ピアノコンクールに出場する人達のここに至るまでの経緯、コンクールに対する思い、出場者の周りの人達の思いがリアルでおもしろかった。最後に出てきたチャンの動きがコンクールとは別にちょっと気になった。これからどう展開していくのか。下巻へGO。

マサル、亜夜、塵、明石。それぞれの関係性が素晴らしい。塵の演奏の度に成長していく亜夜。亜夜の演奏によって音楽を続ける決心をした明石。いつかこの4人が一堂に会して演奏する時が来ればよい。ラフマニノフ、バルトーク、プロコフィエフの協奏曲をよく聞いてみたい。

ピアノコンクールに出場する人達のここに至るまでの経緯、コンクールに対する思い、出場者の周りの人達の思いがリアルでおもしろかった。最後に出てきたチャンの動きがコンクールとは別にちょっと気になった。これからどう展開していくのか。下巻へGO。

超能力者どおしの騙し合い。ちょっと複雑で最後の方でかなり混乱してしまった。それでも死んだと思った市倉も日比野もちゃんと生きていたからよかった？

念願叶って警察官になり希望する部署に配属になった森口泉だが、そこでは「スペカン」と呼ばれ決して歓迎はされていない。それでもそれを受け入れ、これだけがんばってるならみんなの見る目は当然違ってくる。そして事件は危機一髪のところで解決する。しかしこの解決は人によっては決して喜ばしいものではないというところが印象的で難しいと思った。

全巻の終わりはやはり最悪のことが起こっていたようだ。そこで周りの勧めもあってオーストラリアに来ていた。勝利は本当に立ち直ることができるのか？その鍵を握ってるのはアレックスなんだろうか？

20歳前後の若者の話だが、みんな自分にないものを持ってる誰かに憧れたり嫉妬したり…もっと自分が持ってるものに自信を持てばいいのにね。それに気付かないのが若者の特権かもしれない。

今回も京都に行ってみたくなるような話だった。円生との対決で何かが決定的になったようだ。もう円生とホームズが和解することはないだろう。これからどんな緊迫した対決があるのだろうか。それも楽しみ。

今回も短編集。中でも「蝶々がはばたく」はちょっと様子が違った。35年前に蒸発した男女2人の謎を解く。2人はどうやって旅館から足跡を残さずに消えたのか？答えを聞いても、そんな偶然があるのか？としか思えないが、それしかないのかと納得せざるを得ないような話だった。

「夜の底は~」の登場人物が出てくる。中でも軍勇司が出てくる話がいい。勇司の話し方から、どうしてもマツコデラックスを連想してしまう。