村田沙耶香の小説とエッセイは好きだけれど、書評はイマイチだった。思い入れが強すぎて、何度も同じような言葉を繰りかえしたり、ネタバレを恐れてかストーリーの紹介がざっくりしすぎたり。　ご自身は小説家先生と認識されたり、呼ばれたりすると吐くらしい。そこは興味深かった。

皇室とか工藤静香とかがモデルだったんですか～最後までわからなかった～にぶぅあたし。姫野さんの作品の今までとカラーは同じですけど、これは人間関係がこんがらがって頭に入りにくかったです。バービーとケンはなぜ名前を変えたんですかね。悪口になるからかな。顔が大きいとO脚を連発して、一石を投じましたね。

芥川賞候補となるまでの北町貫多、相変わらず身勝手で短絡的でひどい奴だ。でもそれを新川氏のセリフから真摯に客観視しているとわかるやん。憎めないヤツでしたね。あと数年後の受賞までの貫多を表現できずじまいだったけれど書いてしまえばもうあとは期待できないものね。未完と言うけれどここで完結していると思います。あのサンクチュアリのように。　文庫版に葛山氏があとがきされてるとのこと。読みたい。

すべては曇天の中のお話。エッセイのようなショートのような、現実のような寓話のような。比喩なのか、文学的表現なのか、難解な作品も多く、娯楽で読めるものではなかった。あたしにはね。短いから飽きずになんとかクリア。

いろいろなお年寄りのお話でした。　東京でがんばった団塊の世代のリーダーってこんなんだなあ、と。　特に印象はなし。

村田沙耶香の小説とエッセイは好きだけれど、書評はイマイチだった。思い入れが強すぎて、何度も同じような言葉を繰りかえしたり、ネタバレを恐れてかストーリーの紹介がざっくりしすぎたり。　ご自身は小説家先生と認識されたり、呼ばれたりすると吐くらしい。そこは興味深かった。