学生時代に星新一に嵌り、30歳を越えた頃に宮部みゆきに嵌り、東野圭吾は3人目に大嵌りした作家さん。数年間は新作（文庫だけど）が出るたびに読み漁った。以降、ミステリー以外にも多くのジャンル、作家の作品を読み今日に至る。従って東野さんは自分にとって読書の原点の一人。マスカレードシリーズを除けば久しく読んでなかった東野作品だが、やっぱり読みやすいし、読み始めれば止まらない。過去の作品も再読しようかな。

聖母女子高等学院の理事長の娘であり、高校の文学サークルの主催者であり、美人聡明で全校生徒のあこがれである白石いつみが校内で転落死した。サークルの定例闇鍋朗読会ではサークル員全員がこの事件に関する自分の見解をみんなの前で朗読する。それぞれの見解がバラバラで見事に矛盾していたが、果たして真実は？最後のいつみ本人の朗読（代読）と後任会長の話で意外な結末が・・・。なぜ闇鍋だったかも納得した。

週刊誌の女性記者が岡山県の山にこもるツボ押しの達人へ取材。試しに入門してみると意外と筋がいい。尊厳崩し、石仏の突き、デコピン（大谷選手の犬の名ではない）、どうにもとまらない、すごいわざの数々に笑っちゃう。そして達人は旧制六高の出身。何やら聞いたようなお話だと思ったら、室積さんの別作品で読んだな。続編もあるようなので探します。

ブラック企業を退職して花屋さんでアルバイトを始めた女性が主人公。すっかり花屋さんになりきってしまったが、就活大丈夫かな。各章が花の名前で、最後にその花言葉が添えられている。同じ花でも色によって花言葉が異なることを初めて知りました。

願いごとをしながら磨けば願いが叶うという鏡。時系列に5つの短編作品が並ぶ。鏡を手に入れた人たちは皆最後には人間の欲深さが命取りになるというお話でした。

IT企業の新卒採用試験に残った６人の学生たち。たった一人の内定は６人の合議で決めることに。各人の隠された過去の暴露、駆け引きが続き、読むのに嫌気がさしてきた。が、終盤でそれぞれの事情が判明し救われた。これがなかったら最悪の読後感で終わっていただろう。

東京での会社勤めで体調を崩した女性が故郷に戻り、実家の練り物屋さんを手伝いながら、屋台のおでん屋さんを開業、おでん種にまつわる短編集。ちくわぶって関西では見かけないが、第１話に出てくるくらいにそんなに人気があるのか。この作家さんの作品にはお馴染みのアヒルバスやアカコとヒトミも登場。

シリーズ第2作。第１作目が強烈な印象だったので、今作品はいまいちな感じ。３作目が出ればとりあえず読んでみるだろうが・・・。

交渉人シリーズの原点、と言われてもシリーズを読んだのはずーっと以前だったので、主人公が遠野麻衣子だったってこと忘れてた。いや、石田が主人公だったはずだ。じゃあ、遠野って誰だっけ？いやー、記憶がどんどん薄れていく実感。でも、本書は楽しめた。

学生時代に星新一に嵌り、30歳を越えた頃に宮部みゆきに嵌り、東野圭吾は3人目に大嵌りした作家さん。数年間は新作（文庫だけど）が出るたびに読み漁った。以降、ミステリー以外にも多くのジャンル、作家の作品を読み今日に至る。従って東野さんは自分にとって読書の原点の一人。マスカレードシリーズを除けば久しく読んでなかった東野作品だが、やっぱり読みやすいし、読み始めれば止まらない。過去の作品も再読しようかな。

空き家のメンテナンス業務の父、元戦隊ヒーローで三十路の息子、妻の実家の処分に関しての悩み。いろいろあるけど、追っかけセブンが最高！こんなにもポジティブなばあさん（失礼！）たちに元気もらいました。

前作同様に楽しませてもらったが、最終ページの写真の意味が今回も理解できなかった。ま、いっか！

交通事故で視力を失った右眼で、3年前の同場所同日同時刻のシーンが見えてしまうという女性警察官。この特殊能力を捜査に利用しようとした最初の案件がとんでもない連続殺人事件。音は聞こえないにしても目の前で４人の人間が次々殺害される場面を見るなんてかなり残酷でショッキングだ。しかしその甲斐あって、犯人を探し出し追い詰め最後の対決の場面までがスピーディで読みやすかった。ただ、犯人はクソだな。