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2024年4月の読書メーターまとめ

ガクガク
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感想・レビュー
18
ナイス
5040ナイス

2024年4月に読んだ本
18

2024年4月のお気に入られ登録
5

  • Totchang
  • 鉄之助
  • ツヤマユウスケ
  • だっぱら
  • ゆうき

2024年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

ガクガク
ネタバレ以前から読書メーターで話題となり、最近はテレビドラマ化されてこちらも話題となった。ドラマでは多くのろう者や中途失聴者が出演して、それも大きな話題に。ストーリーは「コーダ」である主人公が、かつて手話通訳をした事件と新たな殺人事件のつながりから、両事件の謎と真相に迫っていくミステリー。コーダとしての心の傷や葛藤が事件と共に丁寧に描かれる。ドラマで主人公を演じた草彅君はじめ主要な登場人物は皆ドラマの役者さんに脳内変換されて読んだ。かつて私も手話サークルに所属し、聴覚障がい者と関わる時期があったことを思い出した。
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2024年4月にナイスが最も多かったつぶやき

ガクガク

【午後の喫茶店にて】こんにちは。本日午後は半日休をいただきました。いつもの喫茶店でくつろぎのコーヒー&読書タイム。

【午後の喫茶店にて】こんにちは。本日午後は半日休をいただきました。いつもの喫茶店でくつろぎのコーヒー&読書タイム。
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2024年4月の感想・レビュー一覧
18

ガクガク
ネタバレザハ・ハディドがデザインした美しい新国立競技場が存在する、あり得たかもしれない「もう一つの未来」の話。その近くに囚人に理想の生活空間を提供する施設『東京都同情塔』が建てられる。主人公は設計者である女性建築家と、彼女の恋人で施設の「看守」となる美青年。確か何パーセントかAIを使って書いた小説として話題になったんだっけ。文学賞を受賞した世界初のAI小説かも?と編集者が自慢げに話していた。今でさえ貧困な高齢者に三食付きの刑務所が密かに人気なのに、こんなトンでもないプリズン・タワマンが出来たらもう大人気だろうな。
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ガクガク
ネタバレほぼ一日かけて読了。感想は明日に。
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ガクガク
ネタバレ出会いと成長、やがて訪れる別れ。この絵本は、どこにでもありそうな、猫と子どもの物語を柔らかな優しいタッチの絵で描く。そして視点は猫の目線だ。猫が家にやって来た時、まだ赤ちゃんだった少年が、猫と共に成長し、お互いに温め合ったり、なぐさめ合ったり、一緒に眠り、窓から外を眺めたり。いつの間にか自分よりはるかに大きくなった青年は、やがて家から「新しいなわばり」へと出ていく。「おれのことは忘れていいから」という猫は、少年のことを忘れないんじゃないかな。そして少年から青年になった人も、きっと心の中に猫との日々がある。
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ガクガク
ネタバレ「教室はまちがうところだ」~まさに理想の教室です。本当に学校の全ての教室が、こうだったらどんなに素晴らしいことだろう。だが現実はなかなかそうはいかない。それは先生の資質や、それ以前に学校の教育方針によるからだ。「おそれちゃいけない、笑っちゃいけない。安心して手をあげろ。安心してまちがえや」。こんなこと堂々と言える先生がいるかな。いや、是非いてほしい。絵はカラーとモノクロの所とメリハリがあるし、人物の表情も生き生きとして気持ちが前向きになる。文章もどちらかといえば、音読でリズムをつけて読むと勢いが出てよい。
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ガクガク
ネタバレ「アルプス席の母に、いいところを見せてあげたかったんです」。高校球児中心の話ではなく、その保護者である母を主人公にした、かなり毛色の違う高校野球の親子成長物語。保護者会の内情の様々なゴタゴタや監督との確執など決して楽しい話ではないが、全ては息子のためと頑張る母に対して、怪我の経験や寮生活を経てどんどん成長していく息子の姿が本当に逞しく清々しくさえある。レギュラーやベンチ入りする者だけが選手じゃない。息子は甲子園で活躍するチャンスが巡ってくるけど、もしそれがなかったとしても、十分に成り立つストーリーだった。
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ガクガク
ネタバレ消しゴムと鉛筆。対立する用途の二人が、お互いを認めず自分の世界から追い出そうとして、闘いを繰り広げる話。単純な話のようで、象徴的でもあり、なかなかに奥深い。絵も巧みに描かれていて、途中にサイレントで二人の攻防が展開するページが二回あるけど、とてもよく描けていると思う。真っ黒の中にボーゼンとする消しゴムが、やがてその闇の中から新たな発見をする。そこから、鉛筆との新たな関係性が生まれていく。本来二人は対立する関係ではなく、「一緒にいた方が楽しい」お互いに補完し合う関係。相手の世界を認め、心を開くことの大切さ。
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ガクガク
ネタバレか~な村の村長さんは、か~なりユニークな人なのかな~。お話は、にぎやか~な、やわらか~な、あったか~な、ほがらか~な感じで一日が始まるんだけど、獣医でもある村長さんは、牧場主から呼ばれて牛の往診に出かける。その牛、うんちがなか~なか出ないフンづまり。村長さんがきめこまか~な手つきでマッサージをすると・・・村長さんは全身悲惨(飛散)な結果に。さわやか~な風に吹かれながら、あったか~な風呂に入って、土産にまろやか~なミルクをもらって帰った。孫たちとにぎやか~な食事をして、しずか~な夜に、すこやか~な寝息です。
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ガクガク
ネタバレ五鈴屋江戸店で、幸たち主従の「買うての幸い、売っての幸せ」を掲げた果敢な商いの挑戦が続く。一つ成功すれば、また新たな困難が立ちはだかり、更なる創意と工夫で、またそれを乗り越えていく。ハラハラはすれど、回りの様々な人々の知恵や技を得て、前進していく様子は何とも清々しい。今回の困難は、お上への上納金問題と、妹の結への執拗な縁談に絡む「トンでもない事件」。結は、いつかやらかすんじゃないかとの予感が的中し、その続きは次巻へということだが、ようやく登場した小憎らしい惣次が、どこか陰で助けてくれるのを期待してしまう。
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ガクガク
ネタバレ『美味しい文藝』シリーズが、肉、ラーメン、ごはん、鍋、朝ごはん、甘味と続き本書。既に甘味があるのにあんこで一冊というのは、やはり「あんこ」の持つ魅力と底力。どうしても外せない話題は、つぶあんとこしあん。作家個人の生い立ちや育った環境でどちらが好きか決まるのでしょうが、この論争は面白い。リンボウ先生はお育ちがよろしいのかこしあん派。東海林さだおや宮沢章夫、荒俣宏はつぶあん派だ。かの小泉武夫先生が「濾し餡と粒餡の対立は古来以来の粒食文化と粉食文化の対決」でつまり米とパンの対決。餡は粒餡こそ本来に深く納得した。
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ガクガク
ネタバレサブタイトルに「おうちで作る和のおもてなし」とあるけど、実際に自分で作る気は皆無。とにかく眺めて「美味しくいただいた気分」になりたいだけ(笑)。道具や作り方、巻き方など寿司の基本に始まり、飾り寿司、巻き寿司、にぎり寿司、ちらし寿司という種類ごとに、大き目の美しい(いかにも美味しそうに見える)写真と共にレシピを紹介。にぎりは難しいけど、型やカップ、グラスを使ったオードブル寿司やカップ寿司はわりと簡単に出来て見栄えも良さそう。ケーキのように作ればパーティーにぴったり。カラフルな手まり寿司はまるで洋菓子のよう。
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ガクガク
ネタバレ抜かなくてもいい歯まで抜いてしまった歯抜き師、綱渡りからいとも簡単に落ちる軽業師そうべえ、そしてやぶ医者のちくあん先生。山伏の「ほらをふっかい」が、いずれもポンコツのこの三人に厳しい修行をさせようと、吉野のお山へ行くことに。だがふっかいも、山へ向かう途中で転けたり墜ちたりのドジなやつ。そこに腹を空かせたクマが現れるが・・・・・ふっかいのつづらの中には山のごちそうがいっぱい。猿の作った酒も出てきて、みんなでお花見じゃ~。オールキャスト大集合らしいけど、そのスターの一部しか知らんので、面白さがよく分からんわ。
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ガクガク
ネタバレ居酒屋とかバーとか飲食店に行けば、簡単な乾きものから凝った一皿まで、つまみは色々楽しめるが、家呑みの時は、自分で作るか調達するしかない。私は、ビールなら珍々豆、冷奴なんかが好き。日本酒だとシメサバとか鰹のタタキ。ワインにはチーズだろうか。やはり飲むお酒の種類で合うつまみも変わってくる。最近はコンビニでつまみになりそうなものを探すのが楽しい。「飲んで、つまめば、何でもおつまみ。その季節に合ったもの、自分に合ったものをつまむのが、いちばんいいんじゃないですか」(澁澤龍彦)。まさに澁澤先生のおっしゃっるとおり。
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ガクガク
ネタバレ『エンジェルフライト』『紙つなげ!』『エンド・オブ・ライフ』・・・佐々さんが世に送り出したノンフィクションは、どれも私の心を深く揺さぶる作品だった。こんな素晴らしい本を著す彼女は一体どんな人で、どんな人生を歩んできたのだろう。前半はエッセイ、後半はルポを収める本書で、読者は彼女自身の人生ドラマを知ることになる。そして今、自らの余命を見据えながら癌と闘っていることも。様々な宗教に救いを求めるも、結局は現実を見つめ続けるライターに戻ってきた佐々さん。世界と人間と自身を見つめつつ、最後は「ああ、楽しかった」と。
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ガクガク
ネタバレ哲学の本だが、非常に分かりやすく書かれた良書。そして本書の登録数がちょうど今5000(どうでもいい話だが)。「暇と退屈」が昔から哲学の重要テーマであったことを本書で知る。ハイデッガーの唱えた退屈の第二形式の重要性、実は第三形式=第一形式であること。我々は際限のない消費社会から脱して「贅沢を楽しむ浪費」(いい意味で)社会を目指すべきこと、などが頭に残る。食べること一つをとってももっと丁寧に色んなやり方で贅沢に楽しむことができるはずだ。そのためにはもっと労働時間を減らして、暇と自由になる時間を増やさなくちゃ。
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ガクガク
ネタバレ以前から読書メーターで話題となり、最近はテレビドラマ化されてこちらも話題となった。ドラマでは多くのろう者や中途失聴者が出演して、それも大きな話題に。ストーリーは「コーダ」である主人公が、かつて手話通訳をした事件と新たな殺人事件のつながりから、両事件の謎と真相に迫っていくミステリー。コーダとしての心の傷や葛藤が事件と共に丁寧に描かれる。ドラマで主人公を演じた草彅君はじめ主要な登場人物は皆ドラマの役者さんに脳内変換されて読んだ。かつて私も手話サークルに所属し、聴覚障がい者と関わる時期があったことを思い出した。
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ガクガク
ネタバレシリーズ虫のからだ「眼」。5種の代表的な虫(モンシロチョウ、ショウリョウバッタ、オオカマキリ、カブトムシ、シオカラトンボ)のからだを中心に解説する本。今回は眼。だいたい一対の複眼と複数個の単眼があるが、単眼だけしかない虫もいる。巨大な複眼は、例えばトンボは2万個以上の個眼が集まっている。空を自在に飛行する羽根もすごいが、空中で獲物を捕らえるその眼も素晴らしい能力だ。虫の眼から世界はどんな風に見えているのか、とても興味深い。宝石や虹のように輝く複眼は美しいが、死んだら黒くなって、まさに眼の色を失ってしまう。
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ガクガク
ネタバレシリーズ「虫のからだ」の1冊。虫の口は実に複雑。目的や用途によって様々な形に進化を遂げた。花の蜜しか吸わないチョウの口は便利な収納ストロー、葉を切り取ってすりつぶすバッタの口、肉食のカマキリは怖そうだけどおちょぼ口、樹液を吸うカブトムシの口はブラシのよう、トンボの口は獰猛な肉食獣の牙のようだ。クモやスズメバチの口も牙のようになっていて、もし虫たちが人間サイズだったら、とんでもなく恐ろしい。カの口は精巧な注射針のようで刺されても痛くない。食べる方の口だけじゃなく、出す方の「おしり」の解説もいろいろ興味深い。
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ガクガク
ネタバレ副題に「気持ちの救急箱」とか「感情の取扱説明書」とかあるように、自分の気持ちが上手に整理できない子ども(もちろん大人も)が読むと役に立つ絵本。心療内科の優しいクリニックのようだ。その処方箋のレシピは、気持ちの救急箱の中身。左右観音開きになった真ん中辺りのページに、36通りの具体的な行動薬(実際にやること)が書いてある。自分に効果がありそうなことを選んでみると、例えば「砂浜を歩く」「波の音を聞く」。「好きな香りをかぐ」「粘土をこねる」。「お気に入りの音楽を聴く」「動物と触れあう」。想像するだけでも癒される。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2013/04/24(4026日経過)
記録初日
2013/01/01(4139日経過)
読んだ本
1768冊(1日平均0.43冊)
読んだページ
400332ページ(1日平均96ページ)
感想・レビュー
1768件(投稿率100.0%)
本棚
19棚
性別
血液型
O型
職業
事務系
現住所
熊本県
自己紹介

 小さな町で小さな読書会を開いています。
 「読書メーター」は個人の読書記録として、また選書の参考に活用しています。
 読友さんの読書を巡る興味深い様々な話題や、読書とは関係ない趣味のつぶやきも大いに楽しませてもらっています。

 私自身は、ジャンルにとらわれず興味を抱いた本には何にでも手を出す雑食派の読者です。熊本弁でいうところの「わさもん」(新しもの好き)です。とは言え、手にする本はやはり小説が中心ですが、自然科学や社会科学系の新書、絵本、コミックなども積極的に読んでいます。
 読友さんの感想やコメントなども参考にしながら、より充実した楽しい読書ライフを過ごしたいと思っています。

 読書のほか、登山(最近不安を抱えつつの単独行)と水泳(普段プールで泳いで年1回Open Water Swimmingの大会に出る)が趣味です。星空の下、一人テントの中で読む探検紀行とか、最高のひとときです。

 プロフィール画像は、2013年秋に訪問したスロベニアの首都リュブリャナで見かけた書店のディスプレイです。自宅ではこんな書棚に囲まれて、住む街にはこんな書棚のある本屋さんがあればいいなあ、という密やかな希望を込めて。

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