読書メーター KADOKAWA Group

2024年4月の読書メーターまとめ

しろっこ
読んだ本
9
読んだページ
3228ページ
感想・レビュー
9
ナイス
42ナイス

2024年4月に読んだ本
9

2024年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

しろっこ
ネタバレ後半に入って物語は勢い良く進む。「救いの稲」の叫びの本当の意味。初代香君が定めた「絶対の下限」の意味。それが明らかになった後、帝国の権威を守ろうとする高官によって傷ついたオリエに変わって真の香君となって神から人へと人々の意識の緩やかな転換をめざすアイシャ。困った時誰かにすがるだけなら楽だもんなぁ。挑むこと、切り開こうとする意欲、そんなものを自分の手にしっかりとつかんで生きていくしかないのだろう。ファンタジーだけどそのメッセージは泥臭くしっかりと心に残る。読み応え十分だった。
が「ナイス!」と言っています。

2024年4月の感想・レビュー一覧
9

しろっこ
ネタバレ再読。ほんとに何度読んでもドキドキワクワクする。なりたくもない皇太子となって父親に徹底的に疎まれ、がんじがらめの日々。父に死地へ追いやられ、それでも自分の立場や周りの人達を思いやることができるチャグム。あきらめず前を向いて未来へと羽ばたく事をやめない。シリーズ中でこの巻が一番好きだな。
が「ナイス!」と言っています。
しろっこ
ネタバレ再読。何度読んでも面白い。何度かウルっとしつつ読了。アスラが人ではないものにならなくてよかった。まだ幼い彼女にはあまりに重い荷物を背負ってしまったけれどこの矛盾に満ちた世の中で人として生きていけてよかった。読み終わった後思わずハァーっと息を吐き出した。息をつめて夢中で読んでたんだな。
が「ナイス!」と言っています。
しろっこ
ネタバレ再読。アスラの母やほかのタルの民、シハナ、スファル、バルサやタンダ、それぞれの人のそれぞれの正義が交錯するけれど、やっぱり幼いアスラをひたすら守りたいと思うバルサに共感する。勧善懲悪なんてあり得ないけれど、目の前に救いを求める幼子がいて自分に守るだけの力があるなら事の善悪より何よりやっぱり助けたいと思うバルサがカッコいい。
が「ナイス!」と言っています。
しろっこ
ネタバレ再読。記録によると2016年に読んでるらしい。これだけ面白いのにまったく覚えていないのは何故だろう。不思議だ。チャグムは皇太子としてサンガル王国の新王即位の儀式に招かれる。国と国との駆け引きやその駆け引きの道具にされる人達。いろんなしがらみでがんじがらめである自分を再確認しながら、それでもチャグムはひたすらに人を救いたいと欲し、武力や神を必要としない国造りを志す。過酷な運命に翻弄され続けたチャグムだからこそ、その気持ちは千金の値があるんだろうなぁ。
が「ナイス!」と言っています。
しろっこ
ネタバレシリーズ3冊目。今回はタンダやトロガイが大活躍。トロガイにも若い頃があったのね。当然だけど。悲しみがあまりに深いとただ悲しいだけじゃ終わらなくなって、憎んだりうらやんだり妬んだりして心を苛む。そうしていろんな偶然が重なってお人よしタンダは囚われてしまうけれど、やっぱりタンダは底抜けに優しいのだなぁ。トロガイにひっぱたかれて現に帰ってくるタンダにホッとしたりおかしかったり。今回もしみじみと面白かった。
が「ナイス!」と言っています。
しろっこ
ネタバレ再読。こちらもやっぱり一気読みだった。ああ、眠い。決定的に何かが欠けてるユグロはきっと自分が間違っていたとは一瞬たりとも思わなかったんだろうなぁ。自分の栄達のために兄を欺き陥れた事もいろんな人に嘘をついて騙したことも彼にとっては全く当然の事だったのだろうなぁ。彼の魂は地の底にもいられないんではなかろうか。あてどなく誰にも思われることもなく、当然弔われることもなく未来永劫さまようのだろうか。ジグロの近しい人達が本当のことを知ってよかったなぁ。きっとまた読み返す事になるんだろうなぁ。
しろっこ
ネタバレ単行本で読了してたけど、軽装版を揃えたので再読。やっぱり面白いし、読みとばすのではなくじっくりじっくり味わいながら読みたいけれど、ついつい一気読みしちゃうなぁ。素直で賢いけれどひ弱な皇子だったチャグムがバルサに出会って逞しい少年に変わっていく。望んでもいないのにわけのわからない精霊の卵を産みつけられ、実の父に抹殺されかけ、皇子ではなくなっても必死に前を向いて生き抜こうとするチャグムに胸が熱くなる。バルサもタンダもトロガイも皆がそれぞれの立場でチャグムを想う。何度でも読み返す本だろうなぁ。
しろっこ
久しぶりの上橋さん。香君を読んだので守り人シリーズでまだ読んでなかった短編集を読んでみた。バルサとタンダの幼い頃のお話。幼いと言ってもほんわかした話じゃないけれど、タンダの優しさ素直さになごんだ。もっと幼い頃に故国を追われ逃亡の旅に出ざるを得なかったバルサの日常は厳しい。ジグロが大きな背中で守ってくれてるけれどやっぱり過酷。ジグロとの別れの予感に震えるバルサを愛おしく感じだなぁ。
しろっこ
ネタバレ後半に入って物語は勢い良く進む。「救いの稲」の叫びの本当の意味。初代香君が定めた「絶対の下限」の意味。それが明らかになった後、帝国の権威を守ろうとする高官によって傷ついたオリエに変わって真の香君となって神から人へと人々の意識の緩やかな転換をめざすアイシャ。困った時誰かにすがるだけなら楽だもんなぁ。挑むこと、切り開こうとする意欲、そんなものを自分の手にしっかりとつかんで生きていくしかないのだろう。ファンタジーだけどそのメッセージは泥臭くしっかりと心に残る。読み応え十分だった。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2013/06/04(3985日経過)
記録初日
2013/06/03(3986日経過)
読んだ本
1125冊(1日平均0.28冊)
読んだページ
374784ページ(1日平均94ページ)
感想・レビュー
1112件(投稿率98.8%)
本棚
207棚
性別
読書メーターの
読書管理アプリ
日々の読書量を簡単に記録・管理できるアプリ版読書メーターです。
新たな本との出会いや読書仲間とのつながりが、読書をもっと楽しくします。
App StoreからダウンロードGogle Playで手に入れよう