短い小説がいくつも入っているけど、連作短編よりも薄味というか、あっさりしている。特定の主人公はいないんだけど、時々前に違う話に出てきた気がする。現実的なんたけど夢のようでもあって、結局会わなかったり無くなったりするけど静かに明るくて、心地よい本だった。

先生の奥さんとか呪い屋のお姉さんとか女性キャラクターが出てきて、背景になっている当時の世界の様子とかバットゥータ先生の行動の背景にある過去エピソードが挟み込まれるのも面白い。インド、行けるのかなぁ。早くも続きが待ち遠しい。

DMM。監督目指すようなものづくり第一線の人たちのなかにいると自分なんてと思ってしまうのはわかるけど、コスプレ好きの子の就活の自己アピール苦手感はすごくわかるけど、あなたじゅうぶんすごいですよ!って言いたい。何回か読み返し、その度に色々楽しめるマンガだと思う。

Kindle。それぞれがどうなっていくのか、続きの物語も知りたくなる終わり方。大変かもしれないけど、電話に出ていた両親や実家近辺が主人公にとって抑圧になっている感じを受けたので、トルコで良い出会いや再会がたくさんあるんじゃないかな、そうなればいいなと願わずにはおれない。

Kindle。異国情緒もありつつ、主人公個人の悩みも関連してくる。分からない部分をむりやりいい話にまとめていない感じが好もしいなと思う。

Kindle。トルコと偶然ご縁ができた専門学校生の話。トルコ人シェフの食堂が舞台なのでいきなり料理がおいしそう。

なんば走りとか、印の結び方とか忍者小ネタが豊富で楽しい。ウォーリーを探せ的な楽しみ方もできる１冊。

北陸の冬の厳しさとか、地元の人達の生活が垣間見えるような気がする絵本。どらやき40円、安くてびっくり。1980年にしても安すぎる。売り物にカニとか塩辛とか海産物が豊富なのが土地柄か。地元の市ものの絵本に日曜市が在るけど、土地柄の違いなのかあっちの季節は夏だった。市に出るのが生きがい的な描写とか、方言で書かれているところとか、自分の家で生まれた犬猫の貰い手を探している人がいるところなど、共通点もあって面白かった。

おやつ部の同期の仲間との交流、時々おばあちゃんや先輩後輩、学外のあれこれにちょびっと日常の謎。ちょっと微妙な感情のやりとり、ヘタしたらすれ違ったまんまであろうあれこれが、素直だったりちょっとこじれていたりするメンバーの取り合わせの妙で、なんやかんや嫌な感じのままにならない微妙さがよかった。できすぎてない、けどそれぞれにいいところがある高校生たちの微妙な成長ぶりが快いけど、気恥ずかしさもあり。舞台設定は今時だけど、高校生くらいの若者の友だちづきあいというのは、昔から変わらない部分もあるのだろうか。

Kindle。おもしろくてたまらんです。うつほ物語が読んでみたくなる巻。