残り半分は1976-1978年のエッセイ28篇が収められている。日記があったり最高裁長官への請願書があったりするが水俣~チッソ関連の記述も相当の部分を占める。しかしやはり日記とか一般的な内容のエッセイが興味深く読めた。まぁ一般的といっても著者の場合は普通ではないのだが。渡辺京二が「とてつもない人」と評したが石牟礼の発語一つ一つが本人卑下するものの良く推敲されていて充足されながら読めた。不知火の世界故に世界に訳されるのは至難だろうけれど自分的にはハルキでも多和田でもなく石牟礼道子こそノーベル賞作家と思う。
田舎住まい・じーさん。
ほぼ日文オンリーだったけど2019年を境に
150度ほど転回。
海外文学が面白くて日本文学に戻れない。
レビューは255文字。…なんだけど
どうしても書きたい本に出合うと
追加コメントはたまぁにあります。
図書館まで100m。なので図書館派。
好きな作家・作品たち。
作家:南木佳士、梨木香歩、藤沢周平、竹西寛子
石牟礼道子、アリステア・マクラウド、
アンソニー・ドーア、ジェスミン・ウォード
マイケル・オンダーチェ、エリザベス・ストラウト
ローベルト・ゼーターラー、など
映画:「第三の男」「七人の侍」「春にして君を想う」「アシク・ケリブ」「バグダッドカフェ」「トリコロール」「秋刀魚の味」「裸の島」「眺めのいい部屋」「ドクトルジバゴ」 / 8000
音楽:J・S・バッハ BWV34,106,198,244 他
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残り半分は1976-1978年のエッセイ28篇が収められている。日記があったり最高裁長官への請願書があったりするが水俣~チッソ関連の記述も相当の部分を占める。しかしやはり日記とか一般的な内容のエッセイが興味深く読めた。まぁ一般的といっても著者の場合は普通ではないのだが。渡辺京二が「とてつもない人」と評したが石牟礼の発語一つ一つが本人卑下するものの良く推敲されていて充足されながら読めた。不知火の世界故に世界に訳されるのは至難だろうけれど自分的にはハルキでも多和田でもなく石牟礼道子こそノーベル賞作家と思う。