(4134日経過)
読んだ本
3355冊(1日平均0.81冊)
読んだページ
931171ページ(1日平均225ページ)
感想・レビュー
3204件(投稿率95.5%)
本棚
7棚
性別
自己紹介

活字があると、たとえ電車のつり広告であろうとつい読んでしまいます。

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