🐺のラジオのコーナー「週刊漫☆画ジョニー」でひと押しされてたもの。初めてBOOK☆WALKERで購入しました。が、見開きページが多く読みづらくて、書籍で見たかったかな。長い間戦争をするふたつの国。お互いの王国同士婚姻関係を結べと神様が命令する。末の目立たず美人にはちょっと遠い姫と、出自は貧しい平民だが知恵と勇気がある若者が、ふたつの国を何とか仲良くさせようと大芝居。今の戦争もこんな風に解決出来る人がいればいいのに。戦争は為政者だけのわがままやん。 読んでいるあいだ温かい気持ちにさせてもらいました。

大河の影響か源氏物語関連本が充実してきた。宇治十帖の薫に興味があって読んでいたが、やはりと言うか煮え切らない男だった。出自がそうさせるのだろうけど、己のウジウジ悩む性格と思い切れない＆間の抜けた行動力。誰も幸せにしとらんやん！さりとて匂宮も光源氏ほど神経が図太くなれないようで。。源氏物語絵巻の解説もあって、これはいい！見方がよくわかった。

登場人物の印象が加藤実秋っぽい。偶然を演出する「偶然屋」。マッチョで高身長な男性とツインテールが可愛い女子コーセーの会社に、司法試験に落ち続け就活難民の里美が加入。 出会いの演出や交際相手の浮気を止めさせるなどの些細な依頼は、回り回ってとんでもないヤツに繋がっていた！ 小さなエピソードのひとつひとつがどこにでもありがちな事件。それがみんな意図されたものだとしたら。自分が選んでいるつもりで誰かの手が加わっていたら。こわ！