犯罪者と犯罪被害者の立場を描いた重いテーマにリアルな描写が拍車を掛けるが、ラストの光明は良かった

常識がひっくり返るエンタメミステリ短編集との煽りだがどの話も特に心に残らないまま最後の「死は朝、羽ばたく」を読み、これだけは良かった。で、初出みたら10年も前の作品で受賞もしてるので納得。

よくあるタイトル本で個人の主張が強すぎ エビデンスを利用して自分の正義語る奴

犯罪者と犯罪被害者の立場を描いた重いテーマにリアルな描写が拍車を掛けるが、ラストの光明は良かった

雑誌の投稿のようなスタイルでホラーの小ネタを積み上げるという形式が斬新だったし、薄気味悪さや強さもあったが、纏めきれず残念な感じ。

著者を主人公とした私小説的な短編集で、著者のものの捉え方には感心した。後半に進むにつれ面白くなっていき、ラスト２篇は笑えた。