途中から流し読み。俳諧、狂歌、江戸の地理、莫大な典籍からの引用と、とにかくこちらが無教養な分野の知識が多く、到底消化できない。少なくとも、俳諧や和歌への関心が薄く、酒井抱一の画業のみへの関心だけだと読み通すのは難しいと感じた。ある程度そちらの勉強をしたら改めて挑戦しようと思う。

途中から流し読み。俳諧、狂歌、江戸の地理、莫大な典籍からの引用と、とにかくこちらが無教養な分野の知識が多く、到底消化できない。少なくとも、俳諧や和歌への関心が薄く、酒井抱一の画業のみへの関心だけだと読み通すのは難しいと感じた。ある程度そちらの勉強をしたら改めて挑戦しようと思う。

古田亮『俵屋宗達』によると「山根氏は空間処理が次第に熟達していくとの見地から制作順を推定し、≪風神雷神図屏風≫の制作は宗達の最晩年に位置付けるべきとの見解を示している。一方、山川武氏は、宗達画のもつ若さから老成へという様式変化に基づいて推定し、≪風神雷神図屛風≫の制作は養源院障壁画の制作時期と遠くない壮年期であるとみている。」とある。この本では、山根氏説を採っており「風神雷神図屏風」を最晩年の作品として置いてある。前著も併せて読むと俵屋宗達という人の画歴がより立体的になると思う。