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2024年4月の読書メーターまとめ

penginpapa
読んだ本
3
読んだページ
858ページ
感想・レビュー
2
ナイス
60ナイス

2024年4月に読んだ本
3

2024年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

penginpapa
著者中村進一氏は獣医病理医で、生物の遺体を病理解剖し、主として光学顕微鏡などを用いて病理生態を探求することにより死因や病因を究明することにより「物言わぬ動物の遺体に刻まれたメッセージから過去を読み解く」と言うのがその仕事だ。全体では3章構成になっており第1章(動物の死から学ぶ)では主として動物園や水族館から著者の元へ持ち込まれるペンギン、ぞう、リスザル、カンガルー、狸(?)展示動物についてその死因や病因について語られている。
penginpapa
2024/05/02 22:22

私が印象的だったのは、現在世界中で最も飼育個体数の多い(自分も子供時代から大好きな)ペンギンの死因に、嘗てのような感染症死ではなく、昨今では胃ガン死が多く見られるということだ。冷凍魚餌の大量摂取ということもその一因だそうだが、野生下では稀な長寿化も一役かっているのだというが、高齢化の進む人間社会に鑑み、「これはヒトゴトではない!」などとペンギンたちも思っていそうだ。次節、文字通り体を張って行ったアフリカゾウの病理解剖のリポートも更に興味深いのだが・・・

が「ナイス!」と言っています。

2024年4月にナイスが最も多かったつぶやき

penginpapa

今しがた訃報に接しつつしんで……

が「ナイス!」と言っています。

2024年4月の感想・レビュー一覧
2

penginpapa
我々は動物や植物たちが昔からずっと同じ場所に棲んでいると思いがちだ。あたかもそれがずっと昔神様が決めたことでもあるかのように。その在り様が如何に神理にかなった合理的で美的なものであるのかをダーウィン以前西洋知識人たちは考えてきた。そしてダーウィン以降の生き物たちの居場所についてその考え方の変遷を辿っていくことから、主として「種」とはなにかを巡って、物語が始まります。 そして、ダーウィン以降、神の計らい無しに如何にして生物たちは、同一種又は異種間における競争を通じてニッチを獲得してゆくのかと続きます
が「ナイス!」と言っています。
penginpapa
著者中村進一氏は獣医病理医で、生物の遺体を病理解剖し、主として光学顕微鏡などを用いて病理生態を探求することにより死因や病因を究明することにより「物言わぬ動物の遺体に刻まれたメッセージから過去を読み解く」と言うのがその仕事だ。全体では3章構成になっており第1章(動物の死から学ぶ)では主として動物園や水族館から著者の元へ持ち込まれるペンギン、ぞう、リスザル、カンガルー、狸(?)展示動物についてその死因や病因について語られている。
penginpapa
2024/05/02 22:22

私が印象的だったのは、現在世界中で最も飼育個体数の多い(自分も子供時代から大好きな)ペンギンの死因に、嘗てのような感染症死ではなく、昨今では胃ガン死が多く見られるということだ。冷凍魚餌の大量摂取ということもその一因だそうだが、野生下では稀な長寿化も一役かっているのだというが、高齢化の進む人間社会に鑑み、「これはヒトゴトではない!」などとペンギンたちも思っていそうだ。次節、文字通り体を張って行ったアフリカゾウの病理解剖のリポートも更に興味深いのだが・・・

が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2013/07/20(3941日経過)
記録初日
2011/10/25(4575日経過)
読んだ本
201冊(1日平均0.04冊)
読んだページ
56205ページ(1日平均12ページ)
感想・レビュー
128件(投稿率63.7%)
本棚
1棚
性別
現住所
大阪府
自己紹介

本を読み始めて以来半世紀以上が経過しました。様々な分野に興味があり、その赴くままに本を買って仕舞い、その結果、積ん読、乱読状態が今も継続中です。壁に積まれた本の山を見て我が古女房は溜息をつくばかり…「お願いだから全部捨ててちょうだい」と、口にこそ出さないのですが、そう彼女の顔に書いてあるのが私には見えるのです。女房と本、どっちを捨てたら・・・悩ましい日々を過ごしています。

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