ずっとずっと北にある、誰も知らない深い森に住むオオカミのお話。森のひらけたところに家があり、若い娘が住んでいました。娘は病気の父親の看病をするため毎朝井戸に水を汲みにでかけていました。オオカミは彼女が道すがら口ずさむ歌が大好きでした。しかし父親を亡くした悲しさから娘は歌うことをやめてしまいました。なんとかしてもう一度彼女の歌を聞きたいオオカミ。ある日不思議な声が聞こえてきて…ほっこり心温まるお話で好き。“A secret is lighter when you carry it together.”