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2024年3月の読書メーターまとめ

ちょうすけ
読んだ本
12
読んだページ
4325ページ
感想・レビュー
12
ナイス
149ナイス

2024年3月に読んだ本
12

2024年3月のお気に入られ登録
1

  • ペーパーピーポー

2024年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

ちょうすけ
ネタバレオカルト雑誌の新人編集者の小沢君が行方不明となった。友人である主人公(フリーライター)は、小沢君の情報を集める為、小沢君が調査していた「近畿地方のある場所について」の情報を読者に共有していく・・・という内容。本作は実話風ルポルタージュ(モキュメンタリー)であり基本はフィクション。しかし実在する心霊スポットや事件を巧妙に取り入れている為、近畿の心霊スポットに詳しい人は結構怖いかも。生駒トンネル、滝畑ダム、犬鳴山あたりがネタかな?しかし巻末袋とじの写真が怖すぎる。夜に読んでいて、電気消して寝れなくなった。
が「ナイス!」と言っています。

2024年3月の感想・レビュー一覧
12

ちょうすけ
ネタバレ誘拐犯(実行犯)のカミムラのキャラ立ちも良いし、大野糺探偵と助手の美々香も読者に好かれそうなタイプで良い。ストーリーの進行スピードも伏線の張り方も良いけど・・・、最後の大どんでん返しの為に、気を衒いすぎのような感はある。この長編で美々香の頭の良さと大野糺の応用力の高さは十分に分かったので、次作を予定しているのなら、普通に2人の能力を生かしたストーリーが読みたい。いやはや、ラストの「実は・・・でした。」には驚いた。色々読み返しましたよ。しかし、この作者の小説は面白いなぁ~。アイデアの引き出しが多そう。
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ちょうすけ
ネタバレ・・何これ?歴史ロマン系推理小説かと思っていたら、思いっきりSF神話モノだった。途中まで、犯人当て動機当てを狙って必死にメモしていたけど、中盤、アントニオと大蜘蛛の戦闘開始に気持ちがついていけず、一旦休止。シリーズ2作目らしく、本作だけでは主人公と思われる石動のキャラが頭に入って来ず、十分に楽しめなかった感が残る。これは1作目の『美濃牛』を読むべきだろうか?でも、何となく、『美濃牛』と『ハサミ男』は一度は読んだことがある気がするんだけどな。記憶に残ってないということは作風が自分には合わなかったのかなぁ。
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ちょうすけ
オルゴール館の図面と部屋割り図を見ただけで中二病満載の内容に笑ってしまう。作中作である『神薙虚無の最後の事件』も自称観察者の御剣の趣向が顕著に表れラノベ調の文体につっこみが止まらない。主人公視点(瀬々良木)が読者の気持ちを代弁してくれているところが面白い。続編がありそうな終わり方をしたので次回作が楽しみ。
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ちょうすけ
ネタバレ検事が主役なので相手は、凶悪な被疑者と非道な弁護士かと思っていたら、なんと相手は警察組織。検事は刑事がとった調書を信じ、裁判にて被疑者の容疑を固め罪を償わせようと戦っているが、容疑者の勾留期間がたったの2日という制限もあり、刑事が強制自白させていることを不破検事は問題視しており、刑事の調書の裏どりをする。もちろん刑事連中には嫌われる。能面と揶揄されるぐらい表情が無くなった原因は、検事になって間もない若手の頃に焦りが顔にでて裁判に負けてしまった・・・とか。中山さんのキャラの中では背景に魅力がないかな・・。
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ちょうすけ
ネタバレ主人公(三咲)は女性怪談師という特殊な職業。怪談ネタの為、各地の怪異について調べていた時にカナちゃん(仮称)と出会う。カナちゃんは20歳の女性で怪異の呪いで死ぬことを望んでいる。三咲とカナは<見た人は死んでしまう>という怪異について調べることになった。友人で情報提供者の昇君(大学院生)と協力して調査を進めるうちに、奇妙な3人の関係があらわになってくる。のんびり口調の三咲が主人公なので怖いという雰囲気はなく、不思議な存在であるカナが何者なのかが気になる。最後にすべてが繋がるので面白い。
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ちょうすけ
主人公みのり(女子)は父が急死し鬱病になる。医者の勧めもあり母の田舎である山形に移住する。村立小学校は生徒数も少ないが自然豊かな田舎風景と素朴な級友達に囲まれ少しずつ笑顔と取り戻していく。そんな中、小学校で育てていた向日葵が全て手折られるという事件が起こる。数日後に神社で変質者に襲われそうになったり、近所では子猫殺しがあったり、狭い村の中で気味の悪い事件が続くが事件にまでは発展せず、みのりは中学生になり成長していく。ゆっくり進む話、キラキラした青春の中に子供たちの闇が潜む。青春ミステリ好きにはお勧め。
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ちょうすけ
ネタバレオカルト雑誌の新人編集者の小沢君が行方不明となった。友人である主人公(フリーライター)は、小沢君の情報を集める為、小沢君が調査していた「近畿地方のある場所について」の情報を読者に共有していく・・・という内容。本作は実話風ルポルタージュ(モキュメンタリー)であり基本はフィクション。しかし実在する心霊スポットや事件を巧妙に取り入れている為、近畿の心霊スポットに詳しい人は結構怖いかも。生駒トンネル、滝畑ダム、犬鳴山あたりがネタかな?しかし巻末袋とじの写真が怖すぎる。夜に読んでいて、電気消して寝れなくなった。
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ちょうすけ
ネタバレある日16歳の少年が幼女惨殺事件を起こす。マスコミはその残虐さを毎日のように報道。未成年なので名前が伏せられるはずだが週刊誌とSNS特定班が暴走し少年の本名「大山正紀」を明かす。少年と同姓同名で同じ年頃の男性達は名前が同じというだけで風評被害を受け、スポーツ名門大学推薦の取り消しや就職面接に影響を及ぼし人生が台無しになる。7年経過し少年が院を出所。「大山正紀被害」が再発。やるせない気持ちの一人の大山が「被害者の会」を発足。集まった10人の大山正紀、実は中に裏切り者が。全員大山正紀でややこしいが展開が面白い
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ちょうすけ
4編とも変わり種の短編で面白い。2話目の『2021年度入試という題の推理小説』は、ある大学の入試のために書き起こされた推理小説の犯人当てを小論文とし、受験生の回答はもちろん一般公開されてから世間で話題になりマスコミを巻き込んで大騒動になる話で面白い。表題の『入れ子細工の夜』は、戸建て住宅の主と泥棒が金庫の前で鉢合わせした所から始まり、マトリョシカのようにひとつ開ける度に新しい展開が始まるという二転三転どころか五転六転する話。他の2編も短編ながらしっかり話が作りこまれているので良い。
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ちょうすけ
ネタバレ医療ものではなくホラーサスペンス。舞台となる高度救命救急センターの大学棟から女性が飛び降りた。女性は身元証明する物を何も持っておらず「X-13(身元不明人13人目)」とされる。その日よりセンター内でトイレに血文字や白い少女の影だどの怪現象が続発。次第にナースや医師の間で、5年前に自殺したナースの霊が関係しているのではと恐怖に包まれていく。病院怪談にありがちなホラーといえるが、裏に隠された犯罪があったりと一捻りあるストーリーなので面白い。
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ちょうすけ
表紙イラストから怪獣を退治する所がメインの小説かと思いきや、実は、怪獣が日本を襲撃しているさなかに人間同士の殺人事件が起こり、その犯人を逮捕することが本筋という変わった小説。SFや特撮が好きなので怪獣の特徴や、行政の怪獣対策の設定を読んでいるだけでも面白いのに、加えて緊急事態宣言下であえて人を殺す動機と手段に驚かされる。 エヴァとかパシフィックリムとかウルトラマンとか、その辺の映像を頭に浮かべて読んだ。世界観の設定が面白いので続編希望。
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ちょうすけ
ネタバレ人里離れた山奥に突如現れる硝子の塔。推理マニアの大金持ちが道楽で建てた塔に、推理小説ではいかにもという面々が招待され、案の定、連続殺人が起きるという話。第一の殺人犯(主人公)視点で進むが、翌日の朝に別犯人が起こした第二の殺人が起きる。主人公はどうにかして自分の犯行を別犯人に擦り付けようとする所までは在りがちな流れだが、この物語には裏があり、更にそれを超えるような展開となるところが面白い。4日間の物語だけど1日に1人殺され、殺人が重なる度に展開がガラリと変わるので続きが気になり一気読み。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2013/02/20(4086日経過)
記録初日
2012/02/20(4452日経過)
読んだ本
767冊(1日平均0.17冊)
読んだページ
251068ページ(1日平均56ページ)
感想・レビュー
695件(投稿率90.6%)
本棚
0棚
性別
自己紹介

ほとんどの本は最寄りの図書館で借りています。
一部、お気に入りの作家さんの作品は、購入して手元に置き、いつでも再読できるようにしています。

好きなジャンルはミステリとホラーです。
2010年あたりから発行された国内ものを好んで読んでいます。
最寄りの図書館が毎月ジャンルを決めてお勧め本を並べてくれるので、好みがハマったときはまとめて借ります。

時代小説、歴史物、恋愛物、海外ミステリーは苦手なので、ほとんど読んでいません。

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