横須賀美術館で開催されている「鈴木敏夫とジブリ展」（2024年6月18日まで）に行ってきました。アニメージュの編集長時代、宮崎さんと高畑さんとの出会いからジブリの立ち上げまで、生なしい資料が残されており、活字でも確認したくこの書籍を買いました。 　スタジオジブリは徳間書店の休眠会社甍企画（3600万円借金あり）から始まり、命名を検討した結果、イタリアの戦闘機のGHIBLIからとった話には特にびっくり。他にも驚くエピソードが満載。

戦争が終わり、カウフマンはパレスチナへ、カミルはイスラエルへいき、虐殺を繰り返す。1940年ごろ、神戸では仲の良かった二人が幾多の戦いを経て、30年後に対峙して殺し合うなんて、すさまじいラスト。生き残ったカミルも10年後に爆破事故で死亡。血と砂の味がするラスト。

峠は、弟がドイツから送った秘密文書を追って日本の特高の闇にはまり、アドルフ・カウフマンは父のたっての希望で、ドイツに行き、ヒットラーユーゲントに編入。アドルフ・可ミルの父はポーランドに同胞を助けに行ったがドイツ軍に捉えられてしまう…。

「関心領域」を見て、懐かしくなって再読。学生時代は土地勘がなくて肚落ちしなかったけど、今のほうが迫るものがあります。何が怖いかって、当時を生きてきた人が書いたものだから…。人の心の痛みがわからないAIには描けない物語。

横須賀美術館で開催されている「鈴木敏夫とジブリ展」（2024年6月18日まで）に行ってきました。アニメージュの編集長時代、宮崎さんと高畑さんとの出会いからジブリの立ち上げまで、生なしい資料が残されており、活字でも確認したくこの書籍を買いました。 　スタジオジブリは徳間書店の休眠会社甍企画（3600万円借金あり）から始まり、命名を検討した結果、イタリアの戦闘機のGHIBLIからとった話には特にびっくり。他にも驚くエピソードが満載。

東京駅から歩こうという気力が湧く本。道筋がわかりやすいのと、普段見落としがちな石碑なども載っていて参考になります。

映画「オッペンハイマー」をきっかけに読んだ本。映画を３回見ましたが、映画で考えた仮説をこの本で確認することで、映画の理解が深まりました。ノーベル物理学賞をとった朝永振一郎氏、湯川秀樹氏ともプリンストン高等学術研究所で交流があったとは。