青山美智子さん、安定のやさしさ。このやさしさとあたたかさに触れると癒されるし定期的に補充したくなる。小さな公園にあるカバの遊具のカバヒコ。身体の治したいところと同じ箇所を触るとリカバリーしちゃう。プラシーボのようなカバヒコの力だけど、カバヒコとの時間は自分と向き合う時間。痛みは経験になるし糧になる。

時々とんでもなく食いしばっていて、起きたら顎と頭がガンガンすることもある。眼精疲労からだろうなぁと思ってたら、自律神経だったの?!身体はものすごいバランスでできあがっているから、どちらが先かみたいな話になるのだろうけど、とりあえず整えられそうなところから改善していきたい。よく噛んで食べて、スマホ時間を短く。このあたりかな。

やわらかい頭を作る具体と抽象のお話。これを読んでいるとどんどん頭がやわらかくなる～ってことはないんだけど、カチカチ頭については理解した。思考の癖というのは根深いものがあって、瞬発的な思考はなかなか変わらない。でも少し見え方や考え方を変えることで、世界はぐるりと回る。カチカチ頭のヘンクツにはなりたくないから、やわらかい頭目指します。

二児同時誘拐事件。一人は帰ってきたけれど、もう一人は三年の空白期間を経て帰ってきた。どこで誰とどんな風に過ごしてきたのか。愛情は血の繋がりなど関係ない。世間からは空白で見えないものであっても、その事実は確かに存在し続ける。本の厚さなんてものともせずにどんどん読ませる筆致に感服。

食にまつわる道具が出てくる短編集。次々読んでいくと食ってどんな気分でも前向きな行為だなと改めて気づいた。鉄鍋で思い出す彼や、ホットプレートを挟んで渦巻く想い。ピザカッターで甘酸っぱい気持ちを思い出したり。子ども、元カノ、元カレ、夫…人の数だけ思いのこもったものや食がある。

10年ぶりくらいの天風先生。お久しぶりですご無沙汰してます。タイトルにあっ！となって読んでみた。自分後回し気質なわたし。人を満たすにはまずは自分が満たされていないとってあって、結構忘れがちだし難しいけどその通りだな、と。自己犠牲って全然かっこいいことじゃないんだね（チームスポーツはまた別だと思うけど）。

姉ちゃーん！恋やらデートやらばっかりしてる笑　そして弟に蘊蓄（?!）垂れてるとほんと好き。弟の順平も傾聴力スキル高い。今回も姉ちゃん語録を楽しんだ。恋のライバルは、付き合い始めの頃のわたし。こういう思考回路欲しいわ。仕事にも活かせそうな気がする笑

ようやく腑に落ちた「静かな人」。内向型と外向型。血液型や性格やタイプということではなくて、脳のなかにし流れる血液の量や経路が異なるとは驚き。そして外向型が良しとされるような社会で外向型を演じるがあまり歪みが生じていることも。ちょっとこれは思い当たる節がある。それこそ興味深すぎて集中しちゃって一気読み。内向型トリセツみたいで面白かった。

青山美智子さん、安定のやさしさ。このやさしさとあたたかさに触れると癒されるし定期的に補充したくなる。小さな公園にあるカバの遊具のカバヒコ。身体の治したいところと同じ箇所を触るとリカバリーしちゃう。プラシーボのようなカバヒコの力だけど、カバヒコとの時間は自分と向き合う時間。痛みは経験になるし糧になる。

翻訳家の2人の往復書簡。他国の文学を日本語に訳しながら物語を再度紡ぐ翻訳家たち。外国文学にあまり触れてこなかったわたしだけれど、そのことを後悔するほどだった。目をこらして世界を見ていても時に眼鏡は曇る。その曇る眼鏡を拭きながら、また前を向き進む。70年代、80年代、そして現代と海外の作者や翻訳家たちの話は大変興味深かった。ことばって本当に奥が深い。素敵なことばを読み、口にしたい。

わたしと弟の会話でもあるような、こんな高度（?!）な会話はしないよなと思うような。姉弟の日常なんだけど、やっぱり笑えるし納得もしちゃう。姉ちゃん語録をまとめて持ち歩きたい気分よ。