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2024年4月の読書メーターまとめ

きゃり
読んだ本
6
読んだページ
2788ページ
感想・レビュー
6
ナイス
1438ナイス

2024年4月に読んだ本
6

2024年4月のお気に入り登録
1

  • なべ

2024年4月のお気に入られ登録
1

  • なべ

2024年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

きゃり
ネタバレくそみたいな世界で神を信じるなんてできない。ママが殺され、おじいちゃんまで…ダッチェスとロビンの受難に胸しめつけられた。特に憎まれ口をたたくダッチェスが痛々しくて。彼女が修羅となって弟を守ろうとするのは辛うじて生きていられるよすがだから。モンタナの農場が頑なな心をとかしていく。あまりにも過酷な日々だった。ダッチェスの別れの涙には号泣してしまった。姉弟はこのうえなく強固な愛から生まれてきた。それがわかっていたならこんなことには──終わりから始める人々の物語。素晴らしかった。2021年英国推理作家協会賞受賞。
が「ナイス!」と言っています。

2024年4月にナイスが最も多かったつぶやき

きゃり

帯状疱疹ワクチン。「2回目のほうが副反応強いかもしれません」強かった。夫婦ともに熱出して、打った腕が痛くて、あちこち関節まで痛くなって、口から出るのは「いてて」「あたた」ばかりの数日間だった。今はもう平気。お高いワクチン打ったから、罹りませんように。

カーミン
2024/04/12 21:51

帯状疱疹ワクチン、私も気になっているんだけど、値段がね。。。コロナワクチンも自費になるらしいし、齢取ったらお金が要ることばかりだよぉ(;_:)

きゃり
2024/04/12 22:08

カーミンちゃん、そうだよねー。医療費がかさむわ😢

が「ナイス!」と言っています。

2024年4月の感想・レビュー一覧
6

きゃり
ネタバレ取り返しのつかないミスをされたと知った時、ずっと抱いていた違和感が腑に落ちた。こういう話には賛否が両論する。とらえ方はそれぞれ違うから。私は好きだ。もう少し心情を深掘りして欲しかったが、菜々子の行動力とジヒョンの優しさ、そして何よりもうひとつの家族にいたく心打たれた。お節介な韓国人が静かに寄り添う。ずっと耐えてきた日本人がぐいぐい行く。熱いものが込み上げてきた。それは必死だからこその自制と叫び。時に心は思わぬことを口走る。それに従ってもいいじゃないか。幸せの形が初心と違ってもいい。今ゆったり笑えるのなら。
が「ナイス!」と言っています。
きゃり
ネタバレくそみたいな世界で神を信じるなんてできない。ママが殺され、おじいちゃんまで…ダッチェスとロビンの受難に胸しめつけられた。特に憎まれ口をたたくダッチェスが痛々しくて。彼女が修羅となって弟を守ろうとするのは辛うじて生きていられるよすがだから。モンタナの農場が頑なな心をとかしていく。あまりにも過酷な日々だった。ダッチェスの別れの涙には号泣してしまった。姉弟はこのうえなく強固な愛から生まれてきた。それがわかっていたならこんなことには──終わりから始める人々の物語。素晴らしかった。2021年英国推理作家協会賞受賞。
が「ナイス!」と言っています。
きゃり
ネタバレいつから壊れ始めたのかもわからないほど静かに侵食していた。両親が離婚した。兄が病んだ。そして妻が。根の短い木たちが一気に崩れ落ちるように誰がまともなのかわからなくなっていた。こういうのがいちばん怖い。長野の厳しい冬でも暖かい家。寒さに震えなくてすんだのに、別の恐怖に震えることになる。スティーブン・キングに影響を受けたという作者。確かに怖いというよりおぞましかった。最後がもう…。理想の家族を作りたかっただけなのに。人間の行動の多くは恐怖が遠因だという。それは母性をも駆逐するものなのか。こわいこわい。
が「ナイス!」と言っています。
きゃり
ネタバレ語り手の夢見る少女な感じがホラー色を強める。魔法やおまじないで日常を守ろうとするメリキャット。自分の記憶は正しいと信じるジュリアン伯父さん。大量殺人犯の汚名を着せられたコンスタンス。「村人たちは前からずっと、わたしたちをきらっている」それでも幸せだった。あの男が来るまでは──この世界は狂気というより異質な感じ。幸せの本質だけが残ったような最後にぞわっとした。日常と非日常の境なんて薄っぺらなガラス1枚。割れたってほうきで片付ければ元に戻る。そんな気持ちであの日みんなを殺したの?ねえ教えて。
が「ナイス!」と言っています。
きゃり
ネタバレ散り急ぐ桜のように次々と儚くなっていく命。地に落ちた命が土にかえる間もなく起き上がり、村を跋扈し始めた。災厄の村で人々は怒り、悲しみ、途方に暮れていた。読むにつれ心が落ちる。自分が食料として見られる恐怖。飢餓が癒やされた愉悦。原始の感情がるるとして綴られ理性が剥ぎ取られていく。屍鬼になってしまった家族に止を刺せるのか。極限まで追い詰められた末の命懸けの選択。とても正気ではいられない。生き残りをかけた全面戦争はおぞましくてもう…。小野不由美やりたい放題の逸品だった。打ちのめされた。ああ、お日様が恋しい。
が「ナイス!」と言っています。
きゃり
ネタバレのっけからおどろおどろしい。本が黒い何かに覆われていくようだった。漠とした不安が付き纏う。理屈ではなく皮膚のざわめき。村人の残酷な好奇心が生贄を探し始めた。悪いものはいつも外から来る。そして死が鎌首をもたげた。村のあちこちに鯨幕が張られ土葬が追いつかない。その上、夜中に次々と人がいなくなった。村人は語る。彼岸と交わらないために。自分だけは生きながらえると確認するかのように。この村で何が起こっているのか。なぜこんなにも人が死んだのか。あの家族のせいなのか…。敏夫と静信がぎりぎりの戦いを続ける。急いで下巻へ。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2013/08/15(3913日経過)
記録初日
2012/06/10(4344日経過)
読んだ本
1842冊(1日平均0.42冊)
読んだページ
679688ページ(1日平均156ページ)
感想・レビュー
1675件(投稿率90.9%)
本棚
34棚
性別
年齢
59歳
血液型
B型
職業
主婦
現住所
東京都
自己紹介

好きな作家は帚木蓬生、桜木紫乃、柚月裕子、岩井圭也、河﨑秋子、朝井まかて、白川道、浅田次郎、福井晴敏、船戸与一、大沢在昌、熊谷達也、道尾秀介、高村薫、太田愛、樋口明雄、柴田哲孝、柴田よしき、原尞、堂場瞬一、桜庭一樹、稲見一良、香納諒一、志水辰夫、垣根涼介、北方謙三、日明恩、東野圭吾、横山秀夫、山崎豊子、今野敏、松本清張、辻内智貴、乃南アサ、野沢尚、永井路子、平岩弓枝、杉本苑子、小池真理子、吉川英治、山本周五郎、葉室麟、マーク・グリーニー、スティーグ・ラーソン、ドン・ウィンズロウ、ダン・ブラウン、アン・クリーブス、カミュ、エラリー・クイン、ヘミングウェイあたりです。

甘々な恋愛ものより魂を切り裂くような本を読みたいです。本に打ちのめされたい。今のところ「ウズタマ」「国宝」「颶風の王」「荒野にて」「恋歌」「中原の虹」「蒼穹の昴」「空飛ぶタイヤ」「終戦のローレライ」「悲素」「孤狼の血」「Op.ローズダスト」「邂逅の森」「凍える牙」「地の底のヤマ」「リヴィエラを撃て」「愚者の毒」「一路」「天国への階段」「シェエラザード」「ワイルド・ソウル」「幻夏」「犯罪者」「流」「真犯人」「新宿鮫シリーズ」「ミレニアムシリーズ」「グレイマンシリーズ」が上位。(2022.10)
感想は記録用でもあるので、結構ネタバレしています。

時々、ねこ写真にセリフをつけたりしています。

こんな私ですがよろしくお願いいたします(⸝ᵕᴗᵕ⸝⸝)

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