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2024年4月の読書メーターまとめ

ヘビメタおやじ
読んだ本
10
読んだページ
3021ページ
感想・レビュー
10
ナイス
305ナイス

2024年4月に読んだ本
10

2024年4月のお気に入られ登録
1

  • Mia

2024年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

ヘビメタおやじ
重い話に、辛さが先行して楽しめませんでした。特に、出てくる大人の酷さに嫌気がさしてきました。運命に翻弄されても、結局はお互いに心のどこかで存在を思っている恋人同士の15年が、お互いの視点から交互に描かれます。「流浪の月」よりは共感できました。純愛ドラマとして、その美しさを味わうべきなのでしょうが、その運命の過酷さばかりが重くのしかかってきて愛情の純粋さ・美しさに心が震えはしませんでした。ひねりが利いた物語が好きなくせに、ありきたりなハッピーエンドを望んでいる自分を再発見しました。
が「ナイス!」と言っています。

2024年4月の感想・レビュー一覧
10

ヘビメタおやじ
新しい部員も加わり、話に幅が出てきて楽しいです。教員や家族など、登場人物もバラエティーに富んで、「あー、そういえば、この人そうだった。」という楽しみもあります。ただの意外な結末を寄せ集めた作品集ではなく、それぞれの人物が深められていくのもよくできていると思います。意外な結末も捻りが利いているものが多くて、ちらっと人生を考えさせられたりします。
が「ナイス!」と言っています。
ヘビメタおやじ
相変わらずうれしい世界に連れていってくれます。性能の悪い私の脳はすぐ忘れてしまうのですが、読んでいる間は幸せでした。また二人に会えたという、旧知の隣人に会えたような嬉しさです。描かれている怪異も、バライティ豊かで楽しいです。最近は、二人も楽しいのですが、道満のエピソードがとても楽しいです。虫めずる姫、露子の登場も、わくわくしました。次に二人に会えるのはいつでしょうか。
が「ナイス!」と言っています。
ヘビメタおやじ
本屋大賞、納得できる作品でした。しかし、私にはうれしいといえる読書体験にはなりませんでした。虐待の描写では何度も涙をこらえるのに苦労しました。取材の上だとしたらこんな目に遭った子供がいる事実に目が眩みます。人間の最大の悪意の放射を、文章で浴び続けるのがつらかったです。弱者が52ヘルツの鳴き声によって、呼び寄せ合うというのは素敵な発想です。最後は、助ける側に回るというのはカタルシスもありました。ただし、アンさんの結末は、そこまで酷いことにする必要があるのかと、リアリティーが弱まり、少し白けてしまいました。
が「ナイス!」と言っています。
ヘビメタおやじ
ストーリーと結末は、それほど「あっ」というものではありません。しかし、「悩み部」のメンバーのキャラクターと個性がはっきりしてきて、それぞれの内面も多少窺えるようになってきたので、別の面白さが出てきました。新しいメンバーも加わりました。強い個性の中に新メンバーを入れるのは難しいと思いますが、かなり個性的なキャラクターになっているので、この後が楽しみになりました。中学生には気軽に楽しく読めるでしょう。
が「ナイス!」と言っています。
ヘビメタおやじ
重い話に、辛さが先行して楽しめませんでした。特に、出てくる大人の酷さに嫌気がさしてきました。運命に翻弄されても、結局はお互いに心のどこかで存在を思っている恋人同士の15年が、お互いの視点から交互に描かれます。「流浪の月」よりは共感できました。純愛ドラマとして、その美しさを味わうべきなのでしょうが、その運命の過酷さばかりが重くのしかかってきて愛情の純粋さ・美しさに心が震えはしませんでした。ひねりが利いた物語が好きなくせに、ありきたりなハッピーエンドを望んでいる自分を再発見しました。
が「ナイス!」と言っています。
ヘビメタおやじ
「スターダストクルセイダース」での、ディオの日記という形の作品です。100年前のジョナサンとの関係を回想する部分もあります。あまり語られることのないディオの思いが読めて楽しいです。ちょっと、母ヘの思いがくどい気もしましたが、悪を自覚しながら、単なる世俗的な欲望を充足するだけでない、ディオの美学あるヴィランとしての魅力が伝わってきます。やはり、面白い物語には魅力的な敵役が不可欠だということを証明してくれます。主人公4代にわたる同一の敵なんて、まずいないですものね。
が「ナイス!」と言っています。
ヘビメタおやじ
作者の構築力に感心しました。想像力の上をいく奇妙な間取りとそれに関わる事件を11も取り上げ、それをパッチワークのように一本の糸で縫い合わせていく手腕は大したものです。読後感はジグソーパズルの完成に近いものがありました。ルポルタージュのような書き方は、事実が明確に伝えられ、さっと読めます。描き出されたストーリーは、とてもグロテスクなのですが、プロットのような描き方のため、ドラマとしての味わいは弱いです。まあ、人間の業を読み味わう作品ではないので、ドラマは道具の一部ということでいいと思います。
が「ナイス!」と言っています。
ヘビメタおやじ
蝶への偏愛からスタートする手記で予想を上回る不気味さでした。乱歩をそれほど読み込んではいないのですが、そこら辺を狙ったのかと思いました。蝶が紫外色を見えたり、人間にも4原色視覚を持つ人がいるという、新たな知見も得られました。文章が読みやすいので、抵抗は少なかったです。しかし、第二の手記で様相がかなり変わり、最後は思わぬ真実が現れます。まんまと誘導され、かけらも考えない結末でした。ただし、結末部分のボリュームが少ないので、ちょっと肩透かしにも感じました。もっと、最後の悪魔的な企みを詳しく知りたっかです。
が「ナイス!」と言っています。
ヘビメタおやじ
続も変わらず面白かったです。現象そのものも面白いのですが、それに名前がついていることが楽しかったです。研究対象にするには名前がないとできないですからね。学術関係でないところから付いている名前は楽しいです。コンコルド・イケア・ロッチ・ラストエリクサー、特に楽しかったです。
が「ナイス!」と言っています。
ヘビメタおやじ
続編を焦りすぎたのではないでしょうか。文章は変わらず柔らかい感じでいいと思います。しかし、どの事件にもその解決にも、無理矢理なものを感じてしまいました。もっと練って欲しかったです。認知症の祖父の万能感が強すぎて、謎解きのわくわくが感じられません。警察内警察、ストーカー、と事件が大きすぎて作品世界と釣り合いません。おばあちゃんのエピソードだけは作品の世界にふさわしく、メイン・テーマである認知症探偵にマッチしていてよかったと思います。ヒッチ・コックの蘊蓄とメアリー・セレステ号事件は楽しかったです。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2009/11/02(5295日経過)
記録初日
2009/11/02(5295日経過)
読んだ本
1366冊(1日平均0.26冊)
読んだページ
400209ページ(1日平均75ページ)
感想・レビュー
1201件(投稿率87.9%)
本棚
5棚
性別
年齢
63歳
血液型
A型
職業
教員
現住所
東京都
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