伊坂幸太郎史上初めての子供をメインとした「いい話」が詰まった短編集と、本人があとがきがわりの文庫化記念インタビューで語っている。いつになく「たくさんの人に読んでほしいな」とも。小中学生にぜひ読んでほしいなとわたしも思う。人生は大変。でも、こんなことを思っていればなんとかうまくやれるという伊坂幸太郎流の処世術が書かれているからね。「そうは思わないけどね」と心で確認することとか、「真面目な人」であることとか、いじめられたら、いじめてきた相手のことは絶対に忘れないとか、高潔な人生訓じゃないところがいいんだよね。

伊坂幸太郎史上初めての子供をメインとした「いい話」が詰まった短編集と、本人があとがきがわりの文庫化記念インタビューで語っている。いつになく「たくさんの人に読んでほしいな」とも。小中学生にぜひ読んでほしいなとわたしも思う。人生は大変。でも、こんなことを思っていればなんとかうまくやれるという伊坂幸太郎流の処世術が書かれているからね。「そうは思わないけどね」と心で確認することとか、「真面目な人」であることとか、いじめられたら、いじめてきた相手のことは絶対に忘れないとか、高潔な人生訓じゃないところがいいんだよね。

コロナ禍の3年間を描いたいくつかの短編とエッセイを集めた1冊。小学6年生の目から見たコロナ禍を描いた書き下ろしの短編は重松ワールド全開。個人的には嫌いじゃないんだけど、こどもの口から重松氏自身の思うことを言わせている感が強かったなぁ。でも、今から思うと、あの3年間はホント何だったんだろうね。ウイルスに打ち勝ったわけではないのに、いつしかコロナ禍前の日常が戻ってきているもんね。